コラム |
[2015/05/18 12:30] |
荒井Pのアンジュ・ヴィエルジュコラム 第3回「アンジュのデッキ、可能性は無限大」
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第3回 アンジュのデッキ、可能性は無限大
DuelPortalをご覧の皆さんこんにちは。そしてはじめての方ははじめまして。
カードゲーム「アンジュ・ヴィエルジュ」のプロデューサー・荒井です。気軽に荒井Pと呼んでください。
ゴールデンウィークを挟んでちょっと間隔が空いてしまいましたが、コラム第3回です。過去2回(第1回コラム、第2回コラム)ではアンジュが“確率”のゲームであることをお話しましたが、今回はアンジュのデッキ構築の特徴について触れてみたいと思います。
キーワードは“自由”。そう、アンジュのデッキ構築はとても自由度が高いのです。
アンジュのデッキ構築におけるルールはたったみっつ。
1.デッキ枚数は54枚ちょうどであること
2.レベル0のプログレスカードを4枚入れること
3.レベル1のプログレスカードを16枚入れること
このみっつのルールさえ守っていればどんなデッキを組んでも構いません。そして、ここからがアンジュの特徴的な部分なのですが、実はこのゲームには「色拘束」がありません。
色拘束とは、色の概念があるカードゲームではよくある「青のカードをプレイするためには青のコストを払わなくてはいけない」というものです。そのため複数の色をデッキ内で共存させるのは難しく、多くても3色くらいで組まれるのが一般的なのですが、アンジュにはそれがなくすべてのカードが「無色」でプレイできるので、5色デッキも余裕で組めるのです。
▲各色のキャラをすべて集めた、見た目にも贅沢なデッキを作ることもできる |
では色は何のためにあるかというと、主にテキスト内で参照するものとなっています。例えば「青のプログレスのパワーを+2000」とか「青のプログレスが3枚以上いるなら○○する」とかですね。また「青はドローが得意」など色によって特徴がありますので、そのコンセプトに沿ったデッキを組む際にも影響してきます。
色を参照するカードを使う場合はある程度デッキ内の色を揃えていく必要がありますが、もちろんその中に他の色のカードを採用することはまったく問題ありません。そもそもそういったカードを使わないのであれば、色がごった煮であってもデッキとしてはちゃんと機能します。
唯一デッキ構築に影響を与える要素はただひとつ、それは「フレーム」です。前回のコラムで説明したようにリンク成功の重要な条件となるフレームには、ΩとΣの2種類があります。例えば「リンク(9)-ΩΩΩΩΩ」と「リンク(9)-ΣΣΣΣΣ」のカードを共存させ、リンクを成功させるのは余程のことがなければ難しいため、Ωに寄せるかΣに寄せるかが、唯一にして最大の構築ルールでありデッキ構築の際の指針でもあるといえます。
ただ、このふたつはまったく共存できないというわけではなく、たとえば「リンク(8)-(2)ΣΣΣ」など、成功条件にどちらでもいいフレームが混ざっている場合は、ある程度異なるフレームを合わせる余裕が生まれます。そこを活かし、ΩとΣのいいとこどりでデッキを組むというのも可能なのです。ただしその分安定性は下がるので、バランスをどう取っていくかはデッキビルダーの腕の見せどころですね。
▲実際に使われた組み合わせの一例。一見難しそうな組み合わせでも工夫次第で可能になる |
一言で言うと、デッキを組む上で「縛り」になるような要素はほとんどないということですね。
構築の自由度が高いということは以下のようなデッキの作り方が可能になるわけです。
・とりあえずフレームが合っていて見た目が気に入ったカードを片っ端から突っ込む
・好きなカップリングでキャラを組み合わせる
・異なる色のカードを組み合わせて自分なりのコンボを決める
・異なる色を組み合わせてコンセプトを相互補完する
・メタゲームを読み、環境に刺さりそうなカードをそっとピン挿し
見た目やキャラ重視で気楽に組むことも、1枚単位でバランスを吟味しながらガッチリ組むこともできる自由度なのです。特に後者の場合はデッキビルダーの腕の見せどころですね!(大事なことなので2回言いました)
なお、デッキは公式サイトでいろいろ見ることができます。過去の大会で入賞したデッキも載っていますので、製作者がどう考えてカードを選択していったか想像するのも楽しいですよ。
以上、アンジュのデッキ構築のお話でした。
自分なりのデッキを組んで楽しくブルーミングバトルしましょう!
©Ange Project
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