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Magic:The Gatheringの最新エキスパンション「アラーラ再誕/Alara Reborn」が4月30日(木)発売となる。


アラーラの断片ブロック最後となるこのセット。
前回の「コンフラックス」で5つの断片世界の境界は混ざり合い、新たなアラーラが誕生した。
そしてかつての次元の境界線を巡って力と力がぶつかり合った。
もはや各断片の文明同士の戦争は避けられなかった。


事は全て古きドラゴン《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》の計画していた通りに運んで行った。
そしてボーラスは今、陰謀の最後の段階への準備を整えている。
アラーラの中心には、“大渦”として知られる謎の嵐が存在している。
かつての断片から豊富なマナを吸い上げた大渦は、周囲の戦争と共にさらに大きくなっていった。
ボーラスがこの次元に仕掛けた計画の鍵はこの大渦にある。
彼が求めているのは、新たなアラーラを混沌で満たすこと ― そして、大渦をさらに拡大することだった。


この古きドラゴンの、次元を股にかけた計画を見つけることができるのは別のプレインズウォーカーだけ。
そして、彼を止めるために命を落とすプレインズウォーカーもでるだろう。
しかし、ボーラスの計画は完了してはいない。
そして、戦うこともなしにこの世界を失うわけにいかないと彼に抗う強力な者達もいる。

アラーラは再び一つの次元へと戻るのか。
それとも、再生の時を迎えないまま死んでしまうのだろうか？



「アラーラ再誕」はマジック史上初の「全カードマルチカラー」というセットとなった。
そのため土地カードは今回のセットには入っていない。
そして「混成マナシンボル」（表示された２色のどちらで支払ってもよいマナシンボル）も久しぶりの復活となる。

新規キーワード能力は「続唱/Cascade」。
これは・・・
「あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、点数で見たマナ・コストがその呪文より低い土地でないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。
あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
その後、これによりゲームから取り除かれたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」
という能力。

今回紹介するカードもこの「続唱」絡みの1枚。
マルチカラーの中のマルチカラーと言えばこのマナ！



5色5マナのカードは今までも色々と登場してきた。
そのほとんどが「クリーチャー」関係と「ソーサリー」であり、純粋なる「エンチャント」であるこのカード、実はとても珍しい。

「クリーチャー」より場持ちが良い「エンチャント」。
そしてその能力も5色5マナカードなだけあり強力である。

ターン最初に使う呪文すべてが「続唱」。
どんな呪文を唱えても、もう1つおまけ呪文がついてくるのである。
マナの重い呪文を唱えれば唱えるほど危険な呪文がくっついてくる可能性が増し、軽い呪文だとしても１つタダ撃ちの恩恵は計り知れない。



「アラーラの断片」ブロックは「全部マルチカラー」のセット、というデザインがもともとされていたという。
つまり今までの2つのセット「アラーラの断片」と「コンフラックス」は、この「アラーラ再誕」のための準備運動に過ぎなかった！

ブロック最後にして根源のこのセットを使いこなせ！！