safyizm

どうも、こんばんわー。
サフィーです。

たいていのデッキには、入っているであろう以下の能力を持つカードについてです。

『【永】〔手札〕 このカードは自分のリングの「～」のカードのパートナーとしても扱う。（このカードでリングのカードをパートナーブロックできる）』
『【自】〔手札〕 あなたのリングの「～」がアタックされた時、このカードを自分の控え室に置いてよい。1枚以上置いたら、そのアタックをパートナーブロックする。』

まず、前者が俗に万能PBとか呼ばれるカードです。
手札にあるときだけ、リングのカードのパートナーとして扱うことができパートナーブロックができます。
後者は、広義では万能PBと同様な効果ですが、厳密には違います。
前者は永続効果のため、現時点では永続をキャンセルするような技は存在しないので、キャンセルされることはありません。
しかし、後者は自動効果のため、相手にキャンセルされるというデメリットがあります。
キャンセルされるとそのアタック中は効果を使用できないのでパートナーブロックできる場面なのにできないという事態に陥ります。
この事態を防ぐには、アタック一回目を効果でパートナーブロックすれば、たとえキャンセルされても二回目のアタック時に効果が使用できるため、パートナーブロックができます。
まぁ、一度のアタックで倒されてしまう場合にはだめですが。

次に以下が現時点での発売済ブースターに万能PBが含まれているかどうかです。
○が永続効果の万能PB、△が自動効果の万能PBです。

ブースター
○　Baby Princess＆ラブライブ！
○　もっと To LOVEる-とらぶる-
○　神のみぞ知るセカイ
○　.hack//Link
○　シャイニング・ハーツ
　　テイルズ オブ グレイセス エフ
○　みつどもえ
○　イースvs.空の軌跡
　　迷い猫オーバーラン！
　　ドラゴンマガジン＆ドラゴンエイジ
△　コミックブレイド
　　セガ
△　電撃G'sマガジン

エクストラブースター
○　花咲くいろは VOL.2
○　テイルズ オブ エクシリア
○　ロウきゅーぶ！
○　花咲くいろは
　　もっと To LOVEる-とらぶる-
○　ブレイク ブレイド
○　BLUE ROSES 妖精と青い瞳の戦士たち

上記を見てもわかるとおり、最新弾に近いほど万能PBが収録されています。
最新に近い中で、テイルズオブグレイセスエフだけが、万能PBが収録されていません。
これは、テイルズオブグレイセスエフが防御力パンプを主体としたデザイナーズデッキが多いため、万能PBが収録されなかったのではないかと考えられます。

弱いと考えられる理由は以下の5つです。

1：引かないと弱い。
2：ステータスが低めに設定されている。
3：パートナーアタックに対処ができない。
4：手札に握り続けるために、ほかの有効カードをエネルギーにしてしまう。
5：万能PBを積むスペックを無理やり空けてしまう。

1は、言わずもがなですが、[手札]効果は手札に持っていないと意味がありません。
リングにいても、ベンチにいてもだめです。
普通に試合をしていて、デッキからカードを引ける枚数は、ドロー効果が入っていない場合、初手5枚＋ターン数分引けます。
たいてい、7ターン前後で決着が付くので、12枚程度でしょう。
しかし、リングまたはベンチには、リングからベンチ3箇所にカードをおろして3枚＋リタイヤ9枚分の12枚、相手のファイヤー等を考えるともうちょっと多くなって15枚程度というところでしょう。
ようするに、ドローよりもリングインのほうが枚数が多いので、必然的に万能PBがリングインするほうが多いと考えられます。

2は、効果が強力なためステータスが低めになっています。
たとえば、レベル2バニラは攻3000防6000ですが、万能PBは攻2500防5000とレベル1バニラと同程度の数値しか持っていません。
また、パートナーがいない、もしくは指定されていないことも多いので、ベンチにいてもリングにいても活躍のないこともしばしばあります。

3は、万能PBだけでなく、本来のパートナーブロックでもいえることですが、パートナーアタックには無力です。
すべてのプレイヤーのリタイヤが0の場合のみパートナーアタックを防ぐ能力も持った万能PBもありますが、初手にしか効果がありません。
現状では、パートナーアタックを0点に抑えられるのはチェリー野くりむしか存在しません。

4は、万能PBが手札にあった場合、メインのレベル4やリカバリー用のレベル1をエネルギーに埋めてまで手札に握っていることが多くあります。
キャンセルにも言えることですが、終盤の残り2点を相手に与えなければいけないときに肝心のメインアタッカーが引けなくて2点与えられずに負けることもあります。
時には、万能PBやキャンセルを切ってアタッカーを残す勇気も必要です。

5は、万能PBを入れたいがために無理やりデッキのスペックを空けてしまうことです。
他に入れるカードがないならばいいですが、ただ単に万能PBだからというだけで、入れることは避けるべきです。
何も考えずに入れるのならば、アタッカーを増やしたほうがましでしょう。
アタッカーならリングに出ても手札にいても活躍ができるのだから。
攻撃は最大の防御！

以上です。