価値がないことに価値がある駄文

あまりにも私営ブログの更新が無い上にカードのことはほとんど書かないので改名…。
駄文という言葉が可哀想なくらい駄文なブログ

カレンダー
<<2011年
05月
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最近のブログ
最新のコメント
お気に入りブログ
ユーザー情報
リュウガ
22 歳/男性
3日以上
ブログテーマ
このブログの読者
グリザイアの果実のレビュー

本家ブログには書いたのですが、こっちには書いてなかったので転載します。









さてさて、ついにグリザイアの果実の攻略が全て完了しました!!



とてもやってよかったと思えるゲームでした。



まずは公式サイト(http://frontwing.jp/product/grisaia/index.html)

をチェック!!



早速ですが、レビューを行います。今回はレビュー観点を変えてみます。ついでに増量。

ネタバレはしませんのでご安心下さい。





世界観:8点

シナリオ:10点

システム:10点

音響関連:9点

キャラクター:10点

テキスト:9点

グラフィック:9点



総評:9.5点





世界観

あくまでリアルに近い現代設定。もちろん日時も現在が舞台です。

この世界に渦巻く様々な要素がこの物語を大きく引き立てます。

詳しいところに関してはシナリオ評で記述します。

勿論、通称「刑務所」「鳥籠」と揶揄されるこの地もかなり魅力ですが、学校として存在していることに様々な疑問が出てくる上にそのことが全く生かされないルートもあるので、多少減点としました。

完全に余談ですが、この舞台は神奈川県の三浦半島周辺と見られています。しょっちゅう東京に行ったりしてますし、山梨まで2時間ちょいらしいですからね。マグロマンの時は西伊豆みたいですが、つくづくこのブランドって半島大好きですよね…。





シナリオ

とても洗練された筋の通ったシナリオで、プレイヤーをこの世界に引き込むのに十分な魅力があります。

とても重いシナリオで、鬱・残虐・残酷・リアルな表現が含まれているため、人を選ぶ作品ですが、近頃のキャラゲーが流行るこの時代では珍しく内容で勝負した作品です。

かなり細部まで作りこまれた設定、プレイヤーを飽きさせない物語展開とギャグパート・シリアスパートの比率、G線上の魔王を髣髴させる熱い駆け引き、ここまで魂のこもった作品はいままでやったことが無いと感じるほどです(あくまで現18歳の私ですが)。

この作品は全て「過去」「家族」がテーマとなっており、過去に大きな心の傷を負った少女達が「鳥籠」の中で主人公と共に過去から脱出し、未来を生き抜く為に奮闘する作品です。このような設定はありがちだとは思うのですが、内容の深さが明らかに他作品を逸脱しており、まさにプレイヤーに訴えかけるものがあります。特に希望という言葉が似合いそうですね。具体的に言葉では言い表せないくらいとても素晴らしい内容でした。

ただ、やはりヒロインらが抱える心の傷もかなり大きく深いものであり、この現代社会の暗部をリアルに描いたゲームということもあり、かなり血生臭い演出もあります。そのような内容が苦手な方は回避を推奨します。これは忠告です。プレイヤーが心に傷を負いかねませんから…

ただ、中だるみも少々あります。気になる方も居るでしょうが、我慢も大切です。中だるみじゃなくて実はそれも伏線だったりします。

複線が多い割には回収はそこまでしていないのが残念なところですが、考察のし甲斐はあるのでまぁいいでしょう。

もちろん人を選ぶ作品ですが、この手のゲームが大丈夫な方にとっては文句無し10点満点です。

ただ、この10点は最近シナリオゲーが不作なことから採点が甘くなっているかもしれません。



そうそう、マグロマンはスキップせずに必ず見てくださいね。あれはヤバイぐらい面白いです。





システム

戯画システムを脅かすかなり丁寧で作りこまれたシステム環境です。

強制スキップやシーンジャンプ(選択肢ジャンプも選べます)、緻密なサウンド設定、細部まで変更できるテキスト設定など、まさにその人に合わせた環境が作れます。さらにオートモードには倍速まで付いており、スキップしたいけどある程度テキストも見たい…という欲張りまで対応してくれますし、いちいちメニューを開かなくても調整できるという利点もあります。

しかもさらにプレイ後のサービスとして、システムボイスや壁紙のダウンロードまでできてしまいます。

シーン回想も搭載しており、一度見たシーンなら1クリックで簡単に見れてしまいます。いちいちセーブポイントを大量に張る必要が無くなるわけです。これはかなり嬉しい。

演出に用いられるクエスチョンマークなど、そのシーンを盛り上げる仕様にも抜かりはありません。

まさに至れり尽くせりなシステム環境、文句なしの10点です。





音響関連

とても雰囲気に合ったBGM、雰囲気を崩すことなく場を盛り上げるSE、人を惹き付ける主題歌、キャラごとに用意されたエンディングテーマ、シーンを盛り上げる声優の方々の演技力、まさに理想的な音響でした。

場の雰囲気を崩さない…これが今までのゲームのBGMですが、最近のゲームのBGMに共通することは「場を盛り上げる」ことに特化した素晴らしいものです。SEも多くのシーンに盛り込まれ、今まさにその場に居るかのような錯覚に陥らせるような見事な作りこみと配置でした。

主題歌やエンディングテーマもまさにこのゲームを映した鏡のような素晴らしい歌詞とメロディー、生演奏で収録された素晴らしい音律、文句の付けようがありません。

声優の方々の努力が伝わってくる迫真の演技…まさに本気というのが伝わってきました。声優の方々がこのゲームの声を当てていて楽しかったのだろうと、そんな雰囲気が伝わってきます。

さて、それなのになぜ9点かというと…

HシーンのSEが生々しい…とうか逆に不自然というか…この手のシナリオゲーにとってはちょっと合わないんじゃないかな・・・という感じがしたので減点としました。抜きゲーに耐性のあるの方は意外に合うかも。





キャラクター

シナリオに関しますが、キャラクター設定も大変素晴らしいものでした。

各シナリオで無駄なく活用されており、いままでのゲームのようにキャラの上にシナリオがあるのではなくシナリオの上にキャラがいる・・・というような無駄の無い丁寧な設定が大変素晴らしく思います。

主人公のキャラ設定がこのゲームはかなり特徴的で、他のゲームに見られるような「無難な性格をした鈍感男」では無いところが魅力的です。最近のゲームはスポットライトがヒロインに当たりがちですが、このゲームはあくまで主人公が主人公であり、シナリオにおいて盛り上げる素晴らしい役柄で、感情移入も大変しやすいです。

各ヒロインもそれぞれ特徴と役割を持ち、シナリオ展開に大変貢献しています。

まぁ単に奇人変人しか居ないと言ってしまえばそれっきりですが、十分個性がはっきりしていていいですね。

特にエロ担当が5人中3人という変態ぶりですけどね…(特に蒔菜はやばい)。

設定としては非の付け所が無い為、文句なし10点です。キャラゲーより凄いのでは?





テキスト

なんでここまで的確かつシナリオを表現できる文章が書けるのか疑問なくらい洗練されたテキストでした。

難しい言葉こそでてきますが、的確な表現、キャラクターの為に仕方の無いこと…というよりそれでこそと感じるような素晴らしい表現で、ギャグをさらにわかりやすく笑えるものにしているのも、シナリオを盛り上げるのも、この文章力があってこそなのだと思います。

なぜ減点したかといえば、ちょっと読み方が難しい漢字を多用している(私の場合はある程度読みには自信があるので苦になりませんでしたが)、あと個別ルートに行った後顕著ですが、駄文と思われる文章が所々に見受けられるので9点としました。





グラフィック

大変綺麗です。

皆さんご存知「化物語」のあの人が参加しているだけあって、このような少し暗いシナリオにぴったりのグラフィックを用意してくれました。キャラ絵だけではなく、普段関係ないと思われがちな背景やモブ、オブジェクトに対してまで丁寧な描き込み具合、まさに魂がこもったグラフィックでした。

所々に挿入されるSDCGもまさにシナリオをより分かりやすくしており、素晴らしい役割を果たしています。

OPにも非常に完成度の高いアニメーションが用いられ、気合の違いが感じられます。

減点といえば…これもHシーン関連になりますが、主人公がそういうキャラ設定なので仕方が無いことかと思いますが、HCGがあれでは主人公がただのAV男優みたいな気がして仕方がありません…シナリオゲーだけにHシーンで主人公の姿を描くのはどうかな…と思いました。

あとは単純にキャラゲーに比べると綺麗さではどっこいどっこいですが、全体的な整い具合をみるとあまりにリアルっぽいというか・・・見てみなければわかりませんが、そんな感じなので9点とさせていただきました。





総評

まず、これはやらないと損といえるような作品です。

もってない人、やってない人、どんな手を使っても構いません、プレイしてください(決して犯罪を助長している訳ではありません)。それほどに素晴らしい作品です。

プレイする前とあとでは皆さんの気持ちを変えているだろうと思うほど影響力も強い作品です。

現代社会に生きる方々、特にお子様がいる方、これからお子様ができる予定の方、学生の方は是非やってください。必ず今後に人生に役に立つはずです。

キャラゲー趣味の方や抜きゲー趣味の方はちょっと肌には合わないかと思いますが、シナリオ重視の方は是非やってみてください。











さて、このゲームは各ヒロインルート毎にシナリオが独立している為、どのシナリオをプレイしても他のヒロインのシナリオのネタバレになることは一切ありません(チラつかせることはあります)。

したがって、どの順番で攻略してもそう問題はありませんが、私の場合は



天音→みちる→蒔菜→幸→由美子



の順番で攻略しました。最近流行のTRUEENDはありません。個別で完走となります。

ちなみにこの攻略順は特に決めていたわけではありません。その時の気持ちで決めました。

私が推奨するのは、



みちる→天音→蒔菜→幸→由美子



でしょうか。

みちるに関しては主人公の過去や社会の暗部といった重要な部分に触れることはあまり無いので、導入にはぴったりだと思います。その後天音ルートを基準として風見一姫の動向を追う形で読み進めるのが飽きないかと思います。

物語の盛り上がり具合で読み進めて行きたいのであれば、



みちるor蒔菜or幸→由美子or天音



がいいでしょう。





そしてこのゲームは選択肢が大変少ないので、最近の良くある「連立フラグ・好感度式」ではありません。

キー選択肢を1回選ぶだけでルートに入ることができます(一部キャラ除く)。

なので、各キャラ攻略後にも他キャラへの移行が大変簡単です。



このゲームは共通ルートが長いのも特徴ですね。

テキストがテキストなので読まないといけないので、人によっては長過ぎて飽きてしまうかもしれませんね。私の場合はあのような日常ギャグのオンパレードなシナリオは大好きなので、全然飽きませんでした。

1つの話が淡々と続くのではなく、短編が複数集まっているどちらかというとオムニバスな構成なので、一つ一つの話を覚えていなくても十分楽しめます。



そして必ず各ルート最後に選択肢があり、BADもしくはGOODに分岐しますが、BADENDも見なければCGおよびシーンの回収率を100%にすることができません。必ずBADENDも見てください。

ただし、BADENDには大変鬱・残酷・グロテスクな表現が含まれているものが大半です。そのようなものが苦手な方は注意してください。

このゲームには無駄なBADENDなどありません。シナリオを考察するに当たって有益な情報が得られたりします。

BADENDにはエンディングはありませんので、GOODなのかBADなのか見分けが付くと思いますが、一部ルートのみBADENDにもエンディングが付いています。「やったー♪GOODENDだー♪」なんて油断してると最強の鬱になりますのでご注意下さい。

先に忠告します。特に蒔菜BADENDはヤバイです。インパクト強過ぎて今でも怖いです。

ノイズ演出が入った後に心臓が一瞬止まったかのような錯覚に陥るほどでした・・・



まぁ全ての方がBADENDも見るので問題はないと思いますが、過激な表現が苦手な方の為にBADENDへ行かないようなヒントを差し上げます。ドラッグして見て下さい。













「人を殺すなら自分も死ぬ覚悟をしろ」

「過去と同じ過ちは繰り返すな」

「まっすぐ前を向いていけ」

「壁は一人では越えられない」

「相手を信じろ」










です。

どの言葉がどのキャラのルートのヒントなのかは伏せておきます。







そして今は入手困難ですが、特典にボイスドラマが付属している場合があります。

ボイスドラマには本編のネタバレは一切含まれて居ないので、安心してご視聴下さい。





そうそう、グリザイアの果実に関するネット上の書き込みを見ていると、絶対あるのが、



FDが欲しい!!



ですよね。

確かに欲しいですよね。回収しきれていない伏線や、みんな大好き我らが一姫と脇ながら大活躍したJBの人気とルートの要望が凄いですね。ここまで評判になり、要望も多いことからきっとFDも出るだろうと思いますけどね。

前回の私の一姫に対する考察の答えが知りたいところです。









今回はFrontwingの最高傑作、是非是非プレイしてみてくださいね~♪



ご近所のアニメ関連ショップやゲームショップにもまだ在庫はあると思います。

是非まだ在庫がなくなる前にご購入頂けるとありがたいです。それだけオススメする作品です。

登録タグ: グリザイアの果実  レビュー 

あなたはこのブログの 10432 番目の読者です。


テーマ:ゲームレビュー投稿日時:2011/05/12 21:04
TCGカテゴリ:
表示範囲:全体
2011年05月の記事
現在“1件”のコメントがあります。
獅子堂もきゆ ミゲル さん [2011/05/13 00:58]
グリ果はすばらしいですよね!
ほんと、そう思います^^