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今年３月に代表の大河内氏により設立が発表された『NPO法人カードゲーム文化振興協会』。
このカードゲーム文化振興協会が主催する交流会イベント「２０１５年度カードゲーム業界交流会」が、去る９月２１日（月・祝）に、デジタルハリウッド大学にて開催されました。

ユーザー・小売店・メーカー問わず、誰でも参加できた本イベント。２００人規模で用意されたフリースペースで持ち寄ったカードゲームやボードゲームで遊ぶも良し、お菓子やドリンクを口にしながら、普段話す機会の少ない人たちと交流するもよし。来場したみなさんそれぞれが思い思いにイベントを楽しみました。

▲用意されたお菓子やドリンクを片手に交流する来場者	▲フリースペースでは自由に対戦を楽しめる
▲メーカーによるティーチングイベントも開催 こちらは10月1日発売の「銀鍵のアルカディアトライブ」	▲マイアースプロジェクトによる新作「ワンダー・ライヴズ」。実在の動植物によるバトルが楽しめる

イベント後半には、希望者による告知コーナーも開催。告知は誰でも飛び込みでもＯＫ。
内容はUstreamでも配信され、沢山の参加者が、店舗さんの新店オープン情報や有志のイベント開催などを発表しました。

▲個人主催イベントの告知をする参加者	▲銀トラの宇藤氏も商品紹介に登壇

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最後には、今回の主催者である「カードゲーム文化振興協会」の大河内卓哉氏が登壇。カードゲーム文化振興協会の活動について話しました。

まず、カードゲームについて世間から、特に行政や保護者、PTAの方などにどう観られているかをリサーチしたいう大河内氏。 その結果はあまり芳しいものではなく「ゲームを元にした喧嘩の誘発」「学力低下など教育への悪影響」「金銭トラブルの発生」など、さまざまな懸念を持たれ、児童コミュニティ構築への転用などの活動に対し高い壁を感じることとなったとのこと。 そういった結果から、今後の活動について「そもそもカードゲーム及びアナログゲームへの間違えた先入観や抵抗感を無くし、生活に溶け込む活動をする」との方向を向くこととし、今回のイベントもその１つとしての企画されたといいます。

現在のカードゲームの大会・イベントは、世間一般から見れば、まだ異様な光景に映ってしまうこともあります。
そこで今回のイベントでは大会という要素を排除し、お洒落な音楽（会場では控えめな音量でジャズが流れていました）や、照明を抑えた落ち着いた雰囲気作り、交流を楽しめる立食コーナーの設置など、一般的なゲームイベントとは異なった趣向での開催としたとのこと。

そんな狙いもあってか、会場内は立食パーティの会場のような雰囲気。パーティの合間にトランプゲームやダーツを楽しむかのように、カードゲームやボードゲームなどを楽しむ。そんな空間が出来上がっていました。


今回のようなイベントは最初の一歩にはなっても、世間へのアプローチにはるとは思っていないと話す大河内氏。
そこで、一般の方が持っていても違和感の無い、アナログな遊びを生活に溶け込ませる新しい “アイテム” として、新たな商品企画が発表されました。

生活に溶け込ませるアイテムとして大河内氏が選んだのは「文房具」。
20代後半～30代くらいの方は、ゲーム付きのノートや、キャラクターや数字の書かれた遊べる鉛筆などの文房具で遊んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。
一番最初にアナログなゲームにはまるきっかけになったという人も少なく無いかもしれません。

今回発表された【アソメモ】と名付けられたアイテムもそういった遊べる文房具の１つ。
シートの表面はメモ帳のページ、裏面は “遊べる”デザインとなった メモ帳。

春の発表会で発表したZiOのシステムを踏襲したゲームが楽しめるという本作。 第１弾として、主に中高生に人気の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「ソードアート・オンライン」の２種を発売し、今後も様々なタイトルでの商品展開を考えているとのこと。 キャラクターグッズ、ファングッズの１つとして普通にメモ帳として使っても良し。休み時間などのちょっとした時間で遊んでも良し。 【アソメモ】で遊んだ人が他のゲームに興味を持ち、カードゲームやボードゲームなどに触れる入口になってくれるようにとの願いが込められています。

こちらの商品情報は１０月中旬より随時公開されていくとのことなので、続報もお楽しみに！

また、今回発表された【アソメモ】は、今後 他メーカーさんによるOEM（納入先商標による受託製造）の行えるプラットフォームとして提供していきたいとのこと。
今後さまざまなメーカーから、いろいろなタイトルの【アソメモ】が登場するかもしれません。

最後に、【アソメモ】を製造してくれるメーカーさんを募ると共に、来場した方、配信を視聴した方へのお礼を述べ、第１回目の 『カードゲーム業界交流会』は閉幕となりました。

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業界でも珍しい、メーカーや店舗の垣根を越えた交流会の様子。いかがだったでしょうか。
主催の大河内氏によると、今後もこういった会を設けていきたいとのこと。
次回以降のイベントや、今回発表された遊べるメモ帳【アソメモ】、そして「カードゲーム文化振興協会」の今後の展開にもご注目ください。