ToCaGe内のマイフレさんがVSのルーリングについて書いていたのを読んで、
気になったので、サンマガ(VS)の総合ルールをちゃんと読んでみました。
そしたら、今までなぁなぁでやってた部分が実はかなり重要だった事が判明しました。
VSでよくある光景ですが、例えばこんな感じです。
こちらのベンチに「深夏」(自〔ベンチ〕このカードがサポートした時、
このカードを自分の控え室に置いてよい。1枚以上置いたら、そのアタック中、
あなたのリングの《生徒会》を+2000/+0。)がおり、相手の手札に「兄」があったとします。
相手のリングのキャラは深夏で+2000すれば、倒せる防御力です。
こちらがアタックを宣言し、ベンチの「深夏」をレスト+能力を使いました。
深夏を控え室に送り、能力を発動。
ダメージ解決に入り、相手がここで兄の効果でパートナーブロックし、
深夏が無駄死に・・・・・。
よくあるパターンですが、実はコレ、厳密にはできないんです。
以下がアタックフェイズの流れなんですが・・・・。
アタックフェイズ
1.アタック宣言ステップ
2.アタック解決ステップ
実はここの1と2では結構、色んな手順が隠れていました。
1.アタック宣言ステップ
1-1 「アタック宣言ステップの始めに」の誘発条件が発生。
かつチェックタイミング>使用タイミング発生。
1-2 自分のベンチのキャラを1枚選んで、レスト(サポート)する。
この時点で相手のリングのキャラをアタックした事になる。
1-3 サポートしたカードの「名前」と「称号」が、リングにあるカードの
「パートナーの名前」と「パートナーの称号」と一致した時、パートナーアタックと
なる。一致しないなら通常のアタック。
1-4 「サポートした時」「アタックした時」「サポートされた時」「アタックされた時」で
示されている誘発条件がすべて同時に発生し、能力でパートナーアタックになる場合、
このタイミングでパートナーアタックになる。
1-5 チェックタイミング>使用タイミング発生。
お互い使用タイミングを放棄したら、アタック解決ステップに移行。
2.アタック解決ステップ
2-1 「アタック解決ステップの始めに」の誘発条件が発生。
かつチェックタイミング>使用タイミング発生。
2-2 パートナーブロックの有無
2-3 ダメージ解決
2-4 「アタックの終わりに」の誘発条件が発生。
かつチェックタイミング>使用タイミング発生。
2-5 1.アタック宣言に戻る
これがアタックの流れなんですが、ここで重要なのが1-4と1-5だったりします。
通常であれば特に問題ないのですが、例であげた「兄」、そして「ヒカル(ブースター版)」、
「チェリー野くりむ」の3枚が非常にやっかいです。
これらのカードはパートナーブロックを代用する能力を持っていますが、
誘発条件が「アタックされた時」なので、使用するタイミングは2-2ではなく、
1-5(1-4)だったりします。
ここでちょっと話が逸れますが、自[手札]の能力を使う条件について簡単に説明します。
この能力は誘発した後の、次のチェックタイミング時に手札を公開する必要があります。
ここで手札を公開しなかった場合、能力を使用する事ができません。
今回のケースの場合、1-5になりますね。
んで、使用タイミングで、能力の解決が行われます。
つまり、アタック解決ステップに入ったら、これらの3枚は使用するタイミングを
失うので、パートナーブロックができなくなるわけです。
この流れで上の例で言うと、相手が1-5のチェックタイミングで「兄」を公開してくれれば、
使用タイミングで「じゃあ、深夏を控え室に置きません」と言ったような事ができます。
深夏の能力は「置いても良い」なのでw
とりあえず、こういった場面で揉めそうだったら、「~を使用しますが、何かありますか?」
とか、「ダメージ解決に入っていいですか?」と言ったような確認をした方がいいかもしれません。
特にVSは自分と同じように深くルールを知っている人が多くないと思うので、特に大きい大会とかでは、要注意です。
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テーマ: | 投稿日時:2010/04/23 14:07 | |
TCGカテゴリ: ヴィクトリースパーク | ||
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