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[2013/02/01 09:30] |
“我らがギルドのために”MTG「ギルド門侵犯」ついに発売!
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全10ギルドから半分の5ギルドが公開された「ラヴニカへの回帰」発売から4か月…
第2エキスパンション「ギルド門侵犯」で、ついにギルドの全容が明らかになる!
ラヴニカは全てが都市に覆い尽くされた世界である。
石畳の広がる市民広場、空を貫くゴシック風の尖塔、ざわめく青空市場、街路を通行する異国的な生物の群れ、
裏通りの取引と犯罪組織、魔力を注ぎ込まれた蒸気トンネル、巨大な地底街の下水道の空洞、
ゴシック様式のアーチで飾られた大聖堂が並ぶ街区、スラム街と化した廃墟、壮麗な噴水、
対立するギルド同士の表と裏での抗争、都市公園と都会の自然保護区、ゴブリンの物乞いにエルフの路上シャーマン、
法術士や都市の騎士達、屋上に潜むスパイと下水で軋み声を上げる捕食者達…
――これら全てがラヴニカではありふれている。
ラヴニカを特徴づけているのは10あるギルド。
そのうちの幾つかは新たなギルドマスター達がギルドを支配しようとしてきた。
加えて新たなプレインズウォーカー達がラヴニカの多様な魔法と資源を求めて訪れている。
そして新たな陰謀と計画がラヴニカの基礎を揺るがす脅威となっている…
「ギルド門侵犯トレーラームービー」
今回の主役は《ディミーアの黒幕ラザーヴ》。
その名の通り“ディミーア家”の現ギルドマスターである。
青黒のギルド“ディミーア家”は、前ギルドマスター《秘密の王、ザデック》の魂の追放により消滅したはずであった。
突如現れた《ラザーヴ》と名乗る素性不明の存在は、《ザデック》の消滅を利用した。
《ラザーヴ》は《ザデック》の魂と交信できると主張し、実際にそうとしか思えない出来事を起こした。
また彼はシェイプシフター(姿形を自由に変えることができる能力者)であり、他のギルドができない(あるいは敢えてしない)活動を
秘密裏に行うことを主とする“ディミーア家”にとって、ギルドマスターたる比類なき資格を有していると言えた。
しかし“ディミーア家”のギルド員でさえ、《ラザーヴ》が何者なのか、何から力を得ているのか、彼に影響を及ぼしているのが一体何なのか、知る者はいない。
“ディミーア家”の表向きの活動は「公然」階級の工作員が行う。
彼らが都市の案内人や調査員、記者や記録者として働くことには意味がある。
ラヴニカの一般市民と他のギルドに対し「友好的」な面を見せること。
そして“ディミーア家”での地上における目や耳となることである。
新規のギルド加盟志願者の多くはその信頼性を証明することができるまで、「公然」階級として活動をする。
“ディミーア家”の真の活動ともいえる「潜伏」階級は工作員、スパイ、暗殺者、精神魔術師達のネットワークから成り立っている。
ここでは情報伝達のために秘密の符号、魔法印、信号といったものを平凡な風景の中に隠して用いる。
そして任務が完了すると、その記憶を消し去ってしまうような神秘的な精神魔法を多数行使できるのだ。
「公然」と「潜伏」、2つの階層以外に「内密」の階層が存在することは構成員にさえ秘密とされている。
ギルドの最下層、ギルドマスター《ラザーヴ》と、彼が直接指示する者達がギルドの運営を進め、操作している。
命令を受け取るために《ラザーヴ》らと接触し、目撃することは許される。
だが永続的にその記憶を保持し続けることはできない強力な魔法である、《ラザーヴ》の記憶結界によって、ここギルド最下層は守られている。
潜伏し、暗殺し、秘密主義。“ディミーア家”の有する能力は「暗号」。
「暗号」を持つ呪文が解決されると、それは戦場にいるクリーチャーに「暗号化」される。
「暗号化」されているクリーチャーの攻撃が相手プレイヤーに届いたとき、再びその呪文が発動する。
そのクリーチャーが戦場を離れない限り「暗号化」は終わらない。
そして“ディミーア家”には「ブロックされない」能力や、飛行を持つクリーチャーが多数在籍している。
彼等を行使し、“ディミーア家”に深く静かな勝利をもたらすのだ。
“ディミーア家”を闇とするならまさしくその対をなす光のようなギルド。
それが正しき法と猛々しい正義を司る赤白のギルド、“ボロス軍”だ。
ラヴニカ最精鋭の軍隊である“ボロス軍”は、手際よく自信を持って、熱狂的にその理想を追求する。
兵舎として、そして信仰の場として機能している難攻不落の要塞サンホームを本拠地とし、浮遊要塞パルヘリオンⅡはラヴニカの空から大地を睥睨している。
法こそが全て。
そう言い切れるほど、“ボロス軍”は法に厚い信頼を寄せている。
法の文言に違反したり、法の精神を脅かしたり、はたまた法の執行を妨げるものは敵である。
すなわち、法の体現者たる“ボロス軍”に同意しない者は全て敵なのだ。
現ギルドマスターは大天使への位へと昇った《戦導者オレリア》。
“ボロス軍”創設者《ボロスの大天使、ラジア》が死亡し、後任のギルドマスターである天使、フェザーが不名誉の誹りを受けたことで、《オレリア》はギルドの権勢を手にした。
フェザーの支配に挑んだ折、多くの者が彼女に従い、そうしなかった者達は速やかに黙らせられた。
今や《オレリア》は、かつて“ボロス軍”の精神的主柱であった創設者《ラジア》と同等の尊敬を得ている。
弱き者は“ボロス軍”の階級の中に存在を許されない。《オレリア》はそう信じている。
既存の“ボロス軍”のあらゆる理想を手にした《オレリア》は、さらにその強烈さを高めている。
外部の者にとって、彼女は戦争屋だ。
しかし献身的な信奉者にとって、彼女はギルドの熱情的な理想を体現しながら、より素晴らしい効果を得るために古い非効率さを切り裂く存在なのだ。
戦場を冷静に分析し、何千年も変わらなかった“ボロス軍”の攻撃計画を書き直し、兵員の新しい戦略的配備を行い、多数の兵士達による大規模攻撃のための招集を可能にし、命令系統を分割し円滑な戦争を行うことを可能にする。
そんな稀代の戦略家とも言える《オレリア》は「大隊」を率いる。
「大隊」は「自身と、それに加えて少なくとも2体のクリーチャーが攻撃する」ことをトリガーにする。
自らを鼓舞するように強くなる者もいれば、一緒に突撃する仲間達全員を強化する者もいる。
正義の証である炎と高潔さの証である光、その2つを掲げ「大隊」を率いて“ボロス軍”の敵を武力で退けるのだ。
一度は消滅したはずの、しかし新たな指導者を得て復活したギルドは“ディミーア家”だけではない。
緑青のギルド、“シミック連合”も一度ギルドとして滅びを迎えていた。
“シミック連合”はラヴニカに現存する僅かな自然の保護を目的としたギルドであり、日夜その研究に取り組んでいる。
また、その研究過程での産物である医療技術の進歩と発展を持って、ラヴニカの市民生活に貢献していた。
かつてのギルドマスター、モミールヴィグはその溢れる好奇心を抑えきれず、もう一つの目的を見出してしまう。
それは「人工的な進化、そしてその進化の意図的な誘導」であった。
彼の作り出した生体兵器《クラージ実験体》の起こした事件によって、モミールは殺され、“シミック連合”の本拠地は破壊された。
そして“シミック連合”は消滅することとなる。
あるとき一連の陥没孔がラヴニカ都市の周辺に開き始めた。
ゾノットと呼ばれるその孔の下には長い間都市に覆われ、知られていなかった古の海があった。
そしてそこにはマーフォークが生きていた。
最初に現れた第一ゾノットを代表する議長、寡黙で威厳のある女性マーフォークである《主席議長ゼガーナ》。
新生“シミック連合”の始まりを告げる「水深の布告※」を発令した彼女が現ギルドマスターだ。
かつての過ちを繰り返さぬことを心に誓いながら、彼らは今日も研究を進める。
※「水深の布告」とは…
《主席議長ゼガーナ》が、アゾールの公会広場(“アゾリウス評議会”が管轄する誰もが使える広場)にて行った演説のことで、およそ12,000人の聴衆へと向けられた新生“シミック連合”に関する布告。
詳しい内容は“ボロス軍”所属 ヴォジェク筆記官ボグミル・ベムの諜報資料参照
注意:外部リンクとなります。
生命そのものの秘密に近づこうとする“シミック連合”の研究は、彼等に「進化」をもたらした。
「進化」の可能性を持つ者は、自分よりも力の強い、もしくは体力の多い者が戦場に出たとき、自らを「進化」させ、強化する。
その「進化」は肉体の強化だけに留まらず、新たな知識までもたらしてくれる者もいるようだ。
生命の神秘を間近で垣間見ることができるのは“シミック連合”ただひとつ。
裏からラヴニカそのものを掌握しようと画策する“ディミーア家”。
ギルドマスターによって洗練された戦略を駆使し、法を守る“ボロス軍”。
生物を研究し、現存する生物から新たな形態すら生み出そうとしている“シミック連合”。
『知的』と言える彼らを真っ向から否定するようなギルド、それが赤緑のギルド、“グルール一族”だ。
『強者が生き残り、強者が支配する。』
最も原始的で、最もわかりやすいルールの中で彼らは生きている。
そのギルドと言うのも憚られるかもしれない“グルール一族”の族長が《怒れる腹音鳴らし》である。
並はずれて堂々とした体躯のサイクロプスに、“グルール一族”の誰もが彼には敬意を払う。
一族最強部族の指導者の地位を何十年にも渡って守り続け、数多くの成り上がり者を葬ってきた比類なき戦士。
そんな彼にも老いの影が忍び寄り、最近では以前ほど簡単に挑戦者を退けることができなくなってきているようだ。
はるか昔、ラヴニカにギルドが形成される以前の時代、“グルール一族”は自然を祝福し所有を主張するドルイドとシャーマンの集まりであった。
しかしその主張は文明によって打ち砕かれた。
最後の屹然たるドルイドの樹が倒されるのを見た時であったか。
はたまた最後の聖なる木立ちが採石場として掘り起こされた時であったか…
“グルール一族”は文明と発展のために働く者達への復讐を行うための、全てを飲み込む欲求を生み出した。
文明への復讐、そして対戦相手の徹底的な破壊のためなら、彼らは「湧血」し手札からも戦闘に参加する。
「湧血」のコストを支払い、そのクリーチャーを手札から捨てるだけ。
それだけで攻撃しているクリーチャーは「湧血」クリーチャーと一体となり対戦相手へ襲い掛かる。
中にはパワーとタフネスの増強だけでは飽き足らず、トランプルや二段攻撃まで与えてしまう者もいるようだ。
殴って、殴って、殴って、殴る。
純粋な勝利が“グルール一族”にはある。
富こそが力であり、体制が富を生み、罪悪感が体制を生む。
そのような信念に基づいて立ち上げられたのが白黒の“オルゾフ組”である。
富、名声、そして長寿…世の人々がこぞって欲しがる物を、“オルゾフ組”は保証してくれる。
ギルドへの多大な債務と引き換えに…
“オルゾフ組”を支配する《幽霊議員オブゼダート》。
不死者とも呼ばれる彼らは、限りある生という宿命を出し抜くことに成功し、死の敷居を越えた今でも富、尊敬、そして忠誠を心から欲している。
《オブゼダート》がギルドの外部者と直接交渉することはなく、大抵は大特使テイサ・カルロフを通すという。
実の所、テイサはその比類なき地位によって、《オブゼダート》の意志を代弁できるだけでなく、彼女にとって都合のいい方針を形作ることができる。
テイサこそが、“オルゾフ組”全体を統べているというのが信じられている。
煌びやかで豪華絢爛に見える“オルゾフ組”は、信者の献身と債務を食い物にしている。
このギルドに所属したならば、対戦相手を「強請」し、ライフを搾り取ることができよう。
自分が呪文を唱えるたびに、追加で白マナか黒マナを1つ支払うだけで良い。
そうしたならば、対戦相手はライフを1点差し出さざるを得ない。
「強請」れば「強請」るほど、相手は困窮し、あなたは富を得るだろう。
ついに出揃った10のギルド。
エルドラージ打開のためのヒントを求めて“ボロス軍”を訪れた《ギデオン》…
そして初顔のプレインズウォーカー《ドムリ・ラーデ》の登場…
ストーリーは次弾「ドラゴンの迷路」に向かって加速していく!
ラヴニカへの回帰ブロック第2弾「ギルド門侵犯」は本日発売!
第2エキスパンション「ギルド門侵犯」で、ついにギルドの全容が明らかになる!
ラヴニカは全てが都市に覆い尽くされた世界である。
石畳の広がる市民広場、空を貫くゴシック風の尖塔、ざわめく青空市場、街路を通行する異国的な生物の群れ、
裏通りの取引と犯罪組織、魔力を注ぎ込まれた蒸気トンネル、巨大な地底街の下水道の空洞、
ゴシック様式のアーチで飾られた大聖堂が並ぶ街区、スラム街と化した廃墟、壮麗な噴水、
対立するギルド同士の表と裏での抗争、都市公園と都会の自然保護区、ゴブリンの物乞いにエルフの路上シャーマン、
法術士や都市の騎士達、屋上に潜むスパイと下水で軋み声を上げる捕食者達…
――これら全てがラヴニカではありふれている。
ラヴニカを特徴づけているのは10あるギルド。
そのうちの幾つかは新たなギルドマスター達がギルドを支配しようとしてきた。
加えて新たなプレインズウォーカー達がラヴニカの多様な魔法と資源を求めて訪れている。
そして新たな陰謀と計画がラヴニカの基礎を揺るがす脅威となっている…
「ギルド門侵犯トレーラームービー」
今回の主役は《ディミーアの黒幕ラザーヴ》。
その名の通り“ディミーア家”の現ギルドマスターである。
青黒のギルド“ディミーア家”は、前ギルドマスター《秘密の王、ザデック》の魂の追放により消滅したはずであった。
突如現れた《ラザーヴ》と名乗る素性不明の存在は、《ザデック》の消滅を利用した。
《ラザーヴ》は《ザデック》の魂と交信できると主張し、実際にそうとしか思えない出来事を起こした。
また彼はシェイプシフター(姿形を自由に変えることができる能力者)であり、他のギルドができない(あるいは敢えてしない)活動を
秘密裏に行うことを主とする“ディミーア家”にとって、ギルドマスターたる比類なき資格を有していると言えた。
しかし“ディミーア家”のギルド員でさえ、《ラザーヴ》が何者なのか、何から力を得ているのか、彼に影響を及ぼしているのが一体何なのか、知る者はいない。
“ディミーア家”の表向きの活動は「公然」階級の工作員が行う。
彼らが都市の案内人や調査員、記者や記録者として働くことには意味がある。
ラヴニカの一般市民と他のギルドに対し「友好的」な面を見せること。
そして“ディミーア家”での地上における目や耳となることである。
新規のギルド加盟志願者の多くはその信頼性を証明することができるまで、「公然」階級として活動をする。
“ディミーア家”の真の活動ともいえる「潜伏」階級は工作員、スパイ、暗殺者、精神魔術師達のネットワークから成り立っている。
ここでは情報伝達のために秘密の符号、魔法印、信号といったものを平凡な風景の中に隠して用いる。
そして任務が完了すると、その記憶を消し去ってしまうような神秘的な精神魔法を多数行使できるのだ。
「公然」と「潜伏」、2つの階層以外に「内密」の階層が存在することは構成員にさえ秘密とされている。
ギルドの最下層、ギルドマスター《ラザーヴ》と、彼が直接指示する者達がギルドの運営を進め、操作している。
命令を受け取るために《ラザーヴ》らと接触し、目撃することは許される。
だが永続的にその記憶を保持し続けることはできない強力な魔法である、《ラザーヴ》の記憶結界によって、ここギルド最下層は守られている。
潜伏し、暗殺し、秘密主義。“ディミーア家”の有する能力は「暗号」。
「暗号」を持つ呪文が解決されると、それは戦場にいるクリーチャーに「暗号化」される。
「暗号化」されているクリーチャーの攻撃が相手プレイヤーに届いたとき、再びその呪文が発動する。
そのクリーチャーが戦場を離れない限り「暗号化」は終わらない。
そして“ディミーア家”には「ブロックされない」能力や、飛行を持つクリーチャーが多数在籍している。
彼等を行使し、“ディミーア家”に深く静かな勝利をもたらすのだ。
“ディミーア家”を闇とするならまさしくその対をなす光のようなギルド。
それが正しき法と猛々しい正義を司る赤白のギルド、“ボロス軍”だ。
ラヴニカ最精鋭の軍隊である“ボロス軍”は、手際よく自信を持って、熱狂的にその理想を追求する。
兵舎として、そして信仰の場として機能している難攻不落の要塞サンホームを本拠地とし、浮遊要塞パルヘリオンⅡはラヴニカの空から大地を睥睨している。
法こそが全て。
そう言い切れるほど、“ボロス軍”は法に厚い信頼を寄せている。
法の文言に違反したり、法の精神を脅かしたり、はたまた法の執行を妨げるものは敵である。
すなわち、法の体現者たる“ボロス軍”に同意しない者は全て敵なのだ。
現ギルドマスターは大天使への位へと昇った《戦導者オレリア》。
“ボロス軍”創設者《ボロスの大天使、ラジア》が死亡し、後任のギルドマスターである天使、フェザーが不名誉の誹りを受けたことで、《オレリア》はギルドの権勢を手にした。
フェザーの支配に挑んだ折、多くの者が彼女に従い、そうしなかった者達は速やかに黙らせられた。
今や《オレリア》は、かつて“ボロス軍”の精神的主柱であった創設者《ラジア》と同等の尊敬を得ている。
弱き者は“ボロス軍”の階級の中に存在を許されない。《オレリア》はそう信じている。
既存の“ボロス軍”のあらゆる理想を手にした《オレリア》は、さらにその強烈さを高めている。
外部の者にとって、彼女は戦争屋だ。
しかし献身的な信奉者にとって、彼女はギルドの熱情的な理想を体現しながら、より素晴らしい効果を得るために古い非効率さを切り裂く存在なのだ。
戦場を冷静に分析し、何千年も変わらなかった“ボロス軍”の攻撃計画を書き直し、兵員の新しい戦略的配備を行い、多数の兵士達による大規模攻撃のための招集を可能にし、命令系統を分割し円滑な戦争を行うことを可能にする。
そんな稀代の戦略家とも言える《オレリア》は「大隊」を率いる。
「大隊」は「自身と、それに加えて少なくとも2体のクリーチャーが攻撃する」ことをトリガーにする。
自らを鼓舞するように強くなる者もいれば、一緒に突撃する仲間達全員を強化する者もいる。
正義の証である炎と高潔さの証である光、その2つを掲げ「大隊」を率いて“ボロス軍”の敵を武力で退けるのだ。
一度は消滅したはずの、しかし新たな指導者を得て復活したギルドは“ディミーア家”だけではない。
緑青のギルド、“シミック連合”も一度ギルドとして滅びを迎えていた。
“シミック連合”はラヴニカに現存する僅かな自然の保護を目的としたギルドであり、日夜その研究に取り組んでいる。
また、その研究過程での産物である医療技術の進歩と発展を持って、ラヴニカの市民生活に貢献していた。
かつてのギルドマスター、モミールヴィグはその溢れる好奇心を抑えきれず、もう一つの目的を見出してしまう。
それは「人工的な進化、そしてその進化の意図的な誘導」であった。
彼の作り出した生体兵器《クラージ実験体》の起こした事件によって、モミールは殺され、“シミック連合”の本拠地は破壊された。
そして“シミック連合”は消滅することとなる。
あるとき一連の陥没孔がラヴニカ都市の周辺に開き始めた。
ゾノットと呼ばれるその孔の下には長い間都市に覆われ、知られていなかった古の海があった。
そしてそこにはマーフォークが生きていた。
最初に現れた第一ゾノットを代表する議長、寡黙で威厳のある女性マーフォークである《主席議長ゼガーナ》。
新生“シミック連合”の始まりを告げる「水深の布告※」を発令した彼女が現ギルドマスターだ。
かつての過ちを繰り返さぬことを心に誓いながら、彼らは今日も研究を進める。
※「水深の布告」とは…
《主席議長ゼガーナ》が、アゾールの公会広場(“アゾリウス評議会”が管轄する誰もが使える広場)にて行った演説のことで、およそ12,000人の聴衆へと向けられた新生“シミック連合”に関する布告。
詳しい内容は“ボロス軍”所属 ヴォジェク筆記官ボグミル・ベムの諜報資料参照
注意:外部リンクとなります。
生命そのものの秘密に近づこうとする“シミック連合”の研究は、彼等に「進化」をもたらした。
「進化」の可能性を持つ者は、自分よりも力の強い、もしくは体力の多い者が戦場に出たとき、自らを「進化」させ、強化する。
その「進化」は肉体の強化だけに留まらず、新たな知識までもたらしてくれる者もいるようだ。
生命の神秘を間近で垣間見ることができるのは“シミック連合”ただひとつ。
裏からラヴニカそのものを掌握しようと画策する“ディミーア家”。
ギルドマスターによって洗練された戦略を駆使し、法を守る“ボロス軍”。
生物を研究し、現存する生物から新たな形態すら生み出そうとしている“シミック連合”。
『知的』と言える彼らを真っ向から否定するようなギルド、それが赤緑のギルド、“グルール一族”だ。
『強者が生き残り、強者が支配する。』
最も原始的で、最もわかりやすいルールの中で彼らは生きている。
そのギルドと言うのも憚られるかもしれない“グルール一族”の族長が《怒れる腹音鳴らし》である。
並はずれて堂々とした体躯のサイクロプスに、“グルール一族”の誰もが彼には敬意を払う。
一族最強部族の指導者の地位を何十年にも渡って守り続け、数多くの成り上がり者を葬ってきた比類なき戦士。
そんな彼にも老いの影が忍び寄り、最近では以前ほど簡単に挑戦者を退けることができなくなってきているようだ。
はるか昔、ラヴニカにギルドが形成される以前の時代、“グルール一族”は自然を祝福し所有を主張するドルイドとシャーマンの集まりであった。
しかしその主張は文明によって打ち砕かれた。
最後の屹然たるドルイドの樹が倒されるのを見た時であったか。
はたまた最後の聖なる木立ちが採石場として掘り起こされた時であったか…
“グルール一族”は文明と発展のために働く者達への復讐を行うための、全てを飲み込む欲求を生み出した。
文明への復讐、そして対戦相手の徹底的な破壊のためなら、彼らは「湧血」し手札からも戦闘に参加する。
「湧血」のコストを支払い、そのクリーチャーを手札から捨てるだけ。
それだけで攻撃しているクリーチャーは「湧血」クリーチャーと一体となり対戦相手へ襲い掛かる。
中にはパワーとタフネスの増強だけでは飽き足らず、トランプルや二段攻撃まで与えてしまう者もいるようだ。
殴って、殴って、殴って、殴る。
純粋な勝利が“グルール一族”にはある。
富こそが力であり、体制が富を生み、罪悪感が体制を生む。
そのような信念に基づいて立ち上げられたのが白黒の“オルゾフ組”である。
富、名声、そして長寿…世の人々がこぞって欲しがる物を、“オルゾフ組”は保証してくれる。
ギルドへの多大な債務と引き換えに…
“オルゾフ組”を支配する《幽霊議員オブゼダート》。
不死者とも呼ばれる彼らは、限りある生という宿命を出し抜くことに成功し、死の敷居を越えた今でも富、尊敬、そして忠誠を心から欲している。
《オブゼダート》がギルドの外部者と直接交渉することはなく、大抵は大特使テイサ・カルロフを通すという。
実の所、テイサはその比類なき地位によって、《オブゼダート》の意志を代弁できるだけでなく、彼女にとって都合のいい方針を形作ることができる。
テイサこそが、“オルゾフ組”全体を統べているというのが信じられている。
煌びやかで豪華絢爛に見える“オルゾフ組”は、信者の献身と債務を食い物にしている。
このギルドに所属したならば、対戦相手を「強請」し、ライフを搾り取ることができよう。
自分が呪文を唱えるたびに、追加で白マナか黒マナを1つ支払うだけで良い。
そうしたならば、対戦相手はライフを1点差し出さざるを得ない。
「強請」れば「強請」るほど、相手は困窮し、あなたは富を得るだろう。
ついに出揃った10のギルド。
エルドラージ打開のためのヒントを求めて“ボロス軍”を訪れた《ギデオン》…
そして初顔のプレインズウォーカー《ドムリ・ラーデ》の登場…
ストーリーは次弾「ドラゴンの迷路」に向かって加速していく!
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発売日:2013年2月1日 価格:1,078円(税込) 発売元:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト *準ランダム・デッキ(カード22枚入り)2個 *ラヴニカへの回帰ブースターパック(カード15枚入り)2個 *「マジックを遊ぼう」ガイドプック *ルールガイド |
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