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“イニストラード”ブロック最後にして新ギミック満載の大型セット「アヴァシンの帰還」がついに発売！
物語の舞台はもちろん引き続き“イニストラード”。
前エキスパンション「闇の隆盛」までは圧倒的に不利な状況に立たされていた人間達。
その戦況が今、希望の天使によって覆される！
それでは「アヴァシンの帰還」プロモーションムービーをどうぞ！

アヴァシン不在の間、天使たちは辛酸を舐めていた。
指導者の不在は飛行隊の組織は乱し、無力となった。

スレイベン大聖堂上層、《アヴァシン》が彼女の天使達とともに住まっていた聖なる場所。
その天使舎は、外からでは大聖堂の軒下に隠れた細長い屋根裏部屋に見える。
だが一旦中に入ったなら、そこにはとても広い空間がある。
それは清純さを保たれた優雅な広間であった。
しかし、それも今は昔…
その広間は主たる大天使をなくし、文字通り崩壊した。
美しかった敷石は瓦礫に覆われ、屋根に空いた穴から雨漏りがするほどに…
天使以外の何者もこの場に入ることは許されていなかった。
《アヴァシン》不在の今、この荒廃を外から目撃した者は誰もいない…

イニストラードの天使達

天使の飛行隊は3つの部隊に分かれている。
その全てがスレイベンに集中しており、アヴァシン教の護法を維持する助けとなっている。
天使達は主に天使舎に住んでいた。
そのため、彼女らの姿は都市の住人にとっては見慣れたものである。

雪花石飛行隊

雪花石飛行隊の天使達は、都市の城壁とイニストラード全土の聖所の防護魔法を維持することによって司祭と聖戦士達を手助けする。
他の飛行隊の者が言うには、彼女らは情にもろすぎる傾向があるらしい。
だが当の本人たちは、自分たちは現実的であり同情的なのだと考えている。
彼女らは多くの場合武器を持って旅はせず、魔法を使用することを好む。
争いが他の手段によっては解決できない時にのみ戦うのだった。

《アヴァシン》が不在の間、雪花石の天使達はアヴァシン教の護法が弱まっていくことを最初に感じた。
彼女らの多くは、他の飛行隊以上に活動し続けた。
彼女らの努力の甲斐あり、スレイベンは陥落の運命から守られたのだ。

鷺飛行隊

鷺飛行隊は生誕、再誕、清純を司る天使達であり、新月の季節に関連づけられている。
彼女らの魔法は生命に害をなすものから人間を護るとされている。
天使の飛行隊の中では最小の規模であり、その主要な役目は狼男や他の怪物達を追跡するというものである。
《アヴァシン》が失踪した時、彼女らは本拠地をスレイベンからヴィデンズ、ガヴォニー州遠方の聖所へと移した。
鷺飛行隊の天使達はスレイベンの安全から遥か離れたその地域で、衰えた護法を支援すべく遠隔地への旅を続けた。

鷺飛行隊は他の飛行隊よりもケッシグ州に近いため、狼男への審問の助力となっていた。
彼女らはケッシグ州に滞在する聖戦士達と密接に働いた。
《アヴァシン》帰還の直前、獰猛な吠え群れがケッシグ州を蹂躙した。
その出来事は極少数の天使と聖戦士達によって守られた、塀を巡らせた開拓地の建物へと、多くの人間を追いやることとなった。
鷺飛行隊はこの脅威を対処するべくその地に向かい、数え切れぬほどの生命を救ったのだった。

全飛行隊の中で鷺飛行隊は、《アヴァシン》の生存を最も絶望視していた。
彼女たちは新たな力と安心の源を求めて自然の力に目を向けるべきだと信じていたのだ。

黄金夜飛行隊

黄金夜飛行隊は、肉体的強さに焦点をおいた、天使兵の軍隊である。
ネファリア州を本拠地としているが、スレイベンにも多くの黄金夜の天使がいる。
ネファリア州にあるエルゴード訓練場は聖戦士が訓練を受ける場所であり、年若い兵士達にとって天使達は日常的な存在である。
そのエルゴード訓練場の端、海を見下ろす岩山の上に堂々とした建物がある。
それは要塞であり、教会でもあった。
天使の塔と呼ばれているその建物上部の尖塔や小部屋に、天使達は住んでいる。
これらの部屋は黄金夜飛行隊の者以外は立ち入り禁止である。

ネファリア州の中心に位置することから、黄金夜飛行隊は他の飛行隊よりも頻繁に屍錬金術師達や、彼らの創造物であるスカーブと戦う。
黄金夜飛行隊は、その不浄なる者達のあらゆる痕跡をも破壊するために猛烈な意志の強さを発揮してきた。

黄金夜飛行隊の特色は、現実主義と教会の法の遵守とにある。
彼女らは戦略家であり、実際の戦いでは熟練の先導者である。
黄金夜飛行隊の天使達はより勇ましい心の在り方を鍛え、必要時には進んで武器をとる。
雪花石飛行隊の天使達とは異なり、黄金夜の天使兵達は常に武装して旅をするのだ。
そしてここに属するほとんどの天使達は不動の信念を持っている。
しかしそれは同時に盲目的でもある。
事実、彼女らは《アヴァシン》の失踪を認めなかった。
《アヴァシン》は何かの任務についている。
今はその真っ只中で、まもなく彼女は戻るのだ。
そう主張していた。

その黄金夜飛行隊の指揮官である《ギセラ》は知っていた。
《アヴァシン》と《グリセルブランド》との戦いを目撃した数少ない一人だったのだ。
彼女は《アヴァシン》の親友であり、最も近しい味方であり、そして《アヴァシン》にとって最強の剣だった。
《グリセルブランド》の致命的な一撃を受け、獄庫へと落ちる《アヴァシン》を見た時、《ギセラ》はかつて経験したことのない感情に襲われた。
恐れ。
無力さ。
そして絶望。

しかし彼女たちの信念は獄庫が砕かれた時に報われた。
《アヴァシン》が帰還したその瞬間、《ギセラ》は力を取り戻した。
いや、その力は以前よりも激的に増していたのだった。
彼女は屍術士と彼らのアンデッドの軍勢との聖戦を続ける任務を《アヴァシン》より課せられた。
そして彼女はそれをありったけの熱意と献身をもってそれを受け入れた。

絶望の淵にある人類のもとへと舞い戻った《希望の天使アヴァシン》。
時宣を得た“奇跡”は戦局を覆し得ることを、彼女が証明する。
そしてその“奇跡”を、あなたは次のページで目撃する！


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