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トレーディングカードゲーム『マジック：ザ・ギャザリング』の大型イベント「グランプリ・名古屋2014」が4 月11 日（金）～13 日（日）に名古屋市・中小企業振興会館（吹上ホール）にて開催されました。1,785 名のプレイヤーが参加したメインイベントでは、2日間に渡る激戦を勝ち抜いた春日亮佑選手が優勝、賞金4,000 ドルを獲得しました。

▲2日間に渡る激戦を勝ち抜いた春日亮佑選手

　「グランプリ」とは、誰でも参加可能な最高レベルの競技イベントと、競うだけではなく楽しめるバラエティ豊かなサイドイベントを兼ね備えた「マジックのお祭り」です。１シーズンに40〜50 回開催されており、ほぼ毎週末に世界のどこかでグランプリは開催されています。上位に入賞することで賞金のみならず、世界中のトッププレイヤーが集う世界大会「プロツアー」への招待を獲得することができます。

　春うららかな4 月に開催された「グランプリ・名古屋2014」では、メインイベントに国内外から1,785 人の選手が集結し、盛り上がりを見せました。

▲競技イベント以外にも多くのサイドイベントが展開されたグランプリの会場風景

　メインイベントは、最新セット『テーロス』『神々の軍勢』のパックをその場で開封し、デッキを構築する形式「シールドデッキ」「ブースタードラフト」で競われました。

▲開封したカードを前に考察する「グランプリ・静岡2014」優勝の仲田涼選手

　マジック：ザ・ギャザリングの「シールドデッキ」「ブースタードラフト」は、限られた選択肢（「リミテッド」）の中でカードの知識と理解、深い洞察力が試される形式です。
　12 日（土）には「シールドデッキ」9 回戦が行われ、7 勝2 敗以上の成績を残した215 名が日曜日の競技に進出。最終日となる13 日（日)には「ブースタードラフト」による6 回戦が行われ、優勝をかけて戦う参加者は8 人に絞りこまれました。

▲トップ８には、シンガポールから参加のシム・チャップマン選手も名を連ねました

　有力選手が次々に敗れる中、決勝に進出したのは春日亮佑選手と、地元愛知の朴高志選手。日頃から地元の大会で腕を磨いているという選手たちによる、日本の競技マジックの層の厚さを印象づける組み合わせとなりました。

▲決勝戦の開始前に握手を交わす、左：春日亮佑選手、右：朴高志選手

　それぞれ練習をともにした友人たちが見守る中で熱戦を制したのは、千葉から参加の春日亮佑選手。グランプリ王者の称号と賞金4,000 ドルを獲得しました。両選手を含む上位9名の選手に、アメリカ・ポートランドで開催予定のプロツアー『マジック2015』の参加権利とトラベル援助が与えられました。

　同会場ではメインイベント以外にもさまざまなイベントが開催され、未経験の方からベテランまで楽しめる3 日間となりました。

▲グランプリの会場ではマジックの初心者向け無料体験会なども開催しています

　本大会の模様はニコニコ生放送を通じて生中継され、2 日間の視聴者数はグランプリでは過去最高の22 万以上を記録しました。同様の放送を、5 月のプロツアー『ニクスへの旅』と8 月の「グランプリ・神戸2014」でもお届けする予定です。

▲ニコ生はプロツアー殿堂顕彰者・藤田剛史氏(写真右)による解説でお届けしました

　大会の結果、試合の模様を取材した観戦記事など、詳しくはマジック：ザ・ギャザリング「グランプリ・名古屋2014」イベントカバレージをご覧ください。次回の日本国内のグランプリは、2014 年8 月22 日（金）～24 日（日）に神戸市・神戸国際展示場にて開催を予定しております。どうぞご期待ください。



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