コラム |
[2015/06/23 14:00] |
荒井Pのアンジュ・ヴィエルジュコラム 第4回「デッキを組んでみよう その1」
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第4回 デッキを組んでみよう その1
DuelPortalをご覧の皆さんこんにちは。そしてはじめての方ははじめまして。
カードゲーム「アンジュ・ヴィエルジュ」のプロデューサー・荒井です。気軽に荒井Pと呼んでください。
さて、6月11日にブースターパック第8章「目覚めし暁天の女神」が発売となりました!このDuelPortalでもトップページをジャックしたりしていましたので、目にした方も多いかと思います。今回のコラムでは第4回の実践編ということで、実際に第8章のカードでデッキを組む過程を紹介したいと思います。
今回は過去3回に比べて、よりカードのテキストに突っ込んでいく内容になります。アンジュに初めて触れる方は、ひとまず公式サイトの「はじめての方へ」をご覧いただければ、より内容が伝わるかと思います。中でもファーストガイドブックのコミックか、まるわかり動画を見るのがわかりやすいのでオススメです。
1.まずはコンセプトを決める
デッキを組む際にまず必要になるのはコンセプトです。といってもそんな大層なものではなく、「ドローが好きだからとにかくカードを引きまくりたい」とか「イラストが気に入ったからこのカードを使いたい」とか、そのくらいでOKです。今回はアンジュらしく、まずはキャラから選ぶことにしましょう。
赫夜のテキストを読むと「青のプログレスが3枚以上いるなら」「あなたのレベル4以上のプログレスが3枚以上いるなら」という条件が書いてあるのがわかります。つまり、彼女が全力を出すためには「青でレベル4以上のプログレスが安定して並ぶ構築にする必要がある」ということです。ここで、青中心で他の色はあまり採用せず、レベル4を多めに入れた構築にするという指針ができました。
さらに読んでいくと「カードの効果でカードを引いた時」という条件が目につきます。そして「エナジーをアウェイクできる」と書いてあります。カードを引く、すなわちドローができるカードと組み合わせれば、手札を増やしつつエナジーをアウェイクし、アウェイクすれば再度そのエナジーが使えるので相手よりも1ターンで使えるエナジーが増える…すなわち展開面で大きく有利になれるということですね。青でΩはドローが得意な色なので、コンセプトは「青Ωドローデッキ」ということになりました。
2.コンセプトに沿うようなカードを選んでいく
ここからは実際にカードをチョイスしていきます。レベル1~5までのプログレスとアクションをバランスよく入れる必要があるため、ひとまず各レベル帯で必要そうなカードを片っ端からピックアップし、後程枚数を調整するようにしたいと思います。まずはデッキの足回りを固めるレベル1と、主役であるレベル4を決め、間をつなぐレベル2と3はそのあとに考えていきます。
<レベル1>
必ずデッキに16枚入れる必要があるフレーム持ちのカード。フレームはΩ単にすることを決めたので、カードリストと睨めっこしつつΩの中から赫夜を活かせそうなカードを選んでみましょう。「カードを引く」や「エナジーをアウェイクする」と書いてあるカードに注目してみます。
「カードを2枚引く」というテキストは赫夜と相性がよさそう。コストとしてレベルの高いカードを捨てる必要がありますが、そもそもレベル4を多めに入れる構築にするつもりなので、コストの捻出に困ることも少ないでしょう。 |
青ではないですがこれもカードを引くことができます。しかもエナジーアウェイクまでつくので、手札を増やしつつエナジーをアウェイクしていくコンセプトとかみ合っていますね。強力であるがゆえのデメリットとして自爆ダメージが飛んできますが気にしない気にしない。 |
こちらはエナジーをアウェイクしつつエナジーを増やせるカード。手札を2枚捨てるというコストはかなり重いですが、ドローデッキなら後々で取り返せるのであまり気になりません。1ターン目に美海→エルセア→レベル2という動きはかなり強そうですし、序盤でエナジーを増やしておけばキーカードである赫夜が早いターンで登場できるのも○。 |
赫夜と同じく「青のプログレス3枚以上」という条件持ちのためすんなり入りそうなカード。アンジュではほぼ確実に山札の「リメイク」が発生しますが、これを入れておけばリメイク時に除外するだけでドローできます。「入れ得」カードなのでとりあえず入れときましょう。 |
それぞれ4枚ずつ入れるとして、これでレベル1の4種が揃いました。次は赫夜以外のレベル4です。
<レベル4>
これらのカードはドローすればするほど自身が強化されます。赫夜と並びデッキの中心として活躍してくれそうです。
美海&深雪を強化するためのパートナーとしては、なんと1人で3枚もドローできる彼女に頑張ってもらいましょう。登場したターン限定ですが、リンクを大幅に増やせる「ラッシュ」を持っています。そのためリンクがとても成功しやすいのが魅力であり、ドローすれば強化される美海&深雪を堅実にサポートしてくれます。 |
「青のプログレス3枚以上」ということは、一人くらいは他の色がいてもいいということです。なので他の色からの出張枠としてこのカードをチョイス。レベル4が並ぶデッキになるのであればモリモリ自身を強化できるでしょう。 |
これでデッキの約半分、「必須カードであるレベル1とデッキの主役となるレベル4」が決まりました。続いて、序~中盤に活躍するレベル2~3を考えていきます。
<レベル2>
赫夜のレベル2。この手のカードは、わかりやすく「レベル4の同キャラと一緒に使ってね」と書いてあることが多いです。赫夜デッキならばとりあえず入れときましょう。 |
青多めならデッキを問わずに活躍できるカード。コストとしてレベル1のカードを手札に抱えておく必要があるものの、必要なカードを山札から3枚も直接サーチできるのは強力。レベル2とレベル4の赫夜コンビを1枚で揃えることができます。 |
エルセアで減った手札を補充するために、序盤に出せるレベル2でもドローできるカードも入れておきましょう。ラッシュでリンク成功しやすいこのあたりがよさそうです。 |
<レベル3>
レベル3のカードは当然ドロー持ちで。8章からの新能力「ビヨンド」を持つカードを選びました。ビヨンドはフレームが除外されている…すなわち山札のリメイク後に、同レベル帯よりも強力なパワーや能力を得ることができるものです。ドローやサーチ、あるいはリンクで山札の削れるスピードが速いデッキであれば、早いターンからビヨンドが発動できます。
このデッキはリュミエールとエルセアが入っているため序盤の展開力が高く、ドローもすることで山札の消費が早くなることが予想されます。そのため、比較的ビヨンドの達成も早くなりそうです。
<レベル5>
最後のトドメをさしてくれるレベル5の「ブースト」。ガードポイントを持たないためガードに使えない、ターン終了時に捨札に行ってしまうなどクセの強いカードですが、そのパワーとストライクは他のプログレスを圧倒します。そこまで枚数は入れられませんが数枚は挿しておきたいところです。青Ωで活躍できそうなこの2枚をひとまずチョイスしておきます。
<アクション>
プログレスだけではできない動きをするアクションは、デッキに足りない部分を補ったり、あるいはデッキの長所を伸ばすために活用していきます。
エナジーをアウェイクすることが多いデッキなので、毎ターンアクションを打つ余裕がありそう。そのため、アクションもそれなりに枚数を入れてよさそうです。ひとまず、短所を補うカードと長所を伸ばすカードの両方をピックアップしてみます。
現状のデッキでは相手の厄介なプログレスに対処できる手段が皆無なので、そこはアクションで補いましょう。青といえば相手のプログレスを手札に戻すのが得意。このあたりが候補です。
手札枚数が増えるわけではないものの、たくさんの「カードを引く」ことができるためレベル4の色々なカードと相性がよさそうなアクション。相手の手札を捨てさせてプランを崩すこともできるので、採用してもよさそうです。 |
これで「デッキに入れたい候補」が出そろいました!ここからは色々と枚数を調整して最終的に54枚にまとめていくわけですが、長くなったので続きは次回にしましょう。「第5回 デッキを組んでみよう その2」をお楽しみに!
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