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[2016/07/04 10:00] |
「異界月」カードプレビュー《即時却下/Summary Dismissal》
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イニストラードを、そしてそこに生きる人間たちを守るために創られたアヴァシン。
狂気に憑りつかれたアヴァシンは、その創造主たるソリンによって破壊された。
イニストラードを守るものはもういない。
無防備な世界にナヒリの叫びが響く。
「来なさい!私のもとへ。イニストラードへ!」
ついに。時が来た。
それは具現化した荒廃。
それは感情や物質を超えた虚無の霊気。
それは人生そのもののように厄介な謎。
エルドラージの中でも最大であり最も恐るべきものが呼び出されてしまった。
エムラクールは唱えられると本体であるクリーチャー部分がスタックに置かれる。
その後「唱えたとき」を条件とする誘発型能力が誘発し、その後いずれかのプレイヤーが優先権を得る段階でスタックへと置かれる。
精神を蝕むその力は、対戦相手の精神を隷属させプレイヤー自身のコントロールを奪ってしまう。
もし《約束された終末、エムラクール》を打ち消したとしても、すでに誘発した能力はスタックに残り、解決されれば精神を操られる。
これほど絶望的な状況に対応できるものが……ある。
それが今回のプレビューカードだ。
《即時却下》が解決されると何が起こるのか。
それは、スタックされたすべてのものを打ち消すこととほぼ同義だ。
マジックにおける「呪文」とは、スタックに置かれた状態のカードのことである。
「他の呪文すべてを追放」とは、「現在スタックに置かれているカードすべてを追放領域へと移動させる」ことになる。
スタックから取り除かれてしまったカードは効果を発揮することができない。
結果、「呪文を打ち消す」のと「ほぼ」同じ効果が得られる。
そう、「ほぼ」同じ。
違いは「打ち消されないものでも追放は出来る」ということだ。
続く文章。
こちらはそのまま、「現在スタックに置かれている能力すべてを打ち消す」ことになる。
起動型能力や誘発型能力は、その名の通り起動したり、特定の条件を満たすことで誘発したりすることでスタックに置かれ解決を待つ。
そのすべてをこの呪文で打ち消し、効果を発揮させなくすることができる。
もちろん打ち消されたとしても起動に使用したコストが返ってくることは無く、もう一度支払うこともない。
久しぶりにストーリーへ姿を現したプレインズウォーカー、タミヨウ。
彼女の故郷である神河を舞台にしたセット「神河物語」にも効果的には似たカードが収録されていたが、これも何かの縁だろうか。
まさに対エルドラージ用最終兵器とでも言えそうな《即時却下》であるが、有効なのはエルドラージに対してだけではない。
古くは「複製」や「ストーム」で大量コピーされた呪文であってもすべてまとめて打ち消し、まさにフレーバーテキストのような状況に出来る。
現在のスタンダード構築環境においても《搭載歩行機械》の死亡時誘発能力を打ち消したり、既に場に出てしまっているプレインズウォーカーの能力を打ち消したり、《不敬の皇子、オーメンダール》の降臨を阻止したりと様々な使い出があるだろう。
イニストラードの次元は、ついにエルドラージ達と対抗する術を手に入れた。
エムラクールをその能力ごと追放し、《折れた刃、ギセラ》と《消えゆく光、ブルーナ》をエムラクールの束縛から解放し、イニストラードを元に戻すことが出来る日も近い、のかもしれない。
狂気に憑りつかれたアヴァシンは、その創造主たるソリンによって破壊された。
イニストラードを守るものはもういない。
無防備な世界にナヒリの叫びが響く。
「来なさい!私のもとへ。イニストラードへ!」
ついに。時が来た。
▲《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》 |
それは具現化した荒廃。
それは感情や物質を超えた虚無の霊気。
それは人生そのもののように厄介な謎。
エルドラージの中でも最大であり最も恐るべきものが呼び出されてしまった。
エムラクールは唱えられると本体であるクリーチャー部分がスタックに置かれる。
その後「唱えたとき」を条件とする誘発型能力が誘発し、その後いずれかのプレイヤーが優先権を得る段階でスタックへと置かれる。
精神を蝕むその力は、対戦相手の精神を隷属させプレイヤー自身のコントロールを奪ってしまう。
もし《約束された終末、エムラクール》を打ち消したとしても、すでに誘発した能力はスタックに残り、解決されれば精神を操られる。
これほど絶望的な状況に対応できるものが……ある。
それが今回のプレビューカードだ。
▲《即時却下/Summary Dismissal》 |
即時却下(2)(青)(青) インスタント 他の呪文すべてを追放し、能力すべてを打ち消す。 「最初っからやろう。な?」 | Summary Dismissal(2)(U)(U) Instant Exile all other spells and counter all abilities. ”Let’s start fresh, shall we?” |
《即時却下》が解決されると何が起こるのか。
それは、スタックされたすべてのものを打ち消すこととほぼ同義だ。
マジックにおける「呪文」とは、スタックに置かれた状態のカードのことである。
「他の呪文すべてを追放」とは、「現在スタックに置かれているカードすべてを追放領域へと移動させる」ことになる。
スタックから取り除かれてしまったカードは効果を発揮することができない。
結果、「呪文を打ち消す」のと「ほぼ」同じ効果が得られる。
そう、「ほぼ」同じ。
違いは「打ち消されないものでも追放は出来る」ということだ。
▲《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 | ▲《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》 | ▲《抹消/Obliterate》 |
続く文章。
こちらはそのまま、「現在スタックに置かれている能力すべてを打ち消す」ことになる。
起動型能力や誘発型能力は、その名の通り起動したり、特定の条件を満たすことで誘発したりすることでスタックに置かれ解決を待つ。
そのすべてをこの呪文で打ち消し、効果を発揮させなくすることができる。
もちろん打ち消されたとしても起動に使用したコストが返ってくることは無く、もう一度支払うこともない。
▲《汚染された三角州/Polluted Delta》 | ▲《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》 |
久しぶりにストーリーへ姿を現したプレインズウォーカー、タミヨウ。
彼女の故郷である神河を舞台にしたセット「神河物語」にも効果的には似たカードが収録されていたが、これも何かの縁だろうか。
▲《時間停止/Time Stop》 |
まさに対エルドラージ用最終兵器とでも言えそうな《即時却下》であるが、有効なのはエルドラージに対してだけではない。
古くは「複製」や「ストーム」で大量コピーされた呪文であってもすべてまとめて打ち消し、まさにフレーバーテキストのような状況に出来る。
▲《万の眠り/Gigadrowse》 | ▲《苦悶の触手/Tendrils of Agony》 |
現在のスタンダード構築環境においても《搭載歩行機械》の死亡時誘発能力を打ち消したり、既に場に出てしまっているプレインズウォーカーの能力を打ち消したり、《不敬の皇子、オーメンダール》の降臨を阻止したりと様々な使い出があるだろう。
▲《搭載歩行機械/Hangarback Walker》 | ▲《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》 |
▲《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey》 | ▲《不敬の皇子、オーメンダール/Ormendahl, Profane Prince》 |
イニストラードの次元は、ついにエルドラージ達と対抗する術を手に入れた。
エムラクールをその能力ごと追放し、《折れた刃、ギセラ》と《消えゆく光、ブルーナ》をエムラクールの束縛から解放し、イニストラードを元に戻すことが出来る日も近い、のかもしれない。
▲《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》 | ▲《消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Light》 | ▲《悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmares》 |
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