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▲タルキール龍紀伝

「タルキール覇王譚」ブロック第3弾にしてブロック最終エキスパンション「タルキール龍紀伝」が遂に発売！
264種という大型セットでお届けする今回の舞台は引き続き「タルキール」。
龍が絶滅してしまったはずの次元は、過去に戻り《ウギン》を救出した《サルカン》による「運命再編」によって違う未来を辿っていた・・・



そう、世界は龍のものとなった。
今や、再編前の世界で「カン」と呼ばれていた氏族を統べる者はおらず、５体の龍王の下に集った戦士たちが日々戦いを繰り広げている。
氏族の名前も彼らの統率者である龍王の名前を冠し、その体現する色も過去とは変わっている。

《龍王オジュタイ》率いる氏族の前身は「ジェスカイ道」。
色は白青となり、狡知の相を体現する。

▲《龍王オジュタイ》

かつての「ジェスカイ道」のカン《ナーセット》は、今は《龍王オジュタイ》の学徒だった。
しかしある日彼女は「タルキール」の真実を知ってしまう。
龍王が統べる前には、人類が世界を統率し、人類の氏族があったこと。
その書物に記された《サルカン》という名前と、師《オジュタイ》達、龍の襲撃によって会談が終わりを告げたこと。
今まで信じていたものが真実ではなかったショックから、彼女にプレインズウォーカーの灯が点った。

▲《卓絶のナーセット》

オジュタイ氏族のキーワード能力は「反復」。
「エルドラージ覚醒」からの復活能力である。
呪文を唱えることに成功すると、その呪文は次のターン再び効果を発揮する。
タイムラグがあるとはいえ、１枚で２枚分の効果を及ぼす強力な能力だ。
２度目の詠唱は対戦相手にも見えているため、場合によっては行動の牽制にもなる。

▲《祝福された転生》

《龍王シルムガル》が統べる氏族は、元「スゥルタイ群」。
色は青黒となり、残忍の相を体現する。
１０００年前、最後のカンである《タシグル》を最高の戦利品とし首飾りにしているようだ。

▲《龍王シルムガル》

運命が再編される前のカン、《シディシ》は《シルムガル》の通訳として富と影響力を手に入れたが、私欲から自らに有益となるように通訳していたことを知られ、処刑された。
しかし彼女の能力をかっていた《シルムガル》は、忠実な下僕として《シディシ》をアンデッドとして蘇らせる。
ゾンビになってなお、彼女の影響力は絶大なようだ。

▲《アンデッドの大臣、シディシ》

シルムガル氏族のキーワード能力は、《シディシ》も持つ「濫用」。
「濫用」とは、ある権限を与えられた者が、その権限を本来の目的とは異なることに用いることをさす。
仲間を生贄にすることで強力な効果を得る能力だ。
生贄は任意のため、不利になりそうな場合は「濫用」しなくても構わない。
仲間も敵も喰い荒らし、自らの勝利を手に入れよう。

《龍王コラガン》の率いる氏族の前身は「マルドゥ族」。
色は黒赤であり、迅速の相を体現する。

▲《龍王コラガン》

《サルカン》の宿敵でもあった元カン《ズルゴ》は、かつての勇壮な姿は見る影もなく、《コラガン》の忠実な従者となっている。
彼の仕事は《コラガン》の護衛と、戦いに赴くときに龍鐘を鳴らすこと。
その姿に《サルカン》もこう思ってしまった。
-サルカンはズルゴに復讐することを望んでいた。かつて仇敵であった男の凋落した姿を見るまでは。-
《強迫》のフレーバーテキストより

▲《鐘突きのズルゴ》

コラガン氏族のキーワード能力は、過去から引き続き「疾駆」。
奇襲にも使え、ソーサリータイミングの除去が効きづらい、まさに迅速を体現する能力だ。
《ズルゴ》も持つこの能力を駆使し、対戦相手を焼き尽くそう。

《龍王アタルカ》に仕える者達の氏族は、元「ティムール境」。
色は赤緑となり、獰猛の相を体現する。

▲《龍王アタルカ》

龍王を崇め、龍王に仕える彼らを、《スーラク》は過去と変わらず統率している。
究極の捕食者である《アタルカ》は、彼に龍以外の全てを狩る狩人として期待している。
また彼も《アタルカ》が望む獲物を狩り、持ち帰ることを期待されていることを知っている。
その狩りは《スーラク》心を躍らせ、喜びを得る。
栄光と名誉、そして何より楽しみのために彼は狩りをしている。

▲《狩猟の統率者、スーラク》

狩りに明け暮れるアタルカ氏族のキーワード能力は「圧倒」。
自軍の合計パワーが８以上になると発動する能力だ。
「ティムール境」の「獰猛」を全体に広げたバージョンとも言え、集団での狩りを体現している。
大部隊で、対戦相手の全てを蹴散らし、踏みつぶせ。

《龍王ドロモカ》が支配する氏族の前身は「アブザン家」。
色は緑白であり、忍耐の相を体現する。

▲《龍王ドロモカ》

かつてのカン《アナフェンザ》は、すでに処刑されこの世にはいない。
ただドロモカ氏族では、《アナフェンザ》に良く似た人影が彼等の傍らで戦い、戦を鼓舞しているところを見たという者が後を絶たない。
《ドロモカ》本人は否定しているが、きっと《アナフェンザ》は死してなお氏族の手助けをしているに違いない。

▲《族樹の精霊、アナフェンザ》

ドロモカ氏族のキーワード能力は、「運命再編」から引き続き「鼓舞」。
仲間を鼓舞し、強化することの出来る能力だ。
《アナフェンザ》の祝福と、氏族の結束で仲間を勝利へ導こう。

そして今回収録されている「変異」能力持ち達は今までとは一味違う。
「大変異/Megamorph」なのだ！

▲《隠れたる龍殺し》

使用感は今までと変わらず、奇襲や牽制、戦線の維持と色々な用途に用いることができる。
カウンターが乗る効果も置換効果であるため、スタックには乗らないので安心設計だ。
「変異」「予示」「大変異」と裏で置けるカードが増えている。
対戦終了時や手札へのバウンス等、場から離れる時には対戦相手に表側を見せ、適正だったかの確認を忘れないようにしよう。

▲《揺るぎないサルカン》

１ブロックの間に２種のプレインズウォーカーカードを得た《サルカン》。
《ウギン》の復活という彼の成し遂げた大仕事は、次々回「戦乱のゼンディカー」への伏線となるのだろうか。

「タルキール覇王譚」ブロック完結編！「タルキール龍紀伝」は本日発売！



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