前回の日記の誓約書関連の話(※読んでいない方は先に読む事を勧めます)
http://tocage.jp/blog/9847/1373080062.html
さて、この内容の答えですが、
誓約書の内容は破っていない
になります。
誓約書の内容は大義的には「フロアルールを守ります」というニュアンスで捉えられますが、あの内容はそれだけではありません。誓約書にはフロアルールを破った場合の事項も含まれていまして、この内容が、Aさんが誓約書の内容を破ったかどうかの判断基準になってきます。
内容は
「ブシからのしかるべき措置をとることについて同意します。」
とあります。問題文にはAさんはブシからの措置をとられたことに対して何の不満もない事から誓約書の内容には従っています。よって、Aさんは誓約書の内容を破った事にはなりません(フロアルールを破った事には変わりありません)。Aさんが「ブシに措置取られて腹が立った。訴えてやる」となって初めて誓約書の内容を破った事になります。
誓約書関連の情報を集めている内に気付いた事が2点あります。
1点目。先程の内容のようにAさんが常習犯のサマ師なら、バレたら開き直って他TCGでサマ師するが定石なので、頭使って理解すれば、この誓約書はAさんには何の意味もないのです。ただの紙切れです。イカサマ抑止にもなりません。「イカサマによるスリルを味わいたい」・「勝たなければならないからイカサマするんだ」の考えの人にとってはイカサマによる措置を認知する事により、イカサマをする事のリスクを認知する事ができる事から間接的にイカサマ抑止にはなります。簡潔に言いますとイカサマ抑止にはなるが、イカサマ撲滅にはならないと言う事。
2点目。一部ジャッジでも勘違いしているので記述。念書も同様ですが、誓約書自体に何の法的効力も縛りもありません。先程のAさんが、もし、裁判沙汰になった時に証拠程度になるだけです。あくまでジャッジやブシからの啓豪を、見ましたよ、と書面で意思表示しているだけになります。誓約書を書いているからといって、ハンドシャッフル一発警告はお門違いと言う事です。「過度なハンドシャッフルが警告になる事をご存知なはずです。誓約書も提出されています。それを認知していたにも関わらず、この行為を行っていたため、警告と致します」がまかりとおるとブシがプレイヤーに対して誓約書を書かせる事自体に強要行為をさせている事になりかねないので、誓約書自体が無効になります。あくまで誓約書は双方の合意があって初めて効力を発揮します。BCF2013WS東京大会やCS,VS,MC福岡大会でハンドシャッフル一発警告が他地区に比べてなかった理由の一つとして現行のやり方が表立つ(一部ジャッジのツイートからそのような動きが見られました)と何か裁判沙汰になった時に誓約書の効力がなくなる恐れがあったのも考えられます。ブシに限らずTCGメーカーにとっては、裁判で戦うにあたり、誓約書が唯一の手札ですからね。
ただ、誓約書自体に法的縛りがなくても総合ルール・フロアルールは熟読・周知(全決なら特に)する必要はありますし、全員が楽しくイベントを過ごすためのルールですから、そういった意味では守る必要はありますね。遊びなら皆が平等で楽しめるように、仕事なら皆が円滑に仕事ができるように、が本来のルールですから。
では、今日はこの辺で。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2013/07/07 00:28 | |
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ ヴィクトリースパーク | ||
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