生八ッ橋さんのブログ

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4/9 早稲田vision対戦会第3回 レポート(と全国前の環境雑感)

3月度の早稲田vision対戦会は参加者0名で中止となったため、2か月ぶりの開催でした。今回は指定大会でしたが、直前でなんとか既定の8名が集まり無事に指定大会としても成立しました。参加してくださった皆様、先日は誠にありがとうございました。
全国大会まであと1ヶ月を切りましたので、今回は大会の結果を踏まえながら現環境に対する個人的な所感をまとめておきたいと思います。ほぼ身内環境でばかり遊んでいる一カジュアル勢の主観によるものですが少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。



●各参加者の使用デッキ
順位と上位3名のレシピだけは公式レポート(http://huyutuki.com/vision/kaguya/rdetail.php?id=0...)に記載しましたが、4位以下のデッキをすっかり書き忘れていたので改めて順位表を。

順位 HN(敬称略)/使用デッキ※主催の独断と偏見による
1位 ダン/インペリ山焼き
2位 あまぐり/高天原
3位 源さん/こころビートダウン
4位 てんぷら/妖精ハンデス
5位 フルクシャ/永琳輝夜コン
6位 よぬもり/レミ咲
7位 霧雨光夜/針妙丸ビートダウン
8位 冬桜海舟/ノンコマンド


No.1866「平安京の悪夢」がエラッタを受けた影響でノードロックが鳴りを潜め、前回にも増してより多様なデッキ分布になりました。今回は指定大会ということで安定して勝ちを目指す人が多かったのか、安定性が高く、様々なメタカードをメインから搭載可能なコントロール寄りのフェアデッキが多い印象を受けます。そのようなメタが強い環境下でも高天原デッキが2位になっており、そのパワーの高さには驚嘆せざるを得ません。当然、全国大会での使用者も多くなると予想されます。ですので、現環境はデッキ構築の時点から高天原デッキを強く意識していく必要があるといえるでしょう。



●使用カードの傾向など
現環境のtier1である高天原デッキの強さの源であり、次回エラッタ筆頭候補とも噂されるNo.1852包符「昭和の雨」は今大会では2名が採用していました。No.075マナの生成があれば1ターン目No.1607小兎姫→No.1643「マナイカルガール」→2ターン目No.1814上白沢 慧音→No.1852包符「昭和の雨」と動き最初のたった2ターンで膨大なアドバンテージを稼げますが、慧音セット9枚+小兎姫セット6枚で計15枚もの枠を要求されるため考えなしに採用できるギミックではありません。これだけの枠を要求されるとなるとデッキのメインエンジンとせざるを得ませんが、どのパーツも抵抗無しかつNo.1852包符「昭和の雨」の性質上、対コントロール系の中盤以降にはあまりアテにならないのも少し怖いところです。とはいえ、以上の弱点を差し引いても強力なギミックであることは火を見るより明らかですので、冥界対策やカウンターが非常に重要な環境は今後もしばらく続くでしょう。

また、No.1852包符「昭和の雨」だけでなくNo.1002未来「高天原」に対する対策カードも多くの参加者が主にサイドボードに採用していました。その中でも個人的に気になったのがNo.1066光壁「ウォールブレイク」とNo.1405 野符「将門クライシス」です。世界呪符対策といえばNo.1020神前試合が定番ですが、昭和の雨ギミックにほぼ必須のNo.1607小兎姫によって無力化してしまうのが難点でした。No.212 新史「新幻想史 -ネクストヒストリー-」で自分からライフを削っていく高天原デッキにとって、No.1066光壁「ウォールブレイク」でNo.1002未来「高天原」を割られながら6ダメージを受けるというのは大きな痛手でしょう。No.1405 野符「将門クライシス」は高天原デッキのサイドボードに採用されていて、ミラー対策として非常に有効だと思われます。

高天原デッキの台頭により、前回の大会レポートでも触れたNo.1886スペース発電機はますます必須カードとしての地位を高めているようです。メイン、サイドのどちらに採用するのかは好みが分かれているようですが、上位3名は全員メインから2枚以上採用していた点、反対に下位3名はサイドからの採用もしくは不採用であった点を鑑みるにメインからの採用が正解に近いといえるでしょう。昭和の雨ギミックに加えNo.742 ゾンビごっこ、No.1636 岡崎 夢美等々、非常に多くのデッキに冥界利用カードが搭載されている現環境においてはメインからきちんと冥界対策を用意し第一ゲームを確実に勝利していかなければならないのだと考えられます。



●まとめ
以上より、現環境は
1.高天原を中心とした高速アンフェアデッキ
2.上記の1が苦手とする冥界対策や大量のカウンターをメインから積める低速コントロール、クロックパーミッションデッキ

が拮抗している環境であると考えられます。19弾のカードパワーを最大限に利用したアンフェアデッキ同士が遊○王みたいに初期手札の強さを競い合うゲームをする環境かと思いきや、No.1886スペース発電機のようなメインから採用できる性能のメタカードの増加によりかえってそれらのカードを存分に積めるコントロールが増加したのでしょう。

しかし、現環境に合致したコントロールデッキは個人的に未だ完成されていないように感じます。メインから当たり前に積まれるようになった冥界対策やNo.1607小兎姫による起動効果潰しの影響で、最近までコントロールデッキのメイン的な立ち位置にいたNo.1280西行寺 幽々子やNo.1637藤原 妹紅などが採用しにくくなったため、新しい構築の型を構想する必要が生まれました。最近は様々なタイプのコントロールデッキのレシピが公式レポートに載るようになっていますが、それだけ様々な方が最適解を模索している最中なのだといえるでしょう。

全国ではメタの網を掻い潜ったアンフェアデッキが勝つのか、環境の最適解を見つけたプレイヤーのコントロールデッキが勝つのか非常に楽しみです。



長くなりましたが今回は以上で。次回の早稲田vision対戦会の開催は例大祭後、5月中の週末を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています。

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テーマ:vision対戦会投稿日時:2016/04/12 14:38
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