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[2015/06/30 12:00] |
マジック:オリジン カードプレビュー《ギデオンの密集軍/Gideon’s Phalanx》
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マジック:ザ・ギャザリングの顔とも言える「プレインズウォーカー」。
今セット『マジック・オリジン』はその名の通り彼ら「プレインズウォーカー」の「原点」が描かれるとともに壮大な物語のプロローグとなる。
その中のひとり、街路の荒んだ悪童から正義の勇者へと成長を遂げた《ギデオン・ジュラ》の名を冠したカードを紹介しよう。
「ゼンディカー」次元にて復活してしまった強大な敵「エルドラージ」立ち向かった《ギデオン》。
眷属と落とし子たちを退けることには成功したものの、最大最恐であり具現化した荒廃《引き裂かれし永劫、エムラクール》の出現により形勢は逆転した。
この地獄のような敵に立ち向かえる組織の話を耳にしたことがあった《ギデオン》は住人の避難を済ませたのち、話の元「ラヴニカ」へと向かった。
旅の途中偶然にも「ラヴニカ」にある組織のひとつ「ボロス軍」を、「ラクドス教団」の待ち伏せから救った《ギデオン》。
そのことから「ボロス軍」のギルドマスター(指導者)《オレリア》からボロスの大隊を率い、抗争に巻き込まれた人々を救うことを依頼された。
「ゼンディカー」の窮地を気にしながらも、自分を必要としている人々を見捨てることができなかった《ギデオン》は一時的な協力を承諾した。
英語名に記された「ファランクス/Phalanx」は「密集方陣」とも言う。
歩兵を間断なく密集させ行軍する運用戦術である。
盾と武器を構え、前方に攻撃力と防御力を集中させたこの戦術は、機動力の低下はあれど〝想定された″前面からの戦闘にはめっぽう強い。
突如現れた4人の騎士たちによる全軍ブロックは8/8のクリーチャーすらも粉砕する。
そしてここからがこのカードの真価だ。
今までの戦いで呪文を使い、呪文熟練度が高まっていたら新キーワード能力「魔巧/Spell mastery」が発揮される。
墓地にあるインスタントカード、もしくはソーサリーカードが2枚以上あるなら、《ギデオンの密集軍》から出現したトークンも、元々場に出ていたクリーチャーでさえも破壊不能を得る。
「魔」法を「巧」みに運用することが出来たのならば、対戦相手の決死の全軍突撃を全て返り討ちにし、続く自ターンには全軍突撃をかけることが可能だ。
熱い正義感を持ち、命をかけて戦うことも厭わない《ギデオン》。
そんな彼も以前は敬意も道義も知らない若者だった。
《ギデオン》自身は当時のことは特に話したがらないらしい。
そのころの彼の名前は《キテオン・イオラ》。
出身地の「テーロス」で彼が組織した非正規軍による〝悪名高き戦術″は現代にも伝わっているという。
昔とった戦術を、別の部隊で応用するのも面白いかもしれない。
マジック:ザ・ギャザリングの魅力のひとつであるストーリー。
カード1枚から垣間見る多元宇宙の、とある次元の、ほんのひとかけら。
それらを繋ぎあわせて紡がれる新たな物語のプロローグに関わることができありがたく思う。
《ギデオン》の物語も、他の「プレインズウォーカー」達の物語も、もちろんマジック:ザ・ギャザリングの物語も続いていく。
まだまだその動向から目が離せない日々が続きそうだ。
今セット『マジック・オリジン』はその名の通り彼ら「プレインズウォーカー」の「原点」が描かれるとともに壮大な物語のプロローグとなる。
その中のひとり、街路の荒んだ悪童から正義の勇者へと成長を遂げた《ギデオン・ジュラ》の名を冠したカードを紹介しよう。
▲《ギデオンの密集軍》 |
「ゼンディカー」次元にて復活してしまった強大な敵「エルドラージ」立ち向かった《ギデオン》。
眷属と落とし子たちを退けることには成功したものの、最大最恐であり具現化した荒廃《引き裂かれし永劫、エムラクール》の出現により形勢は逆転した。
この地獄のような敵に立ち向かえる組織の話を耳にしたことがあった《ギデオン》は住人の避難を済ませたのち、話の元「ラヴニカ」へと向かった。
旅の途中偶然にも「ラヴニカ」にある組織のひとつ「ボロス軍」を、「ラクドス教団」の待ち伏せから救った《ギデオン》。
そのことから「ボロス軍」のギルドマスター(指導者)《オレリア》からボロスの大隊を率い、抗争に巻き込まれた人々を救うことを依頼された。
「ゼンディカー」の窮地を気にしながらも、自分を必要としている人々を見捨てることができなかった《ギデオン》は一時的な協力を承諾した。
英語名に記された「ファランクス/Phalanx」は「密集方陣」とも言う。
歩兵を間断なく密集させ行軍する運用戦術である。
盾と武器を構え、前方に攻撃力と防御力を集中させたこの戦術は、機動力の低下はあれど〝想定された″前面からの戦闘にはめっぽう強い。
突如現れた4人の騎士たちによる全軍ブロックは8/8のクリーチャーすらも粉砕する。
そしてここからがこのカードの真価だ。
今までの戦いで呪文を使い、呪文熟練度が高まっていたら新キーワード能力「魔巧/Spell mastery」が発揮される。
墓地にあるインスタントカード、もしくはソーサリーカードが2枚以上あるなら、《ギデオンの密集軍》から出現したトークンも、元々場に出ていたクリーチャーでさえも破壊不能を得る。
「魔」法を「巧」みに運用することが出来たのならば、対戦相手の決死の全軍突撃を全て返り討ちにし、続く自ターンには全軍突撃をかけることが可能だ。
しかし強力無比な《ギデオン》率いる精鋭たちといえど過信はできない。 〝想定されていない″空からの攻撃(飛行)や確認することのできない奇襲(ブロックされない能力)には対処が難しい。 難しいが、不可能ではない。 指揮官自らが最前線に立ち、部隊で対処不可能な問題を解決する。 《ギデオン》が敵を引きつけ、《密集軍》が方陣で押し潰す。 |
熱い正義感を持ち、命をかけて戦うことも厭わない《ギデオン》。
そんな彼も以前は敬意も道義も知らない若者だった。
《ギデオン》自身は当時のことは特に話したがらないらしい。
そのころの彼の名前は《キテオン・イオラ》。
出身地の「テーロス」で彼が組織した非正規軍による〝悪名高き戦術″は現代にも伝わっているという。
昔とった戦術を、別の部隊で応用するのも面白いかもしれない。
マジック:ザ・ギャザリングの魅力のひとつであるストーリー。
カード1枚から垣間見る多元宇宙の、とある次元の、ほんのひとかけら。
それらを繋ぎあわせて紡がれる新たな物語のプロローグに関わることができありがたく思う。
《ギデオン》の物語も、他の「プレインズウォーカー」達の物語も、もちろんマジック:ザ・ギャザリングの物語も続いていく。
まだまだその動向から目が離せない日々が続きそうだ。
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