地区決勝もだんだんと中盤に差し掛かっていますね。今回は大きな大会につきもののシャッフルの話でもしたいと思います。
ヴァイスは他のTCGに比べてシャッフルが非常に重要なカードゲームです。遊戯王等では主にデッキの半分のカードぐらいしか使われませんが、ヴァイスではデッキのカード全てが確実に使われるうえ、一試合中に何回もデッキの再構築が行われます。さらに勝敗に直結するダメージについてもデッキ内のカードの順番によって左右されるため、シャッフルにより勝率が前後するといっても過言ではないでしょう。
また、詳細な方法等は知らなくてもシャッフルの名称程度の知識は持っていないと相手やジャッジとの意思疎通が困難になります。
ではまずはメジャーなシャッフル方法についてみていきましょう。
・カット シャッフル度:0
山札を上からいくつかにわけて積み直すアレ。TCGではメジャーな方法でありながら全く混ざりません。山札の一番上が変わるぐらいです。主にサーチ後のデッキの処理で使われます。大きな大会では大抵シャッフルとして認められませんが、実際にはこれのみ行われることが多いです。
また、skype対戦等で使われる場合、デッキの上から○枚をデッキの下に送るという方法を指します。カット○枚お願いしますと言われたらその枚数をデッキトップからボトムに送りましょう。
・ヒンズーシャッフル シャッフル度:☆
山札を左手に持ち、右手で下半分を取り上に乗せる方法。トランプ等で行われる、おそらく日本で一番使われているシャッフルですね。残念ながらこれも殆ど混ざりません。デッキ内の大きな塊の位置関係は変わりますが、カードの順番は全く変わりません。ジャッジによってはシャッフルとして認められないことがあります。
・ディールシャッフル(ショットガンシャッフル) シャッフル度:☆☆☆
通称n切りと呼ばれるシャッフル方法。デッキをn個の山に分け、それらを束ねて山札に戻す方法です。勘違いされている方が多いですが、ショットガンシャッフルというのはディールシャッフルと同義です。遊戯王でショットガンシャッフルと言われていたバララララってするアレは次に説明するリフルシャッフルになりますので間違えないよう。
TCGで最もメジャーな方法であり、カードの均等化という点では最も優れたシャッフル方法です。ただし他の方法に比べて完璧な均等化がなされるため、無作為化という点ではあまり有効な手段ではありませんし、ディールを利用した積み込み等もあります。
・リフルシャッフル(マッシュシャッフル)シャッフル度:☆☆☆
山札を二つに分け、左右から一枚ずつ噛み合わせるシャッフル方法。リフルはカードを反らしてバラララとやる方法、マッシュは横から差し込ませる方法です。多くのカードの前後が入れ替わるためとても効果的ですが、大きな塊はあまり崩れないという欠点があります。具体的に言うと例えばCXを8枚固めた状態でマッシュを行っても、CXは16枚中広がるだけで全体には分散しません。
これらのシャッフルは時間もかからずよく混ざるので非常に優れたシャッフルですが、欠点としてカードを傷つけてしまう可能性が高いです。そもそもマッシュシャッフルは多重スリーブでないと行うのが非常に難しく、デッキによっては行えません。リフルシャッフルはカードを反らせて行ううえにカードを激しく扱うので対戦相手のデッキに行うのは避けた方がいいでしょう。マッシュでも同等の効果が得られるのでリフルをするならマッシュシャッフルにした方がいいと思います。TCGはトランプと違って高価なカードが混ざっており大会中の交換も難しいため相手のカードの破損に対しての弁償が効きにくいです。
・ウォッシュシャッフル シャッフル度:☆☆☆☆
デッキをテーブルに広げてワシャワシャとかき混ぜるシャッフル方法。麻雀でいう洗牌。もっともよくカードが混ざりますが、時間がかかる、向きがバラバラになる、カードが傷つきやすい、積み込みも可能 と欠点が多すぎるのでTCGで行うのは避けた方がいいでしょう。自分のデッキで行うならまだしも相手にやられたら怒っていいと思います。
とりあえず以上です。その他に私はこんなシャッフルしてますよーって方がいれば教えてくださると幸いです。
大会では複数のシャッフルを行う必要があり、ディール+マッシュ+ヒンズーorカットがおすすめです。
次回は具体的に実戦的なシャッフル方法について説明していきたいと思います。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2013/10/24 15:43 | |
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ | ||
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