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２０１１年６月１０〜１２日名古屋中小企業振興会館（吹上ホール） にてマジックウィークエンド名古屋が開催されました。
会場となった吹上ホールでまずプレインズウォーカー達がプレイヤーを迎えてくれます。


そして、入り口をくぐるとすぐに「総合受付」をはじめとするブースがあります。入り口からすぐに総合受付があり、イベント初心者の方でもそこで確認をしてお目当てのイベントに参加できるように親切設計されています。
また、こちらのブースには「デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ」の体験ブース、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社マジック開発部メンバーと対戦ができる「スペルスリンガー」、そしてティーチングを受けられるブースが併設されていました。


総合受付でも全てのイベント状況を確認することはできますが、マジックウィークエンドでは会場内に看板や、大きなオブジェクトが多数配置されていました。会場の目立つところにイベントの日程表が張り出されており、また各イベントコーナーには大きなオブジェクトがあり、そこで何が行われているかが一目でわかるようになっていました。
そして、そういった案内やオブジェクトも全てマジックのクリーチャーやプレインズウォーカーでデザインされているのも心憎い演出でした。
更に、会場内には海外からの参加者も多数おり、どのような言語圏から来た人でもわかるように視覚化されており、また英語・日本語両方で案内されていたのもマジックウィークエンドがグローバルなイベントだということを再確認させてくれました。


そして、マジックウィークエンドの目玉イベントであるプロツアー。こちらはなんと会場内の巨大スクリーンで実況が行われていました。
プロプレイヤー達が対戦するのは日本開催にふさわしい美しい和風のステージ。そこに本格的な中継設備によってスクリーンに対戦が映し出されていました。また、対戦中は解説・実況もはいり、モニター越しの対戦ながらつい時間も忘れて見入ってしまうほどでした。



イベント期間中はプロツアー以外にも様々なイベントが併設されていました。
イラストレーターのサイン会も行われており、無料で持ち込んだカードなどにイラストレーターの直筆サインをもらえるというマジックファン歓喜のイベントでした。
また、シャドウアートの展示・実演を行っているブースもありました。
※シャドウアートとは
台紙の上に間隔をあけて切り抜いたカードを重ね合わせて貼り付けることで立体的な絵を作る技法である。
更に、会場内にはマジックのQRコードが。こちらのQRコードを読み込んでみると基本セット2012の先行公開カードが見られる！というイベントでした。このQRコード、ハズレがあったり、ジャッジの背中にあったりとなかなか一筋縄ではいきませんでした。
併設イベントはシールド、構築戦にはじまり、サインやシャドウアートの展示、QRコードによる先行公開など、非常にエンターテイメント性が高いものでした。




そして今回のプロツアー・名古屋チャンピオンは、アメリカのDavid Sharfmanさんでした。おめでとう！
日本勢の角岡 利幸さん(東京)も堂々の準優勝で日本開催に華を添えてくれました。
プロツアーや併設イベントの上位デッキのレシピは既に公式にあがっているので、どういったデッキが結果を残したのか確認してみましょう。
・レガシーオープン・上位入賞者デッキリスト(レガシー)
・The Finals 2011 スペシャル地区予選 上位入賞者デッキリスト(スタンダード)
・「PS3」トーナメント(12日) 優勝者デッキリスト(エクステンデッド)
・プロツアー・名古屋 トップ8デッキリスト (ブースタードラフト)
・グランプリ「どこでも」トライアル(11日) 上位入賞者デッキリスト(スタンダード)
・プロツアー・フィラデルフィア予選 上位入賞者デッキリスト(スタンダード)
・プロツアー・名古屋 トップ8 構築ラウンドデッキリスト(ミラディンの傷跡ブロック構築)
・日本選手権予選 デッキリスト(スタンダード)
・「PS3」トーナメント(11日)・上位入賞者デッキリスト(スタンダード)
・ラストチャンス予選 権利獲得者デッキリスト(スタンダード)


名古屋中小企業振興会館（吹上ホール） にて行われたマジックウィークエンド名古屋。
今回このイベントに参加してまず目を引いたのはやはり、「グローバル」なイベントであるということ。世界中でプレイされる「マジック:ザ・ギャザリング」らしく海外プレイヤー達が多数参加しており、ジャッジや物販も海外からの参加の方が多く、フリースペースにいると海外プレイヤーからトレードを申し込まれたりと、その雰囲気は日本の他のTCGイベントとは異質のものでした。
次に注目したいのが「イベントクオリティの高さ」です。
記事中でも写真付きで紹介しましたが、各ブースはしっかりとしたイベントブースが用意されており、配置されるオブジェクトなどもプレインズウォーカーなどでデザインされ、また、プロツアーに至ってはスタジオを会場内に設置し大型スクリーンで中継して実況・解説が行われました。
このようなTCG最高峰のイベントが日本の名古屋で行われたことは大変幸運なことでした。海外での開催ではなかなか気軽に参加というわけにはいきません。いずれまた日本で開催されることがあれば、是非この最高峰のイベントを味わってみてはいかがでしょう。

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