手札は投げ捨てるものではない

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GCS前日予選使用デッキ【流派常勝不敗】解説

こんにちは碧銀です

時間は空きましたがGCS前日予選で使用したデッキの解説と自分なりのプレイングに関する記述をさせていただきました
自分自身あまり上手なプレイヤーではなく、環境を見る目やデッキビルディング能力は低めだと思っています。
この記事を見た皆様にいい影響があれば、それはとても喜ばしいです





【青青/流派常勝不敗】

https://dreadnought-tcg.com/publish_deck/?id=5762

今回の使用デッキ。単色環境で赤単が勢力を伸ばしている中でその赤単に有利が付き、緑単、黄単には弱いデッキです。

選択理由としては赤単が多い読み、ではなく純粋なアタックの強さによるワンチャン率の観点から選びました。

まずはデッキの解説からしていきますかね

『デッキ内カードの採用不採用』

・Mサイズ
新アテナ
予感ミネルヴァによる手札補充の有用性、同名覚醒による耐久性の都合上4枚全て此方になる
新メティス
アタックの強さとユニットのミネルヴァの構成上旧メティスの効果が期待出来ない為此方を選択
アキレウス
フリー覚醒がない為採用については最後まで悩んだが大楯と勇猛による耐久性は優秀でアタックも強く、基本的な使い道は使い捨てにする事でアドを取ることにする

不採用ユニット
ニケ
Sサイズに存在するミネルヴァの枚数に不安が生じた為、またアタックの弱さと耐久性に難がある為不採用としました

・Sサイズ
アウグル4カントル4ヘスティア4ミーレス4ティシポネ3
コードもSサイズも両方十分に使い捨てる可能性がある為Sサイズ19枚コード19枚に収まりました。
ティシポネ以外は全て4枚投入確定です。
ティシポネはキャンセルの効きづらいストライキングが有能だが満開持ちがヘスティアも存在する為3枚に

不採用ユニット
プロペータ
アキレウスとアテナ両方にBP+10出来るがそもそも10程度では弱い。手札においても同名覚醒にしか活かせないためゴットドローのムダヅモを避ける為にも不採用
アンドロメダ
ヘスティアと比べると速度が優秀だがBP60のミーレスと同等で低くミーレスの様に同名覚醒による火力のサポートも効かない、満開によるコスト軽減を持ち合わせていないのも初手盤面構築に影響が出る為不採用

・コード
盾4槍4破邪の剣4怒濤2火1レジスト2ディスペル2
盾のみ増強版。コードとして確定した枠は盾槍と破邪の剣、というか2コストアタックダメージコード。
怒濤と火
此方に関しては最悪なくても良い枠になります。
ここのコードは対策出来ていないと負け筋になりうる為上級者は全ての盤面において警戒します。
今回は勝ち筋として優秀な怒濤を優先して2枚、火はユニットが残りやすいデッキ相手や眼光、ソーン等のユニット1体のアタックを封じるコードで簡単に対策される為1枚のみの採用
レジストとディスペル
緑単や黄単を見た場合これらのカードがなくては何も出来ずやられる可能性が大きいので採用
怒濤と火の枠は全て此方に切り替えてもおかしくないレベルの重要性がある

不採用コード
ゼウスの神鳴る雷霆
リアクション焼きへの対策とアタックキャンセルを無効化出来る破邪の剣が広い範囲に強い為不採用とした
黄単が環境に多ければ此方にしていた
盾(奔流)
単騎アタックを連打して相手のHPを1ターンで取る機会が多いデッキで、唯一の防御コードは重要度が高い為手札に残し続けるので奔流に使う機会は無い。故に不採用



『プレイングに関して』

アテナのアビリティ『常勝不敗』による大きな耐性を如何に活用するかがこのデッキの焦点となります
常勝不敗によるBPの上昇値は20
ではデッキを改めて確認しましょう

新アテナ4新メティス4アキレウス4
アウグル4カントル4ヘスティア4ミーレス4ティシポネ3
盾4槍4破邪の剣4怒濤2火1レジスト2ディスペル2

コレをアテナに焦点を置いて区分すると

・BP+30 4枚
新アテナ4
・BP+20 23枚
カントル4盾4槍4破邪の剣4怒濤2火1レジスト2ディスペル2
・BP+10 11枚
新メティス4ヘスティア4ティシポネ3
・BP+0  12枚
アキレウス4アウグル4ミーレス4

となりデッキの内2割はアテナで解決できない札となります。
これらは盤面上はともかく手札においての重要性は著しく低いカードです。
つまりこれらは優先的にマリガン、盤面またはスピードエリアにギアチェンジで置かれるカードとなります。
音叉と響鳴、そして予感により序盤中盤の手札はよく7枚前後で安定します。
それらの中で手札に溜まるBP+0のカード群をうまく処理できるように心がけます。



・マリガンから初手盤面まで

初手で構築する盤面構成は以下の通りになります

アキレウスSメティスS+1ログ
アキレウスSアキレウスS
アテナSSS+1ログ
アテナSメティスS

大まかにこの4通りの盤面を目指します
優先順位は初手の焼きによるダメージが防げないような盤面が予想されない限り上が一番高く下が低いです
第一ターンで目指したい結果は相手の片側全損、こちらの片側全損回避です
その上でアキレウスをいかにうまく処理できるかを考え、キャストを行います
なるべくユニット受けによる全損回避を目指して動き、処理される優先度が高いSサイズをアキレウスの隣に置きます



・2ターン目以降の動きと注意点

アキレウスは隙あらばアタックボーナスの糧として使い捨てる勢いで使用していきます
ただし、HPが片側全損している場合にはアテナを出すか、盾を複数抱えてメティスを出してアキレウスで守ってください
ここから向き合うのはこのデッキの弱点である防御の弱さです
アタックで強いカードは複数抱えれる色の為、相手は大いに警戒してきますがブロックして使えるカードは盾と怒涛ぐらいです
そのためラティや夜明けの光、アンスルを握れるデッキ相手には盾なんてディスアドにしかならないため撃てませんし盾の枚数をアタック上昇コードの枚数で上回られたらその時点で負けてもおかしくありません
蓮やウルのように攻防に使えるコンバットコードは消耗させるか溜める前に圧力をかけて潰しに行きます
それがうまくいかない、アタックのみにしか使えないカードがデッキとして見受けられる場合はアテナで受けに行く手札にするか先手を取って先に殺すことにします

アテナで受けにいく際の注意点として
・盾は出来るだけ温存する
・同名覚醒は躊躇無く
・コードは状況によって変わるが基本全て常勝不敗のコスト
・フリー覚醒は無理なく
・その試合で負けなければ妥協も視野に入れる
があります

アテナ自体がログコストが重く、他者を圧倒できる性能を持っていますがその圧力には手札が関わってきます
無理に手札を消費して倒されました、では話にならず耐えましたが手札がなくなり相手を倒せませんでした、ではアド差で返しにやられます
手札消費は抑えれる場面は抑えていき、チャンスをつかめると判断したら大胆に切り出していきます



・怒涛は撃たない

上記にてアテナの重要性と運用の難しさを記載しましたがここで運用が難しいカードとして怒涛が上げられます
数少ないリアクションで相手のユニットを破壊できるカードの一つですがコストが4と非常に大きいです
与えるダメージは120と大きいですが、ダメージ軽減で耐えられてもBP上昇で耐えられてもこちらへの被害は大きいです
手札一枚が回答となるこのデッキにおいて、その4ログ+怒涛を常勝不敗のコストに回せば1ログBP+20として計算すれば実にBP+100となり、その重要さがわかるかと思います
環境的にレジストやディスペルが良く積まれるようになり黄色には天眼、緑にはエオーにイングと敵が多いです
そのためこのカードの役割は
・相手に警戒をさせる
・BP+20
・回避不能の状態から使う
の3つです

前日予選レポートにも怒涛を使用した試合が合ったことを書きましたが運よく相手がログを消費して回避不能な状態になる機会は滅多にありません
したがって怒涛は上級者に対する圧力であり幻影の一撃となりうるのです。



・アタック以外のダメージについて

このデッキ一番の鬼門です
デッキカラーからしてアビリティには弱くコードには強いですが、アビリティが強い緑単、両方可能で数値が大きい黄単等が存在するためどちらかに絞った対策は難しいです
プレイング上回避可能でありますが、どうしても回避できない盤面は存在します
その場合はアテナが存在してもこれらのダメージに関しては出来うる限りレジストとディスペルで対策を行います
もしそれらが無い場合はアテナを用いて耐えにいくか他の手段を使って敗北を防ぎます



『各デッキへの対策』

対策などとお題目を立てましたが基本的にアテナの常勝不敗を最大限利用してさまざまなダメージを耐えることに主眼を置いてますので、良くある単色へどのように対処するかを説明します



・【赤赤/レイジ・キチョウorタイガ】
基本的に後攻を多く取られ続けることになりますので、手札は潤沢になるかと思います
赤単相手にやることは大まかに
・アウグルで先手を取る
・ヤマタノオロチのアタックを受けに行かない
・200前後のアタックを水鏡で受けられたら維持でも300出しHPを2枚取る
です
赤単にとって後手による攻防の弱さはコンバットコードの弱さからわかるためアウグルが手札にあれば必ず抱えて先手を取りにいくだけで勝てるレベルです。近江でスピードバーンされる場合もありますが、水鏡の上からHP2枚持っていける手札やそもそも水鏡が1,2枚見えている中盤は張ったりでもいいのでギアチェンジで圧力をかけにいきましょう
ヤマタノオロチのアタックはログを使用しますが手札の消耗はありませんのでそこからひっくり返されることも珍しくは無いです。ですのでいくらその後のスサノヲとSのアタックが強くても受けを選ぶなら必ずヤマタノオロチを避けましょう
水鏡は火力を伸ばしても2枚使えば大概HP1枚で済ませてくる優秀さですが序盤に相手のHPを1に追い詰める動きを突き進めれば2枚目を握れないプレイヤーはがけっぷちに追い込めますし、2枚使えば翌ターンでの受けに困りますので消費以上にリターンは大きいですので手札のアタック用コードを切らしてでも狙います



・【緑緑/フィリッパ・クリストファ】
あらゆるカードが優秀かつ此方に刺さるため、ディスペル・レジストを大事に利用します
此方のアタックは優秀なので相手が守る場合、コード一枚につき0~1ログは差が出ますのでイングを握られていなければそのまま推し進めて勝ちに行くことも可能です
また、アビ焼きに関しては伸び代の高いオーディンのためアテナは常勝不敗とレジストで、アキレウスはレジストを握らない限り、それ以外は諦めます
ディスペルを握って機を待ち、相手の油断を待たない限り勝機が薄いです
毎ターンソーン連打は諦めましょう。イングと同等に厄介ですがイングがある限り勝ち目が無いのでつまり勝てません



・【黄黄/パドマ・ガウリorリツコ】
並居る単色デッキに比べBPが常時120~140でしかないアテナ、アキレウスに190、240ダメージは驚異的です
ですがアテナであればキャンセルをされない回避手段【常勝不敗】があり、アタックの強さも持ち合わせているので如何に手札を切り出し、アタックで潰すかが肝になります
アテナに対しての焼きは極力常勝不敗等で耐える手段を保持してディスペル・レジストを使用します。そうすることでキャンセルされても介入がほぼ不可能な領域での対抗で耐えるので非常に大きな優位性が付けます






『あとがき』
非常に長くなってしまいましたが皆さんの参考になることは出来ましたでしょうか。前日予選中は3勝したあたりから緊張が続き権利取得できるラインまで勝ち続けることが出来たのが奇跡のように思えます。本戦はデッキを少々いじり出場しましたがメタの読み間違いから来るデッキ構築で敗北したため、そのあたりがデッキビルダー、プレイヤーとしての弱さだったかなと思います。本戦はプレミによる敗北と対処不能札の数々の洗礼で2敗してしまい、デッキ構築もさながらプレイングに関しても未だ磨くべき点があるのでしょう。

今回の記事を書くにあたって、改めて自身の考えを元に文章を作成する難しさを実感しました。ここまで書くのにGSC翌日からかかっているので相当かけてますね…。

初めてのブログ開設と完全に自分の意見のみの記事ですのでどんな反響が出るのか不安ですが、今後もイベントなどがあれば記載していけたらいいなと思います。

それでは、また次回に

登録タグ: ドレッドノート 

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テーマ:デッキ構築・解説投稿日時:2016/10/07 04:48
TCGカテゴリ: ドレッドノート  
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