第7回綾瀬杯のチーム戦で使用した赤緑ジャガーです。
スコアは3勝1敗でした。
1.使用リスト
■スタートカード
1 x 変幻水晶プリズムカメレオン
■イグニッション
8 x 伝説の魔神 百騎兵
4 x 修行中の跋難陀
4 x 手甲職人ガントレット
4 x 悪戯好きの妖精ピクシー
■緑
4 x 五頭領 天眼忍者ウェアジャガー
4 x 甲虫女王ヘルソーン
3 x 碧の狩人フィーユ
2 x 八大龍王 阿那婆達多
3 x 八大龍王 跋難陀
■赤
4 x 暁十天タフリル・ハジェス
1 x 発掘職人マトック
2 x 暁十天クテール・マシャカ
4 x 幻の浮島アスピドケロン
2 x 覇王剣ドラゴニックフレア
赤緑ジャガーのアーキタイプに近い構築だと思います。
幻の浮島アスピドケロンや八大龍王跋難陀や八大龍王阿那婆達多を使用してリソースを伸ばし、碧の狩人フィーユという非常に安定したエンジンを用意して、デッキを回し切ることを最優先しました。
型にハマればイージーキルも出来るように構築をしました。このデッキの狙いは「どのデッキに当たっても勝てる要素を作る」です。
赤緑という非常に安定してビートができる構築の為、相手よりリソースを伸ばして押し切る盤面構築を行っていきます。
2.概要
今回テーマに挙げてる「どのデッキに当たっても勝てる要素を作る」は「10リソースに相手より早くたどり着き、ジャガー+3コストでビートが出来る状態orヘルソーンが捲れる状態を作る」を指します。
その為、先行と後攻で3ターン目までにはリソースブーストが出来る状態を作ります。デッキのパワー自体は低い方なので、相手に盤面構築を綺麗にされると勝てる要素が少なくなってしまいます。その為相手よりワンテンポでもいいのでリソースを多く確保する必要性があります。
非常に多くのギミックを詰め込んだデッキを何度も繰り返し作って回しましたが、どれもこれも単独で機能するカードが少なく、特定の場面の状態のみで機能するカードが多かったです。
なので、ゲームを構築する際にジャガーとフィーユ機能とリソースブースト機能に向かい、自分のやりたいメインギミックに向かう必要性があります。
それなら初めからそのエンジンが機能するように特化させて、他のカードでそれを補助するのが良いと考えました。
3.基本的な戦略
初めに相手よりリソースを伸ばすために今回はリソースを増やせるカードをデッキに9枚に五頭領天眼忍者ウェアジャガーを4枚を加え、計13枚採用しました。この数はIGカードを考えなければデッキの約半分の枚数を占めてます。
僕的の考えでは13-15枚ぐらいのリソースブースト出来るカードがあればこのデッキにはちょうどいいと判断しました。
リソースブーストを安定させるために≪フィーユはいつも元気だぞっ!≫や≪お目付役エルダー≫とか≪仲良しランチ≫などのカードを加えてもいいと考えてます。
≪幻の浮島アスピドケロン≫
僕はリソースを伸ばすカードの中だと一番このカードが好きです。 幻の浮島アスピドケロンの強みは、先行2ターン目に緑リソースを2確保できた状態で盤面に出せれば次のターン6リソースで動けて、そのまま碧の狩人フィーユにアクセス出来るため「手札の質を上げること」ができるのが幻の浮島アスピドケロンの強みだと思います。
もう一つは6000打点あるため3コスト以下のゼクスに破壊されることが少ないのも魅力な点の一つだと考えてます。*一部例外あり
その為デッキ構築でもリソースに緑が置きやすいカードを採用しています。
≪碧の狩人フィーユ≫
このカードの強みは説明しなくてもわかると思いますが、盤面に出すことによって手札の質を上げることができます。次のターン、その次のターンに欲しいカードを拾えるのが一番のメリットにもなります。
もう一つの強みが五頭領天眼忍者ウェアジャガーから出せば手札が一枚増えると書いてあるので、説明もいらないくらい強いカードだと思います。
当日の朝急いでデッキをその場で組んだため、枚数調整をミスしたのが痛かったです。
碧の狩人フィーユを4枚。五頭領天眼忍者ウェアジャガーを3枚にするのが正解だったと僕は考えてます。
≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫
このデッキの一番軸になるカードです。
10リソースから盤面構築をするデッキなので10リソース時にこのカードを握れると強いです。
このカードを10リソース時に出せればアタックが2回と五頭領天眼忍者ウェアジャガーの効果で出したゼクスの効果が使えるため、確実なアドバンテージに繋がります。欠点としては五頭領天眼忍者ウェアジャガーで出したカードはエンドフェイズにリソースに戻ってしまうので盤面が弱くなってしまうのが欠点になります。それを補うのが次に書く≪甲虫女王ヘルソーン≫です。
≪甲虫女王ヘルソーン≫
リソースが9以上あるときにIGアイコンがつくカードです。ライフから出ても強く、IGで出せばマナカーブが出来るので強力です。
≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫で盤面に一つ空くスペースに大きなゼクスを置けるのが最大のメリットになります。≪甲虫女王ヘルソーン≫の打点が9000なので、IGに手甲職人ガントレットを採用し11000まで1パンチで抜けるように構築をしています。
前の環境でも≪魂を結ぶ天使リアン≫で最速≪滅獄竜デスティニーベイン≫を倒すために≪手甲職人ガントレット≫や≪聖獣オーラヘケト≫採用してたのと同じ理由です。
今回の構築は上記のカードをふんだんに利用して、盤面構築をすることが大きな狙いになってます。
4.その他のカードについて
≪発掘職人マトック≫
アルタフォースや≪七大罪怠惰の魔人アセディア≫等を妨害するために今回はデッキに一枚だけ積みました。手出しで出しても使えますし、≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫の効果でリソースから出して相手の行動を妨害できるので採用しました。使い勝手はよく、リソースに簡単に置けるのでとても良いカードでした。それと同じ理由で≪覇王剣ドラゴニックフレア≫を今回は積みました。
≪暁十天タフリル・ハジェス≫
説明する必要は少ないくらい強いカードです。相手のIGビートを止めたり、15000以上ダメージが単独で取れたり、手札にある≪修行中の跋難陀≫をトラッシュに落としたりできるので強いカードです。
≪暁十天クテール・マシャカ≫
今回実験的に採用したカードの一枚でした。綾瀬杯前に、HBSに参加して、緑青Lバウンスマシャカを使ってて感触が良かったので採用しました。しかしながらデッキから抜く一番の候補にはなりました。
メリットとしては、自分のハンドに来てしまった≪甲虫女王ヘルソーン≫をデッキに入れられるのと、手札を使い切った動きをした後に≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫から出してハンド補充が狙いでした。
デメリットとして相手にハンドを四枚与えることになるので今ではデッキから抜いてます。
≪八大龍王 阿那婆達多≫
6コストで相手のゼクスをなんでも除去しつつ、自分のリソースを伸ばすことができるカードとして採用をしました。盤面構築をする際に、相手がこのカードを処理しなければ7→9→11→13とリソースが伸びていくので、相手より有利な盤面を作ることができます。
扱うのが難しいカードでもあるので、採用には好みが分かれると思いますが、僕は好きなカードの一枚です。
5.今回採用しなかったカード
≪魅惑の七支刀 月下香≫
なぜこのカードを採用しなかったのかいまだに疑問を思っています。調整時間が1時間なかったも一つ。もう一つは会場にこのカードを持ってきてなかったのも一つ問題点でした。
このカードがあれば勝てた試合もあると思うと構築ミスにとても響きました。
≪八大龍王 難陀≫
デッキに二枚入れたかった候補のカードでした。時間がもう少しあれば採用まで至ってたと思います。
狙いとしても10リソースにいち早く到着できるので採用は良いと考えてます。しかしながらチャージのカードを使ってしまうため、甲虫女王ヘルソーンをIGフェイズで出せる可能性を潰してしまうため、採用するかはしっかり調整して採用するカードだと思います。
≪九大英雄アーサー≫
これもなぜ採用しなかったのかその場の自分に問いたいくらいです。採用理由としては≪魅惑の七支刀 月下香≫と似てる点がありますが、一番の強みは≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫から11000打点のカードを投げられるというメリットがあります。≪水竜の能力の使い手アッシュ≫ではいけない点が、6リソース8リソースの間に11000打点で殴れないのが理由です。あとは≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫を数ターン前から出してて、効果を発動した際にリソースが9以下になってしまい打点が11000確保できない状態が発生するケースを考えて≪水竜の能力の使い手アッシュ≫は不採用になりました。
5.総括とむてん丸以降の構築
■総括
記事の冒頭から≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫がしつこいぐらい出てきてますが、パワーカードでした。出た当初はただのおもちゃカードだと僕も考えてましたが、少しずつゼクスの研究をするたびにこのカードが弱いカードじゃなくて化け物カードなのが理解できました。現に今どこのお店に行っても高い金額がついていると思います。
僕がいつもデッキを作る際に注意している点がいくつかあるので紹介をしたいと思います。
1.特定
まず自分がどのようなデッキを触りたいか。テーマを一つ決めるのが一番最初の作業になります。
遊戯王やMTGとは違いサイドボードがないため、メタギミックを積むことが難しいゲームなので、自分が回したいと思うカードを採用してデッキを組みます。
ゼクスを始めたばかりの人や、環境頭でどんなデッキを使えばいいのかわからないと思う人もいると思います。その場合はツイッターで情報を調べてみたり、環境頭は自分な好きなデッキを数週間触りながら大会に出て、対戦相手のデッキ構築を真似してみたり、ZXvaultで他の人が公表しているデッキを触ってみるのも一つの手だと思います。
2.デッキのコンセプトを理解して、長所を伸ばす
上の記事でも出てきてますが自分のやりたいテーマは何なのか明確化する必要があります。
1.軽量ゼクスで素早く相手のライフを4点削る
2.序盤に必要なカードを集めて中盤後半で盤面構築をする
3.リソースブーストからコストの大きいカードで押し込む
4.相手のパワーカードを制圧してから、盤面構築をして倒す
これらのデッキコンセプトはよく目にすると思います。
自分の回したいデッキのテーマ、コンセプトをしっかり理解して自分のデッキの長所をしっかり伸ばしてあげることによって、勝率は変わってくると思います。
3.強いデッキの勝ち筋をしっかり理解する
僕がそのデッキを回すと決める理由の一つです。
イージーキルのしやすさを一番大切にします。今回のデッキならリソースを素早く10まで伸ばし≪五頭領天眼忍者ウェアジャガー≫で相手とのアドバンテージ差を広げる。≪昆虫女王ヘルソーン≫によるIGゲームに持ち込む。これがイージキルのしやすさに繋がっていると思います。
人間なので多少のプレイングミスをします。そのプレイングミスをしてしまった際にどうやって修正をしていくか考えるとイージーキルのしやすさに重点を置いてデッキを作成します。最低でもここまで持っていけば勝てる確率が高くなるというのを作るとデッキを回す際に少しは緊張せず回せると思います。
4.構築の見直し方
大会や身内と沢山ゼクスをやると思います。その中で勝てないタイミングが絶対くると思います。どうしても勝率が伸びないから構築を変えようとする人が多いと思いますが、僕は構築を変える前にプレイングを見直す作業から始めます。
しかしながらこのプレイング調整はセオリーを外すことがあります。その為変な癖がついてしまう恐怖もあると思います。それを克服するのに「復習」を繰り返し行うことが大切になります。その復習を何度も何度もすれば、恐怖が確信に変わる瞬間がきます。その確信が自身になり、伸びやかにゲームをプレイできるようになります。
そしてもう一つ僕の周りの身内に僕から提案してることが一つだけあるのですが、デッキは一人で回すなとよく口を酸っぱくするくらい言う時があります。
いつも皆さんは自分の回すとき何人で回してますか?と聞くと大半が2人や4人と答えると思いますが、僕が身内に提案しているのは対戦相手を含めて「3人以上」で対戦する調整方法を提案していることのが多いです。
。
簡単に言うと、自分と相手以外の人を自分の後ろや周りに立ってもらいます。後ろや周りから手札や盤面を見てもらい意見をもらいます。それと意見だけじゃなく「A君ならこの場面どうやって回してた?B君ならどう?」なども質問できます。二人以上で調整をすることによって、視野が大きく広がり、普段主観的にしかプレイングがわからないためプレイングの幅が広がります。多くの意見交換をすることによって時には意見の食い違いも出てくると思います。その時は復習をしたりして「この場面で俺はこれ試したけどこうやった方がやっぱりよかった」などが出てくると思います。また意見が一致すれば不安要素が確信要素になり自身にも繋がってきます。
デッキの調整をする際に、プレイングを見直すことが大切な理由がここにあたります。
この調整方法は周りのプレイヤーで切磋琢磨できるため、周りの環境レベルが一段ずつ上がってくことも一つのポイントになってきます。
良いプレイヤーには良い環境や仲間がいることは人間関係を見ればわかってくると思います。
プレイヤーの交流には沢山メリットがあるので、横の繋がりを沢山増やせれば上達への近道になるかもしれません。
■今後
今使っているデッキが上記のデッキから少し変わって赤緑t白ジャガーに変わりました。
そのレシピが↓になります。
■スタートカード
1 x お目付役エルダー
■イグニッション
2 x ディバインブリーズ(F)
6 x 伝説の魔神 百騎兵
4 x 修行中の跋難陀
4 x 手甲職人ガントレット
4 x 悪戯好きの妖精ピクシー
■白
3 x 世紀の大怪盗ワイヤー
■緑
4 x 甲虫女王ヘルソーン
3 x 五頭領 天眼忍者ウェアジャガー
4 x 碧の狩人フィーユ
3 x 八大龍王 跋難陀
1 x 魅惑の七支刀 月下香
■赤
3 x 暁十天タフリル・ハジェス
3 x 九大英雄アーサー
4 x 幻の浮島アスピドケロン
1 x 覇王剣ドラゴニックフレア
この構築で回してます。
まだまだ実験段階ではありますが、デッキの完成度は高いと思ってます。
明日(今日)からむてん丸環境になりますが、自分の使いたいカードをとことん使うことがカードゲームを強くなるコツの一つだと思います。それがモチベーションにも繋がり、毎日デッキが一枚や二枚変化する環境になると思います。
以上です!
長いこといろいろと書いてしまいましたが最後までお付き合いしていただき感謝です!
最近カードショップでアルバイトを始めてからなかなかカードゲームをプレイする時間が短くなってきてしまったのが不満なのですが、遊べるときにしっかりと遊ぶようにしたいと思います><
TwitterのID:nyon381なので気軽に声かけてください。
答えられる範囲では答えますし、変に絡んできてくれると嬉しいです。
最近ではプレイする側よりも遊ぶ場所を提供する側になってしまってるので、もし時間があえば誘ってくれたら喜んで行くのでお願いします!
長くなったので以上!
夜中のお酒が入ってる状態で2時間近くシコシコ打ってたので誤字があるかもしれませんが目をつぶってください;;
それではまた!
登録タグ:
テーマ:考察 | 投稿日時:2014/08/28 03:06 | |
TCGカテゴリ: Z/X -Zillions of enemy X- | ||
表示範囲:全体 | ||
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