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[2009/06/13 00:00] |
「マジック2010」でのルール変更点
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7月17日に発売される新基本セット「マジック2010」。
今まで2年に1つであった基本セットを1年毎の発売にしたり、そのセット内容もほぼ半分を新録カードにしたりと、今までにない試みでプレイヤーを驚かせることとなった。
そしてまた「マジック2010」に関する驚くべき情報が公開された。
それはマジックのルールの一部改正である。
その新ルールをご紹介しよう。
変更点1:マリガン
今までのマリガンには、「片方のプレイヤーのマリガンを完全に済ませてからもう一方のマリガンを開始する」という手順で行われていた。
しかしトーナメント以外ではきちんと守られていないのが現状であり、実際のプレイヤーはほとんど同時にマリガンを行っている。
これにより
「マリガンは両プレイヤー同時に行う。」となる。
手順としては以下の通りとなる。
・ゲームの最初のターンを実行するプレイヤーからターン進行順に従い、各プレイヤーは順にマリガンを行うか否かを宣言する。
・その後、マリガンを行うことを宣言した各プレイヤーは、同時にマリガンを実行する。
・誰もマリガンをしなかった場合、実際のゲームを開始する。
・誰かがマリガンを行った場合、それを行ったプレイヤーのみが、2回目のマリガンを行うかどうかについて同様の手順を行う。
・これを全プレイヤーが最初の手札に納得するまで繰り返す。
・一度マリガンしないことを宣言したら、最初の手札はそれで確定する。
変更点2:用語の変更
マジックで使われている用語の中には、あいまいであったり、勘違いしやすかったりするものが一部あった。
そのため4つの大きな用語変更が行われる。
・戦場:今までの「場領域」は「戦場」となる。
つまり今後パーマネントは「場に出る」ではなく「戦場に出る」となる。
・唱える、プレイする、起動する:今までの「呪文のプレイ」は「唱える」、土地(およびタイプの確定しないカード)は「プレイする」、「起動型能力のプレイ」は「起動する」と表記される。
・追放:「ゲームから取り除く」は「追放する」と表記される。また領域についても「追放領域」となり、そこにあるカードは「追放されているカード」と表記される。
・終了ステップの開始時:今まで「ターン終了時に」と表記されていたものが「ターン終了ステップの開始時」と表記される。
新たに作られる用語はなし。
変更点3:マナ・プールとマナ・バーン
マナに関するルールについても一部わかりにくい点があったため変更が行われる。
・マナ・プールを空にする:今まで「各フェイズが終わったときマナ・プールを空にする」、だったものが「各ステップおよび各フェイズが終わったとき」となる。
・マナ・バーンの削除:マナ・バーンのルールが削除される。
これによりステップやフェイズの終わりに残っている未使用のマナは単に消滅し、ライフの喪失は発生しなくなる。
変更点4:トークンのオーナー
トークンのオーナーは現在「それを場に出した時の効果のコントローラー」なのが、「それが戦場に出る段階でそれをコントロールしていたプレイヤー」となる。
変更点5:戦闘ダメージはスタックを使わない
戦闘ダメージ・ステップでダメージが割り振られたら、それはただちに与えられる。
その間に呪文を唱えたり能力を起動したりするタイミングはない。
ダメージを増減させたりしたいならばブロック・クリーチャー指定ステップ中に行動する。
戦闘の手順としては以下の通りになる。
戦闘開始ステップ、攻撃クリーチャー指定ステップは変更なし。
ブロック・クリーチャー指定ステップでまず防御プレイヤーがブロック・クリーチャーを宣言する。ここまでは今までと同じ。
追加で行うことは、複数のクリーチャーが1体の攻撃クリーチャーをブロックする場合、攻撃プレイヤーはどのクリーチャーが最初に攻撃クリーチャーによるダメージを受け、どれが2番目、といったダメージを受ける列の順番を決める。
その後プレイヤーは呪文を唱えたり起動型能力を起動したりできる。
次の戦闘ダメージ・ステップでまず行うことは戦闘ダメージの割り振り。
このときダメージを与える列の前から順番に致死ダメージを与えていく。
残ったダメージをさらにそのクリーチャーに割り振ることも可能。
戦闘ダメージもトランプルのようになる。
ただし順番を付けていても全ての戦闘ダメージは同時に与えられることになる。
このことにより、《モグの狂信者》で1/1クリーチャーをブロック、相打ちしつつ1点ダメージを飛ばす、ということはできなくなってしまった。
変更点6:接死
誘発型能力から常在型能力へ変更される。
またルールに新しい状況起因効果として、「前回の状況起因効果のチェック時以降に接死を持つ発生源からダメージを与えられたクリーチャーは破壊される」が追加される。
接死を持つ発生源からダメージを与えられたクリーチャーは、致死ダメージで死ぬタイミングと同じ時点で、状況起因効果により破壊される。
これにより接死の複数持ちの意味がなくなる。
また接死を持っているクリーチャーはブロックに関する新しいルールを無視し、そのクリーチャーのコントローラーが好きなように防御クリーチャーへダメージを割り振ることができる。
また「接死」は「このパーマネントがいずれかのクリーチャーにダメージを与えた時、そのクリーチャーを破壊する。」という能力ではなくなる。
そのため旧表記(《残酷な詐欺師》や《猛毒の牙》など)カードは訂正が行われ、元のカードの表記に戻される。
変更点7:絆魂
絆魂も接死と同様に常在型能力となる。
ルールとしては「絆魂を持つ発生源がダメージを与える場合、それのコントローラーはそのダメージが与えられる際にその点数のライフを得る」となる。
これによりダメージの解決前に発生源が戦場を離れた場合でも絆魂が働くことになる。
また複数の絆魂は意味がなくなる。
接死と同様に旧表記カードに訂正が行われる。
以上の7つの変更は「マジック2010」プレリリースの日、2009年7月11日から有効となる。
新ルールまで残り1ヵ月、試しに新しくなった「マジックルール」で遊び、慣れてみてはいかがだろうか。
今まで2年に1つであった基本セットを1年毎の発売にしたり、そのセット内容もほぼ半分を新録カードにしたりと、今までにない試みでプレイヤーを驚かせることとなった。
そしてまた「マジック2010」に関する驚くべき情報が公開された。
それはマジックのルールの一部改正である。
その新ルールをご紹介しよう。
変更点1:マリガン
今までのマリガンには、「片方のプレイヤーのマリガンを完全に済ませてからもう一方のマリガンを開始する」という手順で行われていた。
しかしトーナメント以外ではきちんと守られていないのが現状であり、実際のプレイヤーはほとんど同時にマリガンを行っている。
これにより
「マリガンは両プレイヤー同時に行う。」となる。
手順としては以下の通りとなる。
・ゲームの最初のターンを実行するプレイヤーからターン進行順に従い、各プレイヤーは順にマリガンを行うか否かを宣言する。
・その後、マリガンを行うことを宣言した各プレイヤーは、同時にマリガンを実行する。
・誰もマリガンをしなかった場合、実際のゲームを開始する。
・誰かがマリガンを行った場合、それを行ったプレイヤーのみが、2回目のマリガンを行うかどうかについて同様の手順を行う。
・これを全プレイヤーが最初の手札に納得するまで繰り返す。
・一度マリガンしないことを宣言したら、最初の手札はそれで確定する。
変更点2:用語の変更
マジックで使われている用語の中には、あいまいであったり、勘違いしやすかったりするものが一部あった。
そのため4つの大きな用語変更が行われる。
・戦場:今までの「場領域」は「戦場」となる。
つまり今後パーマネントは「場に出る」ではなく「戦場に出る」となる。
・唱える、プレイする、起動する:今までの「呪文のプレイ」は「唱える」、土地(およびタイプの確定しないカード)は「プレイする」、「起動型能力のプレイ」は「起動する」と表記される。
・追放:「ゲームから取り除く」は「追放する」と表記される。また領域についても「追放領域」となり、そこにあるカードは「追放されているカード」と表記される。
・終了ステップの開始時:今まで「ターン終了時に」と表記されていたものが「ターン終了ステップの開始時」と表記される。
新たに作られる用語はなし。
変更点3:マナ・プールとマナ・バーン
マナに関するルールについても一部わかりにくい点があったため変更が行われる。
・マナ・プールを空にする:今まで「各フェイズが終わったときマナ・プールを空にする」、だったものが「各ステップおよび各フェイズが終わったとき」となる。
・マナ・バーンの削除:マナ・バーンのルールが削除される。
これによりステップやフェイズの終わりに残っている未使用のマナは単に消滅し、ライフの喪失は発生しなくなる。
変更点4:トークンのオーナー
トークンのオーナーは現在「それを場に出した時の効果のコントローラー」なのが、「それが戦場に出る段階でそれをコントロールしていたプレイヤー」となる。
変更点5:戦闘ダメージはスタックを使わない
戦闘ダメージ・ステップでダメージが割り振られたら、それはただちに与えられる。
その間に呪文を唱えたり能力を起動したりするタイミングはない。
ダメージを増減させたりしたいならばブロック・クリーチャー指定ステップ中に行動する。
戦闘の手順としては以下の通りになる。
戦闘開始ステップ、攻撃クリーチャー指定ステップは変更なし。
ブロック・クリーチャー指定ステップでまず防御プレイヤーがブロック・クリーチャーを宣言する。ここまでは今までと同じ。
追加で行うことは、複数のクリーチャーが1体の攻撃クリーチャーをブロックする場合、攻撃プレイヤーはどのクリーチャーが最初に攻撃クリーチャーによるダメージを受け、どれが2番目、といったダメージを受ける列の順番を決める。
その後プレイヤーは呪文を唱えたり起動型能力を起動したりできる。
次の戦闘ダメージ・ステップでまず行うことは戦闘ダメージの割り振り。
このときダメージを与える列の前から順番に致死ダメージを与えていく。
残ったダメージをさらにそのクリーチャーに割り振ることも可能。
戦闘ダメージもトランプルのようになる。
ただし順番を付けていても全ての戦闘ダメージは同時に与えられることになる。
このことにより、《モグの狂信者》で1/1クリーチャーをブロック、相打ちしつつ1点ダメージを飛ばす、ということはできなくなってしまった。
変更点6:接死
誘発型能力から常在型能力へ変更される。
またルールに新しい状況起因効果として、「前回の状況起因効果のチェック時以降に接死を持つ発生源からダメージを与えられたクリーチャーは破壊される」が追加される。
接死を持つ発生源からダメージを与えられたクリーチャーは、致死ダメージで死ぬタイミングと同じ時点で、状況起因効果により破壊される。
これにより接死の複数持ちの意味がなくなる。
また接死を持っているクリーチャーはブロックに関する新しいルールを無視し、そのクリーチャーのコントローラーが好きなように防御クリーチャーへダメージを割り振ることができる。
また「接死」は「このパーマネントがいずれかのクリーチャーにダメージを与えた時、そのクリーチャーを破壊する。」という能力ではなくなる。
そのため旧表記(《残酷な詐欺師》や《猛毒の牙》など)カードは訂正が行われ、元のカードの表記に戻される。
変更点7:絆魂
絆魂も接死と同様に常在型能力となる。
ルールとしては「絆魂を持つ発生源がダメージを与える場合、それのコントローラーはそのダメージが与えられる際にその点数のライフを得る」となる。
これによりダメージの解決前に発生源が戦場を離れた場合でも絆魂が働くことになる。
また複数の絆魂は意味がなくなる。
接死と同様に旧表記カードに訂正が行われる。
以上の7つの変更は「マジック2010」プレリリースの日、2009年7月11日から有効となる。
新ルールまで残り1ヵ月、試しに新しくなった「マジックルール」で遊び、慣れてみてはいかがだろうか。
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