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[2016/11/11 08:00]

「マジック:ザ・ギャザリング-統率者(2016年版)」発売!

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今年も「統率者」の季節がやってきた。
「マジック:ザ・ギャザリング-統率者(2016年版)」は100枚入り4色構築。
この統率者戦用デッキが5種同時に発売される。

合わせて56枚の新規カードがエターナル・フォーマット(ヴィンテージおよびレガシー)にお目見えすることになる。
新規カードはスタンダード、モダン、ブロック構築には使用出来ないので注意しよう。

と、ここで疑問に思うプレイヤーもいるだろう。
「エターナル」でも「スタンダード」でも「モダン」でもない。
ましてや「ブロック構築」でも「シールド」でも「ブースタードラフト」でもない「統率者戦」とはいったい何なのか。

「統率者戦/Commander」はカジュアル変種ルールのひとつで、以前は「エルダー・ドラゴン・ハイランダー/Elder Dragon Highlander」や「EDH」、「司令官戦」と呼ばれていたものだ。
その構築ルールは通常のマジックとはかなり異なる。

まず「伝説のクリーチャー・カード」もしくは「統率者として利用できるプレインズウォーカー・カード」を1枚選ぶ。
それが「統率者」と呼ばれる。
そしてデッキの中のカードは統率者のマナコストやルール文章に含まれるマナシンボルの色、色指標、特性定義能力によって定義された色のカードしかデッキに入れることが出来ない。
さらに基本土地以外のカードは同じカード名のカードを1枚ずつしか入れることは出来ず、枚数は統率者を含めて100枚丁度にする必要がある。
使用できるカードは「ヴィンテージで認められているすべてのカード」。
特例は存在するが禁止、制限カードもヴィンテージ準拠となる。

一見難しい条件に見えるが、使いたい伝説のクリーチャー・カードを選び、その色と同じ色を持つカードを1枚ずつ100枚選べばよい。
どんなに高価で希少なカードでも1枚あればデッキに組み込めるのが魅力の一つだ。
興味が出てきた?それならこちらでさらに詳しいルールや遊び方をチェックしよう。
http://magic.wizards.com/ja/content/commander-format

やっぱりデッキを組むのが大変そう?それならこのセットを買えばデッキ完成だ!

今回の「統率者(2016年版)」には各デッキ4枚ずつ、計20枚統率者候補達がいる。
彼らの一部は新ギミック「共闘」を持っている。
「共闘」することで統率者デッキは最大4色として扱うことが出来るようになる仕組みだ。

【共闘15種】
▲《網投げ、アキリ》▲《粗野な牧人、ブルース・タール》▲《簒奪者、イクラ・シディーキ》
▲《オジュタイの龍語り、イーシャイ》▲《ルーデヴィックの名作、クラム》▲《クルフィックスに選ばれし者、キデール》
▲《屍錬金術師、ルーデヴィック》▲《魂の守護者、ラーボス》▲《最後のアブザン、レイハン》
▲《ジャムーラのシダー・コンド》▲《求道の達人、サイラス・レン》▲《血を蒔く者、ターナ》
▲《トリトンの英雄、トラシオス》▲《織り手のティムナ》▲《激情の薬瓶砕き》


【単体4色5種】
▲《法務官の声、アトラクサ》▲《エーテリウム造物師、ブレイヤ》▲《メレディスのキナイオスとティロ》
▲《不撓のサスキア》▲《大渦を操る者、イドリス》



統率者候補達の名前を見て、「聞いたことがある気がする」と思ったプレイヤーがいるかもしれない。
ウェザーライトサーガの主人公、ジェラードを預かった名将シダー・コンドや、テゼレットの同期にして彼を上回る才能を持っていたサイラス・レン、そして新たなる法務官と大渦の名を持つ続唱能力……
過去のストーリーに関わった者たちも新たにカードとなって収録されている。

新たな能力として「不抜」が登場した。
▲《崇高な吐露》▲《蘇生の二粒》


「この呪文を唱えるためのコストは対戦相手1人につき①少なくなる。」という多人数戦を想定した統率者戦らしい能力だ。
大人数での対戦では有利になるものの、「不抜」を多数使用することで目立ちすぎるのも考えものかもしれない。

もちろんそれ以外の新録カードも満載だ。
▲《決闘者の遺産》▲《ファイレクシア病の支配》▲《意志の大魔術師》
▲《みなぎる燃えがら角》▲《原始の守護者》▲《武器庫の自動機械》



また特殊セットとしては珍しく基本土地のイラストも新たに書き下ろされている。

「統率者(2016年版)」の魅力は新規カードだけではない。
通常のセットでは再録しづらいカードたちが再び日の目を見る場でもあるのだ。
▲《剣を鍬に》▲《プロパガンダ》▲《生命を破滅させるもの》
▲《炎の中の過去》▲《漁る軟泥》▲《航行長ハナ》
▲《試行/錯誤》▲《頭蓋骨絞め》▲《風立ての高地》



この機会に統率者戦をしたことのないプレイヤーは体験してみるのも一興だ。
きっと新たな世界の扉が開くことだろう。

(C) 1995-2016 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.


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