正直、かなり期待外れ。
べリアルやベルゼブブのように条件次第で無双出来るカードにはとても見えない。
まず、コストが重い。
全力を出せるのが精々戦闘2回のユニットに英雄点2はとても払えない。
べリアルやベルゼブブはデック構築次第で相手本陣を落とすまで無双出来るカードでしたが、このカードはそうではない。
1枚除外しただけでも
8/12/9 水**
あるではないかと思うかもしれませんが、この状態でダゴンが強い条件とは何でしょう?
まず、相手の攻撃やダメージをかわす手札が必要です。
具体的には、プロテクションとタイダル・ウェイブあたり。
欲を言えば両方欲しい。
そして相手の対抗をかわすリップルとマインド・デストラクションがあればベストです。
結局は枠だけのユニットですので、手札依存度が非常に高いことがわかると思います。
しかしここまではいい。
さらに問題なのは、相手の攻撃を耐えて、もしくは先攻を取ってダゴンが攻める時。
ここで行動完了させられたら?
文字通り何もできません。
特に一連の対抗連鎖で枠を使い切ってからくらうシュート・アローは非常に避けにくい。
今までだと能力による行動完了も怖かったですが、フィアーの追加でまだ何とかなるでしょう。
デックに何枚刺すかの問題は残りますが。
それはともかく、ダゴンは行動完了させられると何もできません。
ベルゼブブやべリアル、カドモスのようにここで一矢報いることが出来ない。
戦闘開始前に重いコストを払うにも関わらず、です。
カドモスはそもそも耐性付与だけなら手札コスト不要ですし、ベルゼブブやべリアルは飛行ですので、仮に宣言型能力を使用しなくても盤面にプレッシャーを与えるという仕事までできてしまうと考えると、そのコストパフォーマンスの悪さが如実に感じられるでしょう。
魔海移動があるから戦闘回数は減らせるので、コストパフォーマンスを気にする必要はないではないか、という意見ももちろんあると思います。
が、この魔海移動、活躍出来るのは既に相手本陣前をリーチしている盤面の時だけです。
そうでないと、相手本陣前を魔海に張り替えてからの魔海移動で戦闘一回、その次のターン相手から仕掛けられる戦闘一回、最後に本陣攻め一回の最低でも計3回の戦闘を想定する必要があります。
ダゴンは魔海震撼を使用しなければ非英雄並みのスペックしかありませんから、本陣攻め以外の戦闘でも最低1戦闘に1枚は魔海を除外すると考えた方がいい。
相手本陣前を落とす戦闘で1枚、その地形を守る戦闘で1枚、本陣攻めで魔海を3枚除外すると考えて、ダゴンを召喚するまでにそれだけの魔海を捨て山に送れるか。
前半戦でダゴンを召喚した場合、答えはNOです。
本陣で本気を出せる条件が厳しすぎる。
遠く遠く互換の魔海があれば話は全く違ったのですが、どうやらそれもないようです。
ダゴン自身のスペックはとりあえず置いておいて、実際の構築に目を向けて見ます。
ダゴンを主体に考えるなら地形は9まで積みたいところ。
しかしそうすると恐らく深きものどもの王が抜けていくと思います。
これが地味に痛い。
と言うのも、普通に構築していくと深きものどもデックの2レベル帯は、深きものどもと深きもの王だけです。
ここから深きものどもの王が抜けると、残るは深きもののみ。
つまり2レベル帯の枠が水のみになります。
先程チラッとフィアーを積む枚数について書きましたが、要はこういうことで、魔スペルが積みにくくなるわけです。
もちろんダゴンにとってはガリュンバーの瞳も天敵ですから、マインド・デストラクションも積みたいところ。
そうするとポイズン・スプラッシュである程度替えがきくポイズン・バブル辺りが抜けそうな予感。
ともかく、採用する魔スペルの枚数には注意しましょう。
え?ハイドラ?
だってダゴン様喚べないし。。。
まあ、それでも六皇子ですから、実際に使うとかなり強いかもしれません。
攻撃力12は単純に強いですから。
はてさて、どうなるか。。。
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テーマ:今日のカード(モンコレ) | 投稿日時:2013/05/09 15:22 | |
TCGカテゴリ: モンスター・コレクションTCG | ||
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