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ついにこの時が来た。
エターナル（ヴィンテージ及びレガシー）フォーマット向けの再録エキスパンション「エターナルマスターズ」がついに発売される。
「永遠」の名を冠したエターナルにローテーションの概念は無く、今まで公式に発売・発行されたほぼ全てのカードが使用可能。※禁止・制限カードは有り。

今セット「エターナルマスターズ」にはマジックの歴史で特に顕著な活躍をしたカードが再録されている。
また過去の「モダンマスターズ」シリーズと同様にリミテッドも考慮された収録となっている。
その珠玉の249種から今回は特に紹介したいカード達を独自にピックアップした。
テーマは「祝！日本語化」。

▲《意志の力/Force of Will》

ピッチスペルの代表と言っても過言ではない強力無比な打消し呪文。
一度は聞いたことがあるであろうその名前もついに日本語となった。

▲《セレンディブのイフリート/Serendib Efreet》

「アラビアンナイト」に初収録された、今の基準からでは青らしからぬ能力を持つクリーチャー。
「From the Vault:Exiled」以来の再録。

▲《トーラックへの讃歌/Hymn to Tourach》

凶悪無比な手札破壊呪文も再録されている。
収録された「フォールン・エンパイア」では同セットに4種のイラスト違いが収録されていた。
「トーラック」は「漆黒の手教団」の宗教的指導者の名前。
死後、神に祭り上げられるほどの権勢を誇ったという。

▲《陥没孔/Sinkhole》

マジック史上始めて刷られた土地破壊カード。
この後、このカードを基本として様々な亜種（という名の実質下位互換の調整版）が作られることとなる。

▲《樹根/Roots》

根が絡み付きクリーチャーを束縛する。
飛行クリーチャーには届かないところがカードのイメージ通りだ。

▲《魔力の墓所/Mana Crypt》

マジックの小説「Final Sacrifice」のプロモーションカードとして配布された1枚。
限定的な配布方法な上にあまりにも強力なマナ加速能力。
そんなものが許されるはずもなくレガシーでは禁止となっている。

▲《イス卿の迷路/Maze of Ith》

攻撃を無効にしたり、自分のクリーチャーを守ったり、色々と使い出のある土地カード。
「イス卿」は魔道士議事会（The Conclave of Mages）の創設者の男。
「時のらせん」にて《高位の秘儀術師、イス》としてカード化もされていたりする。

▲《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》

▲《カラカス/Karakas》

その制約から強力なものが多い「伝説のクリーチャー」を手札に戻すことが出来る土地カード。
無色で且つ土地のためプロテクションをすり抜けたり、打ち消されなかったりするのが強み。
地名ではあるが実在のベネズエラの首都とは綴りが違う。（あちらはCaracas。）

今まで日本語化されていなかったということは古く、再録されていなかったカードという事。
新しくなったアートももちろん素晴らしいが、古い元絵もついつい欲しくなってしまう魅力がある。
マジック最初のエキスパンション発売から23年。
今も変わらず愛されるマジックの歴史も垣間見、思いを馳せることのできる素晴らしいエキスパンションとなっている。
エターナルフォーマットに興味のあるプレイヤーにはもちろん、統率者戦を嗜むプレイヤーにもおすすめだ。
もちろんコレクターにも。

「エターナルマスターズ」は6月10日発売！



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