最近、自分の周辺でZ/Xを始めたけれど、デッキの組み方がわからないという声を聞いたりしたので。
今年1年のおさらいの意味も込めて自分流のデッキ構築術を軽くまとめてみました。
あくまでも考え方のひとつでセオリーとして絶対的なものではないし、
今後環境が進むに応じて変化する部分も出てくるかも知れませんよ、と前置きしつつ。
〇3→4→5→6コストの安定した継投を考える
ゲームスタートから最初の数ターンのうちは、ゼクス出す→攻撃→ゼクス出す→攻撃→・・・をお互いのプレイヤーが繰り返すことになりますが、
その時に「自分のゼクスが出せない」という事態に陥ると
そのまま試合が傾きかねないので、コストのカーブには気を払いましょう。
デッキ枚数50枚からスタートカード1枚を抜き、初手4枚、
先攻で初ターンのドロー無し、以降のターンは2ドロー。
ここから各ターンに合ったコスト帯のカードを1枚引けるようにする割合をざっと計算してみると、以下のようになります。
・1ターン目:3コスト:(50-1)÷4=12.25[枚]
・2ターン目:4コスト:(50-1)÷(4+2)=8.166・・[枚]
・3ターン目:5コスト:(50-1)÷(4+2+2)=6.125[枚]
・4ターン目:6コスト:(50-1)÷(4+2+2+2)=4.9[枚]
3コスト12枚はライフリカバリー×4にイグニッション付き3c5000×8で達成できるため、
あまり意識する部分はないかと思います。
(初手にIGアイコン持ちのカードを握りたいかどうかは別として)
フリーカード時代の経験から個人的に特に重視しているのが4コスト帯で、
やや厚めに(10~12枚程度)入れておくようにしています。
相手を返せないのは事故もいいところですしね。
〇相手ゼクスを倒せるパワー値を考える
さて、そうして自分のゼクスを出せたとしても、
相手のゼクスを倒せるだけのパワーを持っていなければその場凌ぎの壁にしかなりません。
各コスト帯で最もパワー値の高い、能力を持たない(バニラな)カードのパワーは以下の通りです。
・2コスト:3500
・3コスト:5000
・4コスト:6500
・5コスト:8000
・6コスト:9500
先攻時であれば、序盤で相手が出してきたゼクスに対しては、
基本的には相手の持つリソース+1リソースで対応することになります。
そのため、1コスト下のバニラに勝てるパワーを持っているかどうかが採用規準のひとつの目安となります。
(例えば、4コストであれば3コスト5000を倒せるかどうか)
逆に後攻時であれば、想定しなければならない最大パワー値とは、相手のリソース枚数コストのバニラカードの持つパワー値となります。
ではバニラカード分のパワー値を叩き出せるカードとは?
カード固有の能力を加味しなければ、それは同コスト帯のバニラ以外に他なりません。
バニラに対抗できるカードのひとつはバニラ。ここ、テストに出ますよ。
〇イベントカードを考える
イベントカードの最大の役割は「後攻0.5ターンの攻防」にあると考えています。
相手の初手ゼクスの攻撃をカウンターすることで、
擬似的に先攻と後攻(初期状態における攻守の立場)を入れ換えることができます。
そのため、後攻開幕時に使用できる=2コスト以下のイベントカードが採用優先度の高いカードと言えます。
また、イベントを相手のターンに使用するためには「手札のイベントカード」と「自分のリソース」を使用せず残して構えておく必要があり、
これが結構な負担になるので、イベントカードの使用コストは低いに越したことはないでしょう。
〇ゼクスを1ターンに2体置くことを考える
偉い人は言いました「戦いは数だよ兄貴」と。
1体では倒せない敵も2体でかかれば倒せますし、その後相手が2体を処理できなければゼクスが場に残り、更に攻め立てることができます。
逆に相手に2体で攻められた場合も、相手を捌くには自軍も2体出しでそれぞれ迎撃に当たらせるのが王道といえます。
安定してゼクスを2体配置できるようにするには?自分の持つリソース枚数と、
ゼクスを出すためのコストの組み合わせに注目しましょう。
・リソース5:3+2
・リソース6:3+3、4+2
・リソース7:3+4、5+2
・リソース8:3+5、6+2、4+4
リソース9以降は割愛しますが、
自分が4コストを厚くする理由のもうひとつとして、中盤戦での立ち回りとしてのゼクス2体出し、
とりわけリソース8から4コストゼクスを2枚同時に出す、という事を考えたときに、
4コストゼクス自体の絶対数が必要になるから、という点が挙げられます。
〇1枚で2体を相手にできるカードを考える
先程述べた2体出しもそうですが、イグニッション→オーバードライブによるゼクスの登場で
時として多数の相手ゼクスを捌かなければならない瞬間がどうしても存在します。
そうした数的劣勢を覆い返すためには一石二鳥を狙っていく必要があるわけです。
代表的な例として「尊厳の神君アウグストゥス」は、
登場時の5000ダメージで3c5000を焼きつつ、4c6500を通常攻撃で倒せます。
イベントでは青の「ミリオンレイン」などが低いコストで2体を相手取れる優良カードといえます。
〇イグニッションアイコンが足りません!
それは永遠の命題です。
フリーカードをペリペリするのがZ/X的正攻法ですが、
最近になって構築済のスターターデッキという便利なものも出たので、
これを買ってきてパーツ取りをするのもありでしょう。
今年はこれが最後の記事になるかと思います。
今年1年お付き合い頂いた皆様に感謝を。どうか良い年の瀬をお過ごし下さいませ。
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/12/27 00:44 | |
TCGカテゴリ: Z/X -Zillions of enemy X- | ||
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