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[2011/08/30 08:00] |
内面から這い出る恐怖…MTG新エキスパンション“イニストラード”のメカニズム公開!
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日の光はすっかりと暮れ落ち、“イニストラード”の空へと月が昇る時、「人類」は獲物となる…
狼男の集団はまるで潮流のように現れる。
“イニストラード”の月は彼らの内から獣の怒りを引き出し、彼らの人間性を押し流す。
吸血鬼の一族達は人間の血の匂いにひかれ、そしてその牙をむく。
歩く死者の群れはその生への渇望によって、荒野や地域のいたるところでよろめきながら歩みを進める。
錬金術師の研究室では、錬金術によって忌まわしき生命が創られる。
幽霊たちは人間の街をたびたび訪れ、暗い十字路で旅行者たちを怖がらせる。
“イニストラード”の深淵では、強大なデーモン達と悪戯好きな悪魔達が人類滅亡の青写真を描く。
そしてその影響が人間社会全てに広がる…
“イニストラード”の人間達は、反撃のために最善を尽くした。
火によって忌まわしき者どもを浄化するために、トーチを使う者達を集めた。
そして彼らは超自然的な恐怖に対抗する聖騎士となるための訓練を受ける。
しかし通常の武器や兵士、僧侶達はすべて役には立たない。
彼らの祈りやルーン文字では、聖騎士と同じ力を持つことができない。
銀のお守りはもはや夜の恐怖を防いではくれない。
神聖なシンボルですらも、埋葬された死者達を縛ってはくれない。
この次元の4つの主要地域全域で、人類にとって、事は悪い方向に進んでいる…
新たなブロックの舞台となるのは、セットのタイトルにもなっている“イニストラード”。
“イニストラード”の広大な大地は、4つの地方に分割されています。
そこには「人間」の他にも「吸血鬼」や「狼男」といったクリーチャー達がいます。
誰しも聞いたことがあると思われる伝説の怪物達…
コウモリやネズミなどに『変身』する「吸血鬼」
月を見ると「人間」が「狼男」に『変身』する…などなど
その『変身』がついにギミックとなって“イニストラード”に登場します。
そしてその『変身』方法は今までのマジック:ザ・ギャザリングの常識を打ち破るものです!
『変身』
“イニストラード”にはカードの表裏ともにイラストやテキストの書かれたカードが存在します。
そしてこの両面カード全ての左上には“太陽”、もしくは“月”のマークが描かれています。
太陽面にはいつものカードと同じようにマナコストが記されていますが、月面にはありません。
両面カードは必ず太陽面を表にして場に出し、その面に記された条件を満たすことで『変身』するように出来ています。
両面カードをデッキに入れる場合には、2つの方法があります。
・裏が不透明なスリーブに入れる。
この方法の場合は、通常のカードと同じようにデッキに混ぜることができます。
『変身』する場合にはスリーブから抜き、カードを反転させます。
特別な用意をしなくても良いため、これが一般的な方法になると思います。
ただし、戦場から離れた場合は必ず太陽面を表にしてスリーブに戻す、大きな大会等ではあまり時間をかけると遅延行為と取られる可能性がある、等気をつけることもあります。
・「チェックリスト」を使用する。
もうひとつの方法は「チェックリスト」を使用する、というものです。
「チェックリスト」って何?そんなの持ってないよ!と誰もが思うでしょう。
これについては“イニストラード”のブースターパックに封入されるようなのでひとまずご安心を。
裏面は通常のマジックの裏面になっているカードで、表には“イニストラード”に封入されている全ての両面カードの太陽面のカード名とマナコストが印刷されています。
カード名の横にはチェック欄があり、そこにチェックを入れたカードとして扱うことになります。
これなら透明スリーブを使ってもマークド(カードに印をつけて何のカードかわかるようにする行為)にはなりません。
スリーブの入替が無いためスムーズなゲームが出来ます。
注意点としては、「チェックリスト」にはマナコストとカード名しか書かれていないため、必ず別に本物のカードを用意しなくていけないため持ち物が増えることがあります。
また両面カード入りのセットでブースタードラフトを行う場合、ドラフト中、両面カードは公開情報として扱われます。
ブースタードラフト時の駆け引きがより一層複雑になりそうです。
最後に両面カードを何らかの方法でコピーした場合です。
その場合はコピー時点で表になっている側のコピーとなります。
その面が『変身』能力を持っていた場合、その条件を満たすことがあります。
もしコピーしているカードが通常のカード(両面カードではない)の場合、『変身』条件を満たしても何も起きません。
トークン、または通常のカードは両面カードの片方の面のコピーであっても、裏返すことはできません。
両面カードの使い方が分かったところで、『変身』能力についてです。
カードが『変身』した後でも、それは同じカードです。
そのためついているオーラや置かれているカウンター、その他の効果はそのまま残ります。
(ただし『変身』の結果、能力等によりそれが適正では無くなる場合はこの限りではありません。)
“変身させる”という表記は、現在の面がどちらであるかは関係ありません。
太陽面から月面へ『変身』、またその逆もありえる、というわけです。
(『変身』後、元の姿に戻れない者もいるようですが…)
マジック界の大革命『変身』以外にも、この“イニストラード”の世界観にあった能力が登場します!
『陰鬱』
“イニストラード”では、「死」は他の者にとって「チャンス」です。
『陰鬱』は「このターンいずれかのクリーチャーが死亡していた場合」に発揮される能力です。
(「死亡」は「クリーチャーが戦場から墓地に送られた場合」を表す言葉です。基本セット2012から採用されています。)
起動型能力だったり誘発型能力だったりするようです。
『フラッシュバック』
今回の復活枠?は過去に猛威を振るった『フラッシュバック』です。
『フラッシュバック』コストを支払うことで墓地からでも唱えられるというお得な呪文。
デッキから墓地に直接カードを落とすことで、手札を疑似的に1枚増やしたようにすることも可能です。
『呪い』
プレイヤーにエンチャントするオーラのサブタイプとして、『呪い』が加わります。
特別なルールは特になく、通常のプレイヤーにエンチャントされるオーラのルールに従います。
『呪い』を参照する呪文や能力も登場するようです。
『格闘』
今まで(あまり多くは登場してませんが)「クリーチャー2体を対象とする。それらの各クリーチャーは、それぞれもう一方に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」等と記載されていたものが、『格闘を行う』と表記されます。
ダメージはクリーチャー自身によって与えられるため、絆魂や接死といった能力は機能します。
一方で戦闘ダメージではないため、先制攻撃等は意味がありません。
以上が新エキスパンション“イニストラード”のメカニズムです。
さらに詳しい説明や、実際のカード画像は公式ホームページからご覧ください!
「反転カード」や「分割カード」、「レベルアップカード」等等…
色々とカード枠をいじってきたマジックですが、ついに驚愕の「両面カード」が登場!
いち早く最新セットに触れる「イニストラード プレリリース」は2011年9月24日、25日に世界中で開催!
そして「イニストラード」本製品発売は2011年9月30日世界同時発売です!!
関連サイト
マジック・ザ・ギャザリング商品仕様
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