お久しぶりです。コネットです。
最近、あまりブログ書いていませんでしたが、
小ネタを思いつきましたので、いろいろ書いていこうと思います。
TCGの公式大会の開催中において、
「何秒以上遅延したら遅延行為になるかを聞いたら、具体的な数字を答えてくれなかった。」
「大会参加中にヘッドジャッジにカードの効果についての質問をしたら、ヘッドジャッジが答えてくれず、別のヘッドジャッジでないジャッジに回答された」
「対戦中にハンドシャッフルをしていたらAのジャッジに注意されて、対戦後に疑問に思い、Bのジャッジに質問したらハンドシャッフル自体は注意の対象にはならないと言われた。どっちが正しいんだ?」
「ここ最近、一回戦で身内とマッチングする率が100%に近いぐらいに高い(同じタイミングで出した人と)。運営側が操作しているのか?」
があると思いますが、元運営の経験より、この内容の論評をしていこうかと思います。
1.「何秒以上遅延したら遅延行為になるかを聞いたら、具体的な数字を答えてくれなかった。」
例えば、30秒以上遅延と言ったら、29秒何もしなくても遅延扱いにはならないと解釈する事が可能なため、29秒何もせずに考えて何かしらの1プレイの繰り返しという行為が暗黙で可能になります。しかし、この行為自体が実質的に1人のプレイヤーが極端に時間を費やしている事となるため、運営側としてはやってほしくない行為になります。上記の行為を行われるのを防ぐために具体的な数値を公言しているのを運営側は避けているのです。
目安としては、制限時間の前半は30~40秒程度、後半は20~30秒程度、何もプレイに関したアクションをしなければ遅延になることだと考えたほうがいいでしょう。但し、控え室を見る・ハンドシャッフルをする・ヴァイスシュヴァルツなら何の意味も成さない舞台のキャラの枠同士の入れ替え(2つの枠のキャラをぐるぐる入れ替える等)はアクションをしたことにはならないので注意したほうがいいですね。
※追記 当然ながら、19秒間隔で何もせずに1プレイをするを繰り返し行うと意図的に遅延をしているとみなされるので注意。
2.「大会参加中にヘッドジャッジにカードの効果についての質問をしたら、ヘッドジャッジが答えてくれず、別のヘッドジャッジでないジャッジに回答された」
少なくとも開催中当日にヘッドジャッジが裁定した内容は覆らないため、その回答をするという事は当日中において確定された内容になります。それが結果として公平性を欠いた大会になってしまう場合があります。
例として、ChaosTCGにおいて、Cさん,Dさんがいてどちらもデッキ構築は同じようなもので大会に参加する事を考えており、Cさんは普通に登録、Dさんは開催日当日において参加登録する直前に、キャラが登場した時に1枚表にして攻撃力・耐久力が2アップする効果で、裏になっているキャラが誰もいない場合でも2アップさせるかできるかをヘッドジャッジに質問して、ヘッドジャッジができない(実際はできる)と回答した場合、参加者全員ができるとわかっている内容に対して、その大会ではできないとヘッドジャッジが言っているので、それはヘッドジャッジが特定の人(Dさん)に対して大会で有利になる情報を流したことになります。その結果、CさんとDさんの公平性が平等でなくなることになります。
公平性を欠く可能性があることから、基本は上告以外において担当TCGのヘッドジャッジが担当TCGの回答を避けている訳です。
3.「対戦中にハンドシャッフルをしていたらAのジャッジに注意されて、対戦後に疑問に思い、Bのジャッジに状況を説明して質問したらハンドシャッフル自体は注意の対象にはならないと言われた。どっちが正しいんだ?」
内容としては、A、Bいずれのジャッジの裁定は正しいと言えますが、Aさんは自身が実際に見ている状況からの判断、Bさんは質問された人の発した情報およびBさんの常識範囲内での判断となっており、判断材料が全く違うため、違った回答になります。
上告およびBさんがヘッドジャッジであることを除いて、一般的に優先すべきは実際に見ている状況からの判断になるため、正しいと言えるのはほとんどの割合でAさんの裁定になります。
運営していた時は注意を払っていたことですが、質問した人が大会参加中でAさんが大会進行役も兼ねていた場合、Bさんが「ハンドシャッフルは罰則の対象にならない」断定的な回答をした場合、Aさんの方が間違っていると質問した人が思い込み、Aさんを不信にさせることになってしまいます。妨害する意図の有無に関係なく、BさんはAさんの大会進行を妨害している事になってしまいます。
Aさんは質問した人が過度にハンドシャッフルをしたために警告したのに、質問した人から見たらハンドシャッフルしたので警告されたと思いこむパターンもしばしばあるものです。
ですので、Bさんは「状況にもよりますが、基本は~~~です。」と回答するのがほとんどだと思います(現にやっているジャッジでもこれに気づいていない人は意外に多い)。
4.「ここ最近、一回戦で身内とマッチングする率が100%に近いぐらいに高い(同じタイミングで出した人と)。運営側が操作しているのか?」
答えはNo。だが、シャッフルの仕方から考慮して意図せずに同じタイミングで出した人と当たる確率は100%に近いぐらいに高いと言えます。スコアシートはA4用紙であるため、ヒンズーシャッフルなんて無理ですから、基本N枚切りか簡単にスコアシートをシャッフルするだけになります。身内がN人より多くいて、同時に出したら、N枚切りしてもどうしても身内の内最低2人が連続にスコアシートに並んでいる事になります。それで簡単にシャッフルしてもそうそうばらけないですし、席順に上からマッチングしていきますので、最終的には当たるか当たらないかが1/2になるのですね。N枚切りしなかったら、簡単なシャッフルで連続で出した所の箇所がカードの束の切れ目でなければ、身内でなくても連続で出した人とあたる可能性が少なくとも1/2の確率で当たるわけです。ヴァイスシュヴァルツでリフレッシュするときにCX8枚固めたまま山札に入れて簡単にシャッシャとシャッフルしたところでCX8枚がうまくばらけられるかを考えたら一番わかることだと思います。
300人規模でしたら、確率規模で考えると当たる確率は1/299。2連続で当たる確率は約1/10万と考えると年間で2大会も3大会も連続で当たった話を見て何かあると思って調べた事から、上記の事がわかりました。
そういえば、Twitterで一部ジャッジが「当たりたくなかったら、バラバラで出すように」とツイートしているのを見ていましたが、あれは痛いなと思いました。プレイヤーがこれを言うのはいいのですが、運営の立場でこれを言うのは大問題ですからね。結局バラバラで出しても当たる確率が0ではないですから、バラバラで出して当たった場合の責任も取らないといけない上、対策をプレイヤーに投げ出しているとも取れないので、ホントに何もわかってない人だと思いました。
まあ、運営にどうこう求めるより、こういうものだと割り切って冷めた目で見守るのも1つの手段だと私は思っています。
では、今日はこの辺で。
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テーマ: | 投稿日時:2014/03/09 11:13 | |
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ ChaosTCG | ||
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キムギョク さん | [2014/03/09 12:32] |
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強い人が強い人と当たるのは当然じゃないですか? 勝つなら相手関係ないし上まで行くならそりゃ強い人とも当たる。 マッチングに文句言うのはおかしいと思います。どの道誰と当たっても勝たなきゃいけないのに身内も他も関係あります? |
コネット さん | [2014/03/09 12:51] |
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キムギョク さん あくまでも1回戦においてのマッチングで高確率で同じタイミングで出した人と当たる話ですね。2,3回戦も行ったら、強い人や身内とあたるかもしれないが、そこの話の論点は今回の記事とは関係ないので、論議については控えさせていただきます。 |
フィーバーぷらむ さん | [2014/03/09 17:49] |
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質問に答えないヘッドジャッジについて あなたが述べられた他に、ジャッジの立場も重要です ルール<カードテキスト<ジャッジ裁定<ヘッドジャッジ裁定の順に優先で、ヘッドジャッジ裁定は覆りません では、どれぐらいそれが重いのか?というと、ジャッジレベルによるわけですね 例えば、うーさーレアの「【永】このカードは公式大会および公認大会で使用する事ができない。」を覆す「うーさーレア使用可能です」という裁定をあるヘッドジャッジが出したとしましょう 非公認大会の非公認ジャッジであれば、単にその大会が能力の対象外であることを確認したに過ぎません ショップ大会のレベル0ジャッジなら、「ハウスルール」の一言で済まされます 実際に、そういう形でハウスルールを制定する公認大会もあります レベル1ジャッジが無思慮にもそれをしたら、おそらくジャッジ資格剥奪処分でしょう では、レベル4ジャッジがそれをしたら?それはもう、エラッタ発行あるいはルール改定と同じです レベル4ジャッジには、ルール改定やエラッタ発行の権限があるのですから当然です また、いずれの裁定を出すにしても、ヘッドジャッジ裁定は「誰かに出す」ではなく、会場全体にアナウンスされるべきです 更に、「回答拒否」も回答ですから、単に「総合ルール、カードテキスト、公式Q&Aに準じます」とだけいうべきでしょう ちなみに、公式Q&Aはまさにその「レベル4ジャッジ裁定」です よって、その内容はルールやカードテキストに優先し、エラッタやルール改定と同等の効力を持ちます |
コネット さん | [2014/03/10 00:01] |
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フィーバーぷらむ さん 記事の内容にある通り、公式大会とあらかじめ記述しており、確かに公認大会とあれば、コメント通りなのですが、2転も3転も話をするとこちらが何を伝えたいのか不明になってくるので、今回は公式大会という場で限定して記述しました。 一つ間違えやすい事項ですが、ブシのジャッジレベルは、あくまでどこまでの権限が与えられるか(公認・公式大会のジャッジ参加の有無、公認大会の開催権限、ルール改定やエラッタ発行の有無)、の違いだけであり、大会内におけるジャッジ裁定の重さにおいて、ジャッジレベルは関係ありません(ヘッド以外のジャッジの裁定よりもヘッドジャッジの裁定が重いだけです)。ジャッジの裁定の重さはジャッジレベルによる、というのは的外れになります。 公認大会でジャッジレベルに関係なく、公平性を欠いたり、参加者の意思を無視した特別ルールを設定して開催したなら、それはブシの評価を下げることにはなるが、内容にもよるが一発でジャッジ資格剥奪にはならないとは思います。仮にその行為がジャッジ資格剥奪に該当するならば、ジャッジ0であってもジャッジ4であってもジャッジ資格剥奪にはなると思います。大会の競技性の度合・参加者全員の同意の元で了承されているのであれば、レベル0であろうがレベル4であろうがハウスルールで済みます。レベル4ジャッジが上記の行為を行ったからといって、その大会にのみ適用されるだけあって、それにより、ルール改定するかエラッタ発行するかは別問題になります。レベル4のジャッジが~~の大会で~~の裁定を行ったからと言って、それがエラッタやルール改定になるとは限らないのです。 また、「会場全体にアナウンスするべき」も記事を書く段階でわかっていた事項ですが、上記と同様に伝えたい意図を明確にしたい事から、この部分は省略しました。この行為は、場合によって大会進行を止める場合も有りうるので、無闇に回答するのを避けている面はあるかと思います。 |