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先日開催されたブシロードワールドグランプリ2009内にて、
響所属の声優、橘田いずみ主催の女性限定大会「橘田いずみ杯」が行われた。
ヴァイスシュヴァルツを遊ぶ女性だけで大会を開催したいという強い希望から実現した今回の「橘田いずみ杯」。女性限定というレギュレーションは、カードゲーム界隈でも稀に見かけるようになったが、今回ヴァイスシュヴァルツというコンテンツにおいて、その評判がいかなるものかおおいに気になるところだ。

本記事を書くにあたって私も参加してみることにした。

蓋を開けてみると参加者は16名。
「16名も集まると思ってなかった！」と橘田さん自身も参加した女性ユーザーも驚いていた。ワールドグランプリで16名は少ないように思えるが、実際の女性ユーザーは、この数を多いと捉えている。橘田さん自身も驚いている通り、“女性だけ”の大会でこの人数は十分な人数と言っていいのではないだろうか。

本大会のレギュレーションはネオスタンダード形式（作品単）を採用。
優勝者には餃子好きの橘田さんより「餃子クッション」が贈られた。

参加者のほとんどが公認大会参加経験のあるユーザーで、中にはお兄ちゃんと一緒に遊んでいるという小学生もいたことに驚いた。
参加者に女性限定大会についてどう思うか聞いてみた。
「普段店舗では男性しかいないから、逆に女性と対戦するのが新鮮で緊張する」
「男性と対戦するのは少し怖いけど、この大会だと安心して対戦できる」
など、女性限定大会のメリットは十分にあるようだ。

また、翌日12月27日（日）に開催されたヴァイスシュヴァルツ女性限定講習会では、全くの初心者、という参加者が半数以上だった。中にはトレーディングカードゲームをやったことがないという方もいて、講習会の重要性を見直すいい機会となったのではないだろうか。

今回の講習会用のデッキも、基本能力（テキスト）なしのカードや、ヴァイスシュヴァルツのゲーム特有の効果を持ったカードだけで組まれた「遊びを覚えるため」のシンプルな構成のものが使用された。

カードゲームは男女等しく遊べるものにも関わらず、女性がこういった場（もちろんショップも含む）で楽しむには敷居が高く感じる。カードゲームプレイヤーとして長年身についてしまった癖などは一般の目からするとどうしても気になってしまうものもある。私も女性のカードゲームプレイヤーとして、そんな中で遊ぶことには大きな抵抗を感じる。実際カードゲームショップをはじめ、こういったイベントでは女性ユーザーは稀にしか見ない。

また私は男性との対戦で嫌な思いをしたこともある。女性の場合、1度でも嫌な印象がつくとそういった場からすぐに遠ざかり、2度と近づこうとしない。それでもまだカードゲームを続けられるのは周囲の友人に恵まれているおかげだと思っている。
そう、カードゲーム自体が嫌いなわけではない。

女性限定という縛りがいいのか悪いのかは別として、女性のカードゲームユーザーを増やしていこうとするこういった姿勢には大きな花丸をつけたいと思う。