価値がないことに価値がある駄文

あまりにも私営ブログの更新が無い上にカードのことはほとんど書かないので改名…。
駄文という言葉が可哀想なくらい駄文なブログ

カレンダー
<<2010年
08月
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最近のブログ
最新のコメント
お気に入りブログ
ユーザー情報
リュウガ
32 歳/男性
3日以上
ブログテーマ
TCGカテゴリ
このブログの読者
フェイクアズール・アーコロジーを完走!

はい、お久しぶりです。

ちょっとばかり勉強…というか1ヵ月後に就職試験を控えているので、そのための補習授業があったりと忙しい毎日でしたので、ちょっと攻略が遅れてしまいました。すいません。


さて、今回は以前宣言したように、「フェイクアズール・アーコロジー」の攻略が完了したので、そのレビューをしたいと思います!

ごちゃごちゃ言っているのもなんですし、さっさとレビューに入りましょう。


各10点満点で評価。


世界観:9点
グラフィック:9点
シナリオ:9点
BGM:7点
ボイス:8点
システム:8点
総評:8.5点




世界観
何といってもこれがこのゲームの売りでしょう。
アーコロジー(詳しい意味はググれば出るかと)を舞台にした近未来的かつ現実的な設定になっています。災害で地球がほぼ壊滅し、閉ざされたアーコロジー内で生活を続ける人々(特に主人公)の捨てられない空への憧れがストーリーの重要な鍵を握ります。
非常に設定が細かく、よりリアルな情景が表現されているため、誰でもこの世界に入り込むことができる丁寧な設計です。専門用語や特殊設定(現実味が凄いですが)が多いのが多少気になりますが、フェイクアズールアーカイブとして1つ1つ丁寧に解説しているので困ることはありません。
誰でも憧れる広い空、広大な世界、多くの人の夢を忠実に再現した世界観がプレイヤーを世界に引き込んでくれます。
とある事件で翼を折られた主人公がどのような活躍を見せてくれるのかが見ものです。
満点を付けたいところですが、あまりに設定がリアルなので毛嫌いする人もいるでしょうし、前述のようなフェイクアズールアーカイブはタイトルに戻らないと見れないので、文章読解力が薄い人は置いてけぼりを食らうかもしれないという点も含めて1点減点します。


グラフィック
あかべぇ系列の安定した美しさです。
広大な(といっても閉ざされてますが)空、それを駆けるフライト(飛行機のことです)がカッコいいを超えて美しく描かれています。フライトのデザインも典型的ではありますが、プラモデルとして売ってもいけそうなくらい丁寧に設計、描写されています。
CGも大変綺麗です。人物のCGではトップクラスの丁寧さがあると思います。目の透明感、頭髪は特に力を入れているのではないでしょうか。特にレティのCGの美しさは群を抜いています。キャラゲー顔負けの美しさ、一度見ないと損でしょう。しかもストーリー後半になるほど良いCGが出てきます。
さて、それなのになぜ減点したかといえば、少し背景に物足りなさを感じるところ、数枚のCGに体のバランスが気になる点があること、立ち絵のタッチが少し薄く(鉛筆画みたい)、CGと比べて全体的に肉付きが良かったりすること、大半がHシーンのCGだったり、Hシーンにおける液体の描写がすこし多い…というかエグいラインなので、ストーリーを楽しみたい人にはキツすぎることなどありましたので、1点減点としました。


シナリオ
世界観や設定を余すところ無く使った無駄の無いまとまったストーリーでした。
ヒロインそれぞれの立場が違うので、それをうまく利用して物語の核心へと近づいていくヒロインによってストーリーの出来の差ができない上手な構成だと思います。起承転結もしっかりしていて読み進めやすく、短すぎず長すぎないちょうど良いボリューム感です。
ストーリー中に張られた伏線はしっかりと回収してくれますし、閑話(サイドストーリー)やアーカイブでしっかり解説・補足してくれますので安心です。
ストーリーの内容に関する評価は世界観の評価と被るところが多いので、そちらを参考にしてください。後々にも多少補足しますが…。
まぁ、一部ストーリーでは話をまとめたり盛り上げるためには仕方の無かったことですが、その部分で主人公のマイナス面が顕著に出ているため、そこが気になることと、折角の動きのあるシーンがほとんど文章で語られていて躍動感やスピード感が感じられなかったりすること、ドッグファイトは搭載された剣のみで戦うので、射撃武器が無く、飛行機のドッグファイトというより人の喧嘩の場所が空中になっただけに感じてしまうこと(戦闘機ファンとしてはあまり嬉しくない…)、主人公が克服しようとしていたトラウマもあるとき一瞬であっけなく解決するので、その下りが物足りなかったりする点、VR(バーチャル仮想空間)という定番の第2の世界があるのにまったく活用してくれなかったことを含めて1点の減点とします。


BGM
無難ですね。
勿論場面に合った選曲ではありますし、問題はありません。
ただ、このゲームにおいてBGMに関してはあまり重点に置かれなかったのでしょうか。あまり印象に残るBGMではありませんでした。シナリオの項目と被りますが、盛り上げるシーンであまりBGMが目立ってくれないので、演出の面としては物足りないですね。そもそもデフォルトの設定でBGM音量が抑え気味の設定なので、安いヘッドフォンやパソコン付属のスピーカーでは聴き難いかもしれません。
ただ、特筆するとすればOPテーマソングは神といってもいいでしょう。このゲームの世界観を大いに盛り込んでいる上にテンポがいいので聞きやすく、素晴らしいです。
あと、EDテーマくらいもう少し力入れて欲しかったですね。EDをエンター押してスキップしたのは久しぶりですね。ついでに言うとEDは映画のエンディングみたいで味気ないですね。文字がスクロールするだけですし。
以上の点を含め3点減点します。もうちょい減点してもいい…かもしれませんが、OPを評価したいので、この点数ということで。


ボイス
キャラのイメージにぴったりでした。
有名な声優を採用していることもあり、演技力が凄かったです。
この項目に関してはあまり言うこと無いですが、若干春子の声が浮いてるかな~と感じること、全体的にボリュームが小さく聞きづらい時、ちょっと大きいときの波があること、パソコンのスペックもあるかと思いますが、時々途切れたりするので2点の減点で。


システム
問題なく扱えます。
最低限必要な機能は一通り搭載されていること、右クリックのクイックメニュー(自分はセーブ直行にしてますが)など便利な点も多いです。
ストーリーと被りますが、各章末の閑話システム、フェイクアズールアーカイブのこの2つは目を見張る斬新なシステムではないでしょうか。特にアーカイブは専門用語・設定をヒロインがコント風味で面白く解説してくれますので、飽きずに見ることが出来ます。閑話システムに関しては後々解説します。
まぁ、閑話システムの弱点も含め、戯画作品といった万全の最高峰のシステムとの差別化をはかり、2点減点とします。


総評
あかべぇブランドの名に恥じない見事な作品です。
自分は近未来的SF作品は大好きなので、プレイして本当に良かったと思います。
内容もお値段以上、やって損しない上質なゲームだと思います。
戯画でいうならBALDRシリーズなどが好きな人にはもってこいのゲームだと思います。機械物が好きならば話にものめり込んでいくでしょうし、主人公に感情移入もしやすいかと思います。
まぁ、政治・法律・立場(身分)といった現実味の多い部分もありますので、ゲームにそんなリアル設定はいらない…と思っている人には厳しいかもしれません。
…余談ですが若干誤字が多かった気もします…



ここからは補足含めて色々解説します。


まず、閑話システム。
章と章の間で見ることが出来るサイドストーリーです。
一度に見ることが出来る閑話は一部除き、2~3話です。数自体はその3~4倍ありますので一度で全部見ることは出来ません。
今から重要なことを言いますが、初めて閑話選択に入ったとき、「閑話はゲーム進行には影響しません」のようなことを言われますが、これは嘘です
全てのヒロインに共通しますが、特定の閑話を見ない限り、ヒロインのルートに入ることは出来ません。ついでにもう一つ言っておきますが、閑話を見なければCGを全て埋めることが出来ません。騙されないようにしてください。特定の閑話はそれ以前の閑話の選択が鍵になっていることが多く、適当に閑話を見ているとフラグとなる閑話に入ることが出来ません。しかもフラグは立っていても特定の閑話を見てしまうだけでフラグが折れることがあります。注意してください。


更にこのゲームの選択肢は特殊になっています。
大体どのようにストーリーを進めても同じ選択肢が表示されますが、それまでのフラグの立て方によって同じ選択肢でも内容が変わってきます。注意してください。


さて、ここで攻略のヒントですが、このゲーム、前述も含め、かなり嫌らしい構成になっています。
前述のこともありますが、ここで最大限のヒントを差し上げるとすれば、そのヒロインばかりに付き添っていても、そのヒロインのルートに入ることは出来ません。時には違うヒロインを選択することも重要です。
以上の点を含め攻略してください。


さて、このゲームは伏線を回収しながら読み進めるゲームなので、攻略順にも気をつけたいところです。極力ネタバレはしませんが、心配な方はこれ以上読み進めるのをお止めになったほうがいいと思います。信用して頂ける方は続きをお読み下さい。











自分が考える推奨攻略順としては、
あきらレティ莉音春子???
の順番です。
理由としては、(ネタバレ対策に万全を期すため、以下はドラッグしてお読みください)

あきらルートでは天原における現状・政治体制などもっとも基準となる舞台、天原について解き明かしていくストーリーです。これを踏まえて他のヒロインを攻略したほうが理解が大変しやすいと思います。しかも唯一天原の問題を解決すること無く
レティルートでは天原の外の世界について解き明かすストーリーです。アーコロジーの外がどうなっているのか、なぜどのルートでもレティが焦っているのか、ここで解ります。
莉音ルートでは最重要人物である織倉練児についてレティルートで語られたことを含め、解き明かしていきます。置かれる状況について、レティルートで知っておくべきことがあるので少なくともレティの後に攻略はするべきだと感じます。
春子ルートでは単純にフライトと主人公について解き明かしていきます。一見順番に関係なさそうですが、レティルートなどで外の世界について知っておくと山場で理解が簡単でしょう。
あえて???としましたが、これは特定のヒロインクリア後に攻略できるようになる隠しヒロインです。そのヒロインさえ攻略してしまえば攻略可能ですが、これは最後にもっていかないと各ヒロインルートラストに共通に張られる伏線に関係してくるので、先にやってしまうと味気なく感じてしまうかもしれません。必ず最後に回してください。
…ちなみにこの???は本当の意味で隠しです。普通にやってたら気づかないでしょう。ですが、とりあえずこのヒロインがいるということは本編中に多少なりヒントをくれます。見逃さないようにしてください。



全ルートクリア後に残りの伏線を全て回収する真ENDがあります。
お見逃し無いように。


さて、もうひとつ付け加えるとすれば、各ルートクリア後にExtra専用閑話が開放されます。これは全ルートクリアするまで見ないことをお勧めします。多少ネタバレあります。


ついでのついでに…というか、これも重要でしょうか。(とりあえず伏字にします。大きなネタバレはありませんが、若干含むかもしれません。覚悟がありましたらお読みください)

莉音ルートラストで選択肢があります。
先に必ず「英雄だった」を選択してください。エピローグが変わります。
時系列的にこちらを先に見ないともう一方の選択肢のエピローグが盛り上がりません。
春子ルートラストにも選択肢があります。
先に必ず「それも決着の1つだ」を選択してください。
理由は同じです。
ちなみに、どちらの結末もBADENDではありません。ご安心ください。



あまりヒントばかりでも面白くないでしょうから、今回はここまで。
ぜひプレイして頂いて、楽しんでもらえればと思います。


次回は予告通り、「黄昏のシンセミア」の攻略にいきたいと思います。

ただ、「是非このゲームをやってほしい」「レビューを見たい」という作品がありましたら、所持品・入手できる範囲(友人が結構譲ってくれるのでレパートリー自体は豊富ですので…)で攻略させていただきます。リクエスト歓迎です。


それでは、次回攻略またはご報告までお会いしましょう。




番外編

学校でベース弾いた帰りで

「ベース落としたぁーーー!!!!(泣」

登録タグ:

あなたはこのブログの 5348 番目の読者です。


テーマ:ゲームレビュー投稿日時:2010/08/08 17:43
TCGカテゴリ:
表示範囲:全体
前のブログへ 2010年08月のブログ一覧へ
ブログ一覧へ
次のブログへ
現在“2件”のコメントがあります。
獅子堂もきゆ ミゲル さん [2010/08/08 19:23]
こ、これはっ、、
レビューを読んでいてすごくやりたくなりました!(^^
世界観もド・ストレートな気がww
早速チェックしてみますっw

リクエスト考えてみます(^^
サガプラネットさんのナツユメナギサや、、
ハーツさんのメルクリアや、、
あてゅわーくすさんのキュアメイトクラブ、
などを機会があったらやってみてください

どれも好みによりそうですがw
ラッキーアルド リュウガ さん [2010/08/08 19:34]
コメント感謝です♪

まさかそんなに興味を持って頂けるとは…
書いた甲斐がありました。

このゲームはやはり世界観が全てかと思いますね。
近未来・SF・戦闘機などなど…もはや男というか人間のロマンですね。

その3つの中ではナツユメナギサだけはオールクリアしてますね。
あれは感動の作品でしたね~…
羊ルートでちょっとキタ俺は多分正常…

以前キュアメイトクラブは目をつけてましたが…
折角だし、やってみようかなぁ…