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鉄と鋼の王国(エレメンタル)

(1)
地下都市ガントル。ドワーフたちが住むその国は『鉄と鋼の王国』とも呼ばれている。同じく地下で迷宮を築きあげているミノタウロス族の爆殺王派とは地下トンネルで幾度となく衝突しているが、強固なドワーフたちは未だに侵略されたことはない。
そんなドワーフも、オルクス連合軍による侵略に悩まされていた。人間嫌いで通っていた《鉄と鋼の王ゴットドン》も、ついに地上の人間たちからの呼びかけに呼応する決意をする。
(2)
《鉄と鋼の王ゴットドン》が考案した陣形「ファランクス」は、ドワーフの小さくて丈夫な身体を最大限に利用した戦術。もともとドワーフは守備に徹した戦いが得意で、負けない戦をさせれば六門世界一とも言われている。隊列を組んだ重歩兵隊とそれを率いる指揮官を相手にすれば、「鉄壁」という言葉の意味を、身をもって思い知ることになるだろう。
(3)
前線での戦闘ではなく、戦況を有利にするための戦場設定をメインとする専門部隊。
特に塹壕を掘ること・塹壕を掘るのに適した地形を発見する技能は卓越しており、実質的に先遣部隊としての役割も担っている。
戦線においても無能とは縁遠く、アイテムを駆使したトリッキーな戦術を駆使するため、ドワーフ軍においてなくてはならない部隊となっている。
(4)
ドワーフたち愛用の非常に強い酒。
ドワーフは種族的に酒豪が多いため、ほとんどがこの琥珀色の液体を好む。
戦場における士気向上にも役立っており、中には戦闘中に酒をあおることで本来以上の実力を発揮する者も。
ただし、基本的に他の種族にとっては香りを嗅ぐだけで卒倒するほどの火酒である。
(5)
信心深くも傾倒しない、無骨で男らしいドワーフ達の王。
その性質は生粋の王であり、率いる兵たちの声に呼応して自らの戦力を向上させる覇気を持つ。
彼を慕う者は皆、その心意気に惹かれて生命を惜しむことなく戦い抜く。
性根は無骨な武人でありながらも頑固一徹の分からず屋ではなく、人間たちと手を取る決断を下したように、状況に応じた判断ができる器の大きな人物である。
(6)
《ゴットドンの地雷槍》は特製のジャベリンを巨大な弓で射出する対軍兵器。その大きさはもはや槍というより弩砲であり、並んだ味方の盾の間から敵を狙撃する目的で作られている。
ドワーフ得意の“守備特化”鉄壁戦術において、攻めの役割を担う重要な要素である。
(7)
《ダイアモンド・ヘッド》はドワーフたちに伝わる伝説の魔 法。
‘強固’を信条とするドワーフらしく、祈りを捧げることで、味方の装備している武器や盾・鎧すべてにダイアモンドのコーティングが施される。硬度において最高を誇る鉱物で覆われた装備は、鉄壁の守りを誇ると同時に、敵を貫く最強の矛にもなる。
(8)
《白き石の王ナスホルン》は独特の自治を行っている宗教国家の法王。
ドワーフ随一の魔法の使い手であり、彼が直々に率いる部隊はエルフの魔導隊にもひけをとらない魔力を持つ。
『賢王』とも呼ばれる彼の言葉は聴く者の心に響き、言葉の通じない相手でさえも感銘を受けるという。
ゴットドンの無二の親友でもあり、若かりし頃に彼と結んだ絆は、それぞれが一国の主となっても褪せることなく強固なままである。
(9)
《鉄亀戦車ゴリアテ》は巨大なリクガメの上に櫓を組んだ、規格外の大型騎兵。騎乗している亀は万年を生きたと言われる長寿の種であり、通常の白兵戦において動きは遅いながらも強固な甲羅を持つため、ドワーフとの相性が抜群である。また、地下空洞に充満する濃密な土のエレメントに呼応する特性を備えており、 地下空洞の戦いでは単騎で敵を殲滅するほどの活躍を見せることとなる。

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テーマ:バックボーンストーリー投稿日時:2014/04/04 09:16
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