こんばんは、釣り吉です。
釣り吉の独断と偏見に満ちたカードレヴュー第三回目です。
今回はNo.00007「トライメテオ ギガハンド陽子」1枚だけレヴューしたいと思います。
カードの詳細に関しては公式HPのカードリストをご参照ください(こちらのカード表記に誤植が有るといけない為)。
No.00007「トライメテオ ギガハンド陽子」
評価:★★★★☆
批評:
・3コスト4000/2000はこのコスト帯では及第点のキャラであり、特筆すべきスペックではない。
・このカードの有用性の高さは3点有る。
1つ目は登場コストの中を占める固定コストの低さ(東北1枚+他コスト2で登場可能なのは、プレイス効果で出た2コストを無駄なく使用でき、他地方との組み合わせを容易にする事に役立っている)。
2つ目はLE能力で、相手のキャラ1体のDPを500下げられる事。この能力は宣言のみでコストを要求しない為、毎ターン睨みを利かせられるので、相手としては迂闊な行動が出来ない。
3つ目は非常に強力なPL能力で、コストさえ払う事が出来れば相手のキャラ1体を問答無用に破棄させる。PL能力である為、現状見てからの対処が出来ない。
・このキャラのPL能力の為、東北絡みのデッキ戦ではより運の要素の強い対戦になりがちになる。
無論、カードゲームである以上運の要素は必要だが、このカードの効果は戦況を逆転してしまう程であり、劣勢を優勢へと容易に変える。
考え抜いて戦場を構築し、いざ攻めようとしてもこのキャラ1枚で戦況がひっくり返ってしまうのだ。
そういう経験をしたユーザーは少なくないと思う。正直、2枚も捲れようものなら戦意を喪失してもおかしく無い程に理不尽である。
しかし、こう書くと強すぎるが故に悪い様に思われるかもしれないが、このカードが存在する事により良い事もある。
それは、大型キャラによる環境支配がし難いと言う事だ。
問答無用で破棄される故に、大型キャラを配置して場を硬直させると言う事がしずらくなるのはゲームとしてカジュアル性を保ち、一極化を防ぐ手立てとしては悪くない選択肢なのである。
・余談であるが、多くのゲームが台頭するTCG業界では、除去の少ないゲームは主に「サイズゲー」と揶揄される。
これは一度場(戦場)に展開されてしまった大型ユニット(キャラ)を直接除去出来ない為、更に巨大なユニットの展開によって対抗せざるを得ないゲームの性質を皮肉ったものである(クレセイド系やプレメモがこれに当たる)。
これとは対照的に除去の飛び交うゲームの事を「除去ゲー」と言い、場に展開されたユニットの寿命が非常に短いが為にユニット1枚で戦況が固定しずらく、必然的にゲームの内容が流動的になる(遊戯王やMTGがこれに当たる)。
更に、上記の2種に含まれない更なる高みに達した運で全てが決定される「運ゲー」の3種がある(ヴァイスシュヴァルツやヴァンガードがこれに当たる)。
では、今のプレメモは果たしてどこに当たるのであろうか。
個人的な見解であるが、プレメモは非常に微妙なバランスで出来上がっていると思う。
「ギガハンド陽子」のみを見ると運の要素は高いが、それだけで毎回勝てる訳ではない。
あくまで運の要素が"高くなった"だけなのだ。
では、「サイズゲー」なのか?確かに、スカイグラスパーやHIRONO等の大型キャラで押される事は有っても打開策が無いわけではない(このゲームは勝利条件がキャラの生存ではなく、プレイスの死守にある)。
「除去ゲー」なのか?いや、言う程除去の性能は良くなく、「灼熱の宴」はイベント故の弱点をもっているし、「ギガハンド陽子」や「松阪のえる」のPL効果は運の要素が高い。
最後に「運ゲー」なのかと言われたらはっきり違うと言えるでしょう(カードゲーム特有の運要素はあっても、毎回運要素のみで勝敗は決しない)。
それは実際にゲームをやっているユーザーなら殆どの方が実感していると思う。
今後新しいカードが出る事で様々な方向に推移して行くと思うが、少なくとも現環境では地方毎の優劣は有れど、様々なカードが活躍出来る面白いゲームである事を色々な人に知って欲しいと思う。
今日は非常に長くなってしまったのでこれ1枚となってしまいました(´・ω・`)ゴメンネ
それでは皆さん又次回お会いしましょう!
登録タグ: ヒロプレ
テーマ:日記の様なモノ | 投稿日時:2014/02/10 22:13 | |
TCGカテゴリ: ヒーローズプレイスメント | ||
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