生八ッ橋さんのブログ

会場を柏に移してから二回目の開催となった今大会には7名の方にご参加いただきました。4名もの方が私主催の大会に初めて参加してくださり、新鮮な気持ちで対戦できた一日でした。

まずはデッキ分布から（括弧内リンクはデッキレシピ）

1位　壱符幽々子+墨染の桜（https://doc.co/wD2Hdt）
2位　メタコントロール（https://doc.co/HAJR5o）
3位　桜花結界無限ライフ（https://doc.co/ght6ad）
4位　リーダーこいしコントロール（https://doc.co/ryWe2Y）
5位　壱符幽々子+墨染の桜（https://doc.co/snpgzh）
6位　ゴリラ（妹紅リアニ）（https://doc.co/EHN17u）
7位　菫子コントロール（https://doc.co/buTEKJ）

20弾発売から一週間後ということもあってか、多くの参加者が新カードを駆使したデッキを使用していました。20弾発売以降蓮メリばかりに注目が集まっている印象がありますが、他のカードの研究も順調に進んでいるようです。

個人的に注目したのは、1位と5位の方が使用していた壱符幽々子+墨染の桜デッキです。壱符幽々子の能力で自分の冥界を空にした状態でNo.1974桜符「完全なる墨染の桜-亡我-」を通せばほぼ勝ったも同然です。決定打となるカードを手に入れたゆゆコンが現代visionに適応した形で戻ってきたといえるでしょう。

そして蓮メリに負けず劣らず各所で話題になっているNo.1464「大火の改新」+No.1988雲の上の桜花結界+No.1888青の宴による無限ライフも3位に入賞しています。咲夜のエラッタで半年前に潰されたばかりにも関わらずまた無限ライフを生み出してしまった以上、元凶である青の宴に対しては早急に何かしらのエラッタをかけてほしいところですね。



人気カード、個人的に気になったカード
問題のNo.1980月の妖鳥、化猫の幻+No.1911宇佐見蓮子+No.1912マエリベリー・ハーン+No.678小悪魔+No.1340鈴奈庵の蓮メリセットは3名の参加者が使用していました。No.1852包符「昭和の雨」のように構築を歪めることがなく、どんなデッキにもそのまま突っ込めるお手軽アドバンテージ源と言われているだけあって人気は高いようです。

しかし、2位、3位のデッキにはこのギミックが採用されていません。3位のデッキは昭和の雨セットをフル投入していますが、2位のデッキはそれすらも採用せず、メインにNo.785レイセン3枚、サイドにNo.426豊符「オヲトシハーベスター」3枚と全力で蓮メリセットをメタっています。

2位のデッキは蓮メリセットを投入したところで単なる鈴奈庵3枚ドローのパーツとしてしか機能しません。メタコントロールにおける貴重なメタカードの枠を10枚近く削ってまで採用したいかと言われると微妙なところです。サイドボードからのキーパーツのサーチや除外回収を活かせないデッキならば、無理して蓮メリセットを採用する必要は無いのではないでしょうか。

とにかく現段階ではまだメタゲームが機能しています。いつになるか分からないエラッタを待つよりも最強の蓮メリ入りデッキを模索するか蓮メリを全力でメタるかするのが得策だと個人的に思います。

No.1990ジェノサイドは意外にも使用者がいなかったので割愛で（）


今大会では、No.553春乞いの儀式を4人が計7枚採用していました。蓮メリをはじめとしてNo.785レイセン、No.1131霧雨魔理沙、No.1607小兎姫など現環境で人気が高いメタカードに刺さるため腐りにくく、さらに実質0:1交換が可能なため環境デッキを握るのであればぜひ採用しておきたい一枚です。

また4位の方が採用していたNo.1254ルーミアは環境に合致したカードだと個人的に感じました。No.759十王の激怒、No.1208罪人の金鉱床、No.1565紫色を超える光といったノード不要の防御札が必須となっている現環境でCIP除去によってアドバンテージを取りながら手軽にピーピングができるのは地味ながらも強力です。

20弾の新カードでは、No.1981完全犯罪やNo,1998白銀の春はなかなか良いメタカードだと思います。採用はそれぞれ1名3枚、1名2枚とさほど人気は高くないものの、どちらも地味ながら便利なカードです。

No.1981完全犯罪は1N1Cの除去ながら抵抗付きな上、No.736緑眼のジェラシーのようなアド損が無いので、キャラが並ぶデッキならば十分に採用圏内です。

No,1998白銀の春はノードが無くてもNo.630五つの難題やNo.1003神霊「夢想封印　瞬」を一枚で完全に潰せるためなかなかに有用ではないでしょうか。



まとめ
ぶっ壊れお手軽アドバンテージ源である蓮メリの登場により、19弾以来のパワカ瞬殺コンボ押し付け合いゲーが加速したのは事実でしょう。平凡なアグロや除去コントロールが生き残っていくのは難しいと感じます。しかし、尖ったメタカードを大量に搭載したコントロールならまだまだ戦えます。蓮メリ環境とはいえアーキタイプの多様性は保たれているので、エラッタまでの間蓮メリを中心に回るメタを楽しむのが一番だと思います。


次回の開催予定
9月か10月にまた柏で開催したいですが、私自身のスケジュールの目処が立たないので現状では未定です。少し遠くなりますが11月上旬に今年もまた早稲田大学幻想郷研究会（http://blog.livedoor.jp/studyoftoho/）さんの学祭のスペースをお借りして大会を開催する予定ですのでそちらもよろしくお願いします。
今年はスイスドローの大会ではなく連勝数を競う勝ち抜き戦みたいなのを開催したいなと思っています。。


おまけ
大会終了後の自作キューブドラフトにて

メケーモ☆を押し付けられたひらいtん氏