(1)
魔法帝国オーリリアが成立するよりも、はるか昔。一匹の神なる蛇が龍神湖に降り立った。
過去と未来、時間を司る力で時の狭間を往来し、音なき嘶きはあまねく魔力を増幅させるという。
その名は《神なる時蛇ペール》。青い宝石にその身を宿したペールは、若き召喚術師ホーリィを、大いなる運命の渦へと導いてゆく…
(2)
混沌がもたらす大災厄―《カタストロフィ》。ただ純粋に破滅を目的とした呪文であり、かつては神が唱えて世界を滅ぼしたという逸話まである。膨大な魔力を必要とするため、普通に唱えても一帯を焦土に変える程度はたやすい呪文であるが、祝福されし生物ならばその破壊のエネルギーを凝縮し、輝きの光弾として打ち出すことも可能であ る。
(3)
《ガルム》は黒い毛皮にその身を包んだ大型の猟犬。性格は獰猛にして俊敏、大きな顎で敵に食らいつき、噛み千切るまでその牙を離すことはない。
召喚術が不得手な者でも召喚が比較的容易であり、詠唱・呪印も素早く済ませることが可能なため、荒くれ者たちが好んで使用する傾向にある。
(4)
《エア・スラッシャー》は真空の刃を発生させ、敵を斬り刻む呪文。発生させた竜巻は術者の身すら危うくするほどの切れ味を誇るため、一時使い手はほぼいなくなったかと思われていた。しかし、とある術者が出力を制御・調整した末、指向性を持たせたカマイタチが驚異的な威力を発揮。体の小さな者はバラバラにされてしまうほどであり、呪文の改良が成功した例として知られてい る。
(5)
《双子の妖精クッキー&チョコ》は、ホーリィが魔女ガーゼの塔で出会ったブラウニーズ。
ブラウニーはその名の通り茶色の肌をしている家屋の妖精であり、必ず双子なので『ブラウニーズ』とも呼ばれる。体は小さいながらも家主や召喚主をお手伝いするためにちょこまかせっせと動き回る働き者。愛らしくも好奇心旺盛な彼らは幸運を運ぶとも言われているが、どちらかというと無邪気な彼らが幸せな家や人に惹き寄せられているのかもしれない。
(6)
《ピクシー》は六門世界の東方に生息する小さな妖精。
姿を消すことを得意としているため、音もなく一刺しを与える静かなるアサシンとしても知られている。
かつては魔法を使うことはできない種族であると思われていたが、近年は呪文を唱えられる個体が散見されるようになってきた。沈黙の一撃の威力も上昇し、《ピクシー》という種の全体的な向上が見受けられる。
(7)
小さな幸せを運ぶと言われる白い小動物《ラブスター》。背中の星型の模様は吉兆の証とされている。愛らしい姿とふかふかの手触りからペットとしての人気は高いが、知能も高いため逃げ出すことも多く、《ラブスター》の捜索依頼は後を絶たない。
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テーマ:バックボーンストーリー | 投稿日時:2014/05/09 08:14 | |
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