DuelPortal トレーディングカードゲームコミュニケーションツール

DuelPortalをご覧の皆さんこんにちは。そしてはじめての方ははじめまして。
カードゲーム「アンジュ・ヴィエルジュ」のプロデューサー・荒井です。気軽に荒井Pと呼んでください。

さて。
過去何回か、このDuelPortalでは単発でコラムを書かせていただきましたが、この度は連載という形となりました。およそ2週に1回くらいのペースで登場するかと思いますので、よろしくお願いします。

ということで。
何を書こうか考えたわけですが、奇しくもアンジュは新たなスターターデッキ「可能性の絆」が発売されたばかりです。このスターターを機に青蘭学園（アンジュの舞台となる学校です）でαドライバー（アンジュではプレイヤーをこう呼びます）デビューを迎える方も少なくない方と思います。ですので、そういった方々がこれから一流のαドライバーになるための一助となるような情報をお届けしていきたいと思います。

その前に、まずアンジュってどんなゲーム？というのを二言で！お伝えします。

▲《無限の可能性　日向美海》	▲《真理の黒魔女　ソフィーナ》	▲《グリム・フォーゲル　マユカ・サナギ》

▲《時の探求者　コードΩ00ユーフィリア》	▲《紅玉の妖精　ルビー》

見ての通りです。女の子イラストでないカードは1枚もありません。
アンジュの世界観は、5つの異世界が連結し、それぞれの世界の少女たちがひとつの学園に集まるというものです。つまり、人間だけでなく魔女とかエルフとか妖精とか天使とかアンドロイドとかあらゆるジャンルの女の子を網羅しておりますので、きっとあなた好みの一人が見つかるはずです。特定のキャラを集めてデッキを作るいわゆる「キャラ単」も多く存在しています。


詳しくは後述しますが、ゲーム的な特徴は「リンク」というキャラクターが持つ必殺技です。成功するかどうかは山札のめくり次第ですが、成功するとド派手な効果が発生します。「よっしゃー成功した！」というときのテンションの上がり方や爽快感は、アンジュならではのものでしょう。

さて。そんなアンジュの魅力を、皆さんにどう伝えるか考えました。
このDuelPortalを見ている皆さんは、何かしらのカードゲームを遊んでおり、既に経験豊富な方々とお見受けします。そういった方が、判で押したようなザ・初心者向けというようなコラムを読んでもきっと物足りないのではないだろうか？そう考えましたので、このコラムはちょっとだけゲーマー向けの視点で進めていくつもりです。平たくいうと「この連載を最後まで読めばアンジュのゲーム理論は完璧！楽しい！勝てる（たぶん）！」というような内容にしていきますので、どうぞお付き合いください。



アンジュに初めて触れる方は、ひとまず公式サイトの「はじめての方へ」をご覧ください。
ファーストガイドブックのコミックか、まるわかり動画を見るのがわかりやすいのでオススメです。


3行でまとめましょう。
要するにアンジュ・ヴィエルジュは



というゲームです。残念、4行になってしまった。
ここで注目していただきたいのが「リンク」というアンジュ最大の特徴であるシステムです。「山札の上をめくって判定」というシステム自体はTCGではよくあるものですが、アンジュではその判定にめくるカードが1枚や2枚ではなく「とにかくたくさんの枚数をめくりまくる」というのが大きく異なるところです。山札からぐわーっと10枚ものカードをめくっていると、6枚めあたりからちょっと変なテンションになってきて楽しいです。「あと1枚！フレーム来い！」みたいな感じで声に出しながらプレイするとなお楽しくなります。
なお、設定的にはリンクはαドライバーとプログレスの脳波が完全にシンクロしたときに驚異的な潜在能力を発揮できるというものです。年がら年中シンクロしてたら疲れちゃいますので、こういった判定が入るんですね。

▲リンクには様々な種類があり、成功に必要なフレーム数も異なる。レベル4のリンクはいずれも強力
▲リンクに必要なフレームカード。山札からめくれるのが仕事だが、場に出して能力を活用することも多い

リンクはアンジュの根幹を成すシステムであり、強力なリンクをいかにして成功させるか、そしてその成否がダイレクトにゲームの勝敗に影響します。リンクを制する者がアンジュを制す、と言っても過言ではないでしょう。それによって得られる効果も様々であり、採用したカードがどのようなリンクを持っているかによってデッキの方向性や戦略も決まってきます。

さて。ここまで読んだあなたは、きっとこう感じていることでしょう。
「成功するかどうかは山札のめくり次第なんでしょ？それって運任せじゃね？」
はい、確かにそういう面はあります。
ですが一方で、その運要素はプレイヤーの意志によってある程度コントロールすることが可能なものであり、そこがアンジュの面白いところでもあります。運を天に任せてプレイするだけでもゲームはできます（もちろんそれでも楽しいようにデザインしてあります）が、そこから一歩踏み込んでどれだけランダム性を味方にできるか、それこそがこのゲームのキモなのです。

具体的にどういうことか？それはまた次回に詳しく解説しましょう。



アンジュ・ヴィエルジュ公式サイト