『俺がガンダムだ』月間
早いもので来週から『俺がガンダムだ』月間ですね。
ある意味ばら撒きとも取れるバンダイのこの行動に疑問を抱きながらもエクシアを手に入れるためにデッキを組んでしまうのは、私だけではないでしょう。
さてバンダイのこの行動はガンダムウォーにおいてどんな効果を狙ったのか?また今後どういう状況になるか?少し考えてみましょう。
まずエクシアが優勝者にのみ贈呈されるということです。
優勝しないともらえない、つまり必然的にエクシアが欲しいと思うプレイヤーは今まで以上に勝つことを目指すようになります。
今までSCS決勝に出る意欲がなかったり、すでに権利を持っていて無理に優勝を目指さなくてもよかったプレイヤーでもエクシアがもらえるならと今まで以上に勝ちに来るでしょう。
逆に楽しむことメインで大会に出ていたライトユーザーには厳しい環境になるかもしれません。おそらく今までよりもトップメタのデッキやソリティア系デッキが増えることが予想できるからです。
もちろんライトユーザーの中にも優勝してエクシアが欲しいと思うプレイヤーはいるでしょう。
おそらくバンダイの狙いの一つはそこではないでしょうか。ライトユーザー層をヘビーユーザーに上げる。しかし、これには大きなリスクが伴います。勝てないどころかソリティアにまで環境が進めば対戦そのものはつまらなくなりカードに大きな投資ができないライトユーザー特に一部の学生は大会に参加しなくなることも予想できます。
これはつまりライトユーザーとヘビーユーザーの溝をさらに広げてしまう恐れがあるのです。メーカーとしては19段のエクシアの暴落を警戒して優勝者のみとしたのでしょうが流石に条件が厳しすぎた気がします。
また、それぞれの層ごとに考えると
トッププレイヤー層
→しばらくは今まで通りのデッキで大会に参加すれば問題はありません。しかし、時間が経てば地雷デッキなども増えてくることが予想されるためメタはより複雑になるでしょう。
中堅プレイヤー層
※この層の強さはたまに優勝できる程度とします。
→この層は大きく3つに分かれるのではないかと思われます。
1つ目は今までの延長線上で優勝を狙う。実力は次点なのでそこそこ優勝できると考えられるからです。
2つ目は地雷や速攻、ソリティア系デッキを使う。このまま大会に出ても集まるのに時間がかかってしまうと言って一発にかけるようになるプレイヤーも出てくると思います。
3つ目は周りがより勝つことのみを求めるあまり大会に出る意味を失い大会にしばらく参加しなくなるです。
初級、ライトユーザー層
→このあたりのプレイヤーはルールや資産で中堅以上のプレイヤーとの間に大きな差を持っています。また楽しむことをメインで考えている人やあまり資金を積むことができない人が多いため勝ちに対するこだわりが他と比べ弱い傾向にあります。そのため一部は勝つを目指すスタイルに流れ、残ったプレイヤーの一部は大会から遠ざかると思われます。
まとめ
俺がガンダムだ月間はプレイヤーを本気にさせる一方、弱者を追い込む可能性のある危険なイベントではないかと考えます。
感想としては、優勝者のみに配布というのがやはりまずかったのではないでしょうか。そりゃあ優勝するぐらいですからメーカーによりお金を入れている人を優遇するのは分らなくもないですが少なくとも6位までとかにして少しでもカードを買ってくれているユーザーに現実味のあるイベントにしてもらいたいたかったですね。
まあやるからには手は抜かないつもりですが少なくともライトユーザーが来なくならないようにフリプレやアドバイス等できる限りのコミュニケーションは取っていきたいですね。
皆さんも目の前のエクシアのみに目を向けるのではなくカードゲームというもののひとつの要素にコミュニケーションがあるということを忘れずユーザー同士が不快な思いをしないように心掛けてみてはいかがなものでしょうか。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2009/01/30 18:56 | |
TCGカテゴリ: ガンダムウォーNEX-A | ||
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