コラム |
[2014/02/12 10:30] |
シルブリ本社にお邪魔して2弾以降の展開も聞いてきた。 ヒーローズプレイスメントインタビュー
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シルブリ本社にお邪魔して2弾以降の展開も聞いてきた。
ヒーローズプレイスメントインタビュー
ヒーローズプレイスメントインタビュー
年明け1発目の新規TCGとして先日リリースされた
『ヒーローズプレイスメント』。
1弾の感触をインタビューする名目でシルバーブリッツ本社にお邪魔してきました。
出荷数の面でも上々の滑り出しと語ってくれた、片桐氏・松永氏両名。
現状のゲーム環境や2弾3弾以降の展開、イベントやアプリ等々お話を伺ってみました。
単色?混色?
ゲーム環境についてですが、これだけ属性の多いゲームであれば当然単色・混色、という話が出てくると思います。
現状だと全国をフルに使ったデッキが強力だったりと、単色よりタッチなり混色にしたほうが有利なイメージを持ったのですが、そのあたりはいかがでしょうか?
松永氏:
「そうですね、思ったより混色を組んでる方が多い、というよりも混色を組んだ方の声が大きいのかと(笑)。
単色を組むとみんな同じデッキになってしまうので。」
DuelPortal:
確かに、現在のプールで単色となると選択肢はあまり多くはありませんね。
松永氏:
「単色であると特にデッキレシピを人に解説するほどのものではないのかなと(笑)。なので、こんなデッキを組んだよ、と言ってくださる方は混色じゃないでしょうか。
実際プレイしている感想などは、○○デッキで戦った、という感想が多いので、プレイされているのは単色を使用されている方が多いのではないでしょうか。」
DuelPortal:
プレイングやデッキ構築に関しては基本的には単色の方が敷居は低いでしょうからね。
そういった意味でも、今後も流入してくるであろう新規層・ライト層に対して単色でもある程度、組める・戦えるという環境は必要だと思うのですが、そのあたりについてはどうなっていくのでしょう?
松永氏:
「コンセプトとしては、基本的には単色寄りではあるはずです。
プレイヤーの方達を見ていても、地元のデッキを組みたいという方が割りとシェアを持っていて、どこそこのキャラクターが好きだから、このカードを使いたいから、という発想になると北海道のキャラであれば、北海道のデッキを構築しますよね。
開発としてもそこは地域推しといったコンセプトでやっているので単色で組めるものにしています。」
DuelPortal:
それを聞いて安心しました。
安心っていうのもおかしいですけど(笑)。
松永氏:
「このあたりは難しいんですよね(笑)。
既に他のゲームをプレイされているプレイヤーの方なんかは単色が強いカードゲームはダメだ!って仰る方もいるんですよね。
デッキ構築の幅が狭くなるので。」
DuelPortal:
はい、わかります。
片桐氏:
「ヒーローズプレイスメントは初弾から色が多いんです。
その割りにカードプールはまだ狭い。
単色ではちょっと遊びの幅は狭いかなぁ、というのはありつつも2弾・3弾とカードプールが広がる中でカードを足していってくれれば、遊びやすいのかなぁと。」
ヒーローズプレイスメントの特徴である地域推し。
これをしっかりと活かしてプレイヤーに楽しんでもらうには、北海道デッキなどのように単色で組める必要があり、今後もそのコンセプトをしっかりと持っていくようです。
また、単色だけでは構築や環境が単調になりがちなので、そのあたりもバランスを取っていくと語ってくれました。
第2弾は北海道
DuelPortal:
第2弾は「網走帝国の逆襲」と銘打たれています。
やはり北海道が中心になってくるのでしょうか?
松永氏:
「第2弾は北海道が13種、網走帝国が14種となっていて、それプラス47都道府県が入ってきます。」
DuelPortal:
約30種というと北海道がメインテーマとはいえ、それほど多いというわけではないのですね。
松永氏:
「今後の3弾、4弾もそのような感じになっていくと思います。」
DuelPortal:
網走というのは「網走属性」なのですか?
松永氏:
「網走は網走属性です。」
片桐氏:
「これだけ属性が多いカードゲームで、2弾で早くも新属性追加となります。(笑)」
DuelPortal:
網走属性はどういった特徴を持っているんでしょう?
松永氏:
「網走の特徴は鮭をどんどん集めていきます。」
▲画像はイメージです。 |
DuelPortal:
鮭ですか。(笑)
松永氏:
「鮭トークンがどんどん溜まっていくと色々な事ができます。
所謂MTGとかのトークンデッキだったり、それっぽいことができるのが網走属性です。」
DuelPortal:
それは面白そうですね。
松永氏:
「全国をまわっている時からそういった意見をいただいていたのですが、では作ってみよう、ということでつくってみた要素です。」
片桐氏:
「2弾ではルールブレイカーも12種類、1弾と同じ数入ります。
そこでまた新たにこのルールブレイカーでデッキを組んでみたいな、というように遊んで頂けたらなぁ、と思います。」
DuelPortal:
あと2弾と言えばカニなんですが。
カニのカードをおもむろに差し出す片桐氏。
▲冷凍されし蟹の脚 |
片桐氏:
「カニですね(笑)」
DuelPortal:
カニですね。(笑)
このキャンペーンはやっぱり北海道ならカニだろうということでカニを選ばれたんですかね?
片桐氏:
「はい。」
DuelPortal:
これ個人的には非常に面白いキャンペーンだと思います。
松永氏:
「おかげさまで、評判は上々です。
ただ、実際にどれくらい集めてくださるのかなぁと(笑)。」
DuelPortal:
3弾4弾以降もこういったキャンペーンは続けられるんですか。
片桐氏:
「何かそういったキャンペーンは行っていきたいですね。
まあ、悪ノリといえば悪ノリですけど(笑)。
それで盛り上げに繋がるようなキャンペーンであれば続けていきたいです。」
DuelPortal:
3弾以降も「網走帝国の逆襲」のようにテーマを持たせたエキスパンションを
リリースしていく予定なのでしょうか。
片桐氏:
「そうですね。
3弾では九州を予定しているんですけどテーマ部分を多めに入れながらも全国のカードもしっかり入れていきます。」
DuelPortal:
九州のキャンペーンはどうなるんでしょうか。
片桐氏:
「九州はですねぇ…
さすがにめんたいこじゃつまんないだろうと(笑)。」
松永氏:
「カニがウケてしまったのか、ハードルがあがっているんですよ(笑)。」
3弾は九州を予定とのこと。
キャンペーンについても合わせて乞うご期待。
カードプールが少ない3弾まではカードの供給を早め早めでリリースしていくとも語ってくれた両氏。
3弾発売である程度カードプールが用意できてからの、4弾以降は3ヶ月毎のスパンとなる予定のようです。
pixivイラストコンテスト
松永氏:
「2弾からはpixivさんで開催されたコンテストのイラストも入ってきます。
pixivコンテストで選ばれたイラストにはカードにコンテストマークがついています。」
DuelPortal:
コンテストの発表はどういった形での発表になるんですか?
片桐氏:
「発表はpixivさんのサイト上での発表になります。」
(※結果は既に公表されています。リンククリックで別ウィンドウが開きます。
結果発表ページURL:http://www.pixiv.net/info.php?id=2218)
DuelPortal:
投稿された作品や、コンテストを開催しての反応など感触は如何でしたか?
片桐氏:
「商品も発売になっておらず、情報もまだまだ少ない時期にコンテストを開催してそんなには来ないだろうと思っていたのですが…」
DuelPortal:
非常にかわいらしいイラストが多数投稿されていましたね。
片桐氏:
「はい、素晴らしいイラストをたくさん投稿頂きました。
2弾にも入れさせてもらいましたが、3弾4弾にも入ります。
また、新しいコンテストも開催を予定しています。」
DuelPortal:
次のpixivコンテストはいつ頃を予定しているのでしょうか。
片桐氏:
「現在時期だけは調整中でして、夏前にはやっちゃったほうがいいかなと。」
DuelPortal:
夏前ですか。
片桐氏:
「前回の第1回は冬にやらせていただいたのですが、コミケ前はしんどいという意見が…」
DuelPortal:
確かに前回はコミケの入稿とかそういった時期での開催でしたね。(笑)
片桐氏:
「ですので、ちょっと反省をしまして。コミケより時期を早める調整をしようかなと。」
その他展開について
DuelPortal:
いよいよ1弾も発売となりまして、キャラクター達が動き出しました。
ストーリーの展開などはどういった状況なんでしょうか。
松永氏:
「ユーザーさんの動向を見ていると、思った以上に興味の方向がストーリー展開よりも、キャラクターのご当地性に向いているなぁと。
それでもストーリー部分は、個別のヒーローポイント関係のシステムの提供にあわせて断片的にですが出てくるはずです。
漫画の企画なども、今いくつか検討中です。」
DuelPortal:
何かイベントプロモーション等は予定されているんでしょうか。
片桐氏:
「2弾の発売日に秋葉原で発売記念イベントを予定しています。」
DuelPortal:
具体的にはどういったイベントになるんでしょう。
片桐氏:
「3月15日に1弾パッケージの五稜 星子のCVを担当していただいた、声優の五十嵐裕美さんをお呼びしたイベントを企画中です。
その頃にはアプリもリリースされているはずなので、そちらも使って対戦なんかしてもらえたらなぁと。」
DuelPortal:
そのアプリなんですが、進捗状況はどういった感じでしょう。
片桐氏:
「2月中には何とかリリースしたいかなぁ、という感じです。」
DuelPortal:
機能的にはどの程度まで実装した段階でのリリースになりますか。
片桐氏:
「基本的には全て実装した段階でリリースとなり
・対戦時間の読み上げ機能
・対戦結果のサーバーアップロード機能
・デッキリスト構築機能
・シルバーブリッツポイント等のバーコードサービスの連動機能
が主な機能になります。」
DuelPortal:
このアプリがあればQ&Aに1発でアクセスできる機能とかあるのですか。
松永氏:
「カードのバーコード部分をリーダーで読んで頂くとそのカードのページに飛びますので、そこにQ&Aが載っています。」
DuelPortal:
なるほど。
対戦中に処理に迷ったカードがあればその場でバーコードを読んで
Q&Aを確認できるのは便利ですね。
読み上げ機能については今現在担当声優さんが発表されている
キャラクターをまずは実装という形になるのでしょうか。
片桐氏:
「そうですね。
他のキャラクターについても2月7日より声がつき始めました。そのキャラ達にも簡単な読み上げはさせようと動いています。」
松永氏:
「1弾のキャラクター95名すべてにボイスを追加します。」
DuelPortal:
それは凄いですね。
自分の気に入ったキャラクター、出身地域のキャラクターには声が当てられていないというのは寂しいですから、それは嬉しいですね。
DuelPortal:
それでは最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
片桐氏:
「地域密着型TCGとして、悪乗りばかり話している気がしますが、実際に対戦してみるとその楽しさも伝わるんじゃないかと思います。今後も講習会や大会など数多く開催致しますので、皆さんもぜひ遊んでみてください。」
松永氏:
「ヒロプレにはまだまだお話できない新要素が沢山あります。今後も新しい事に躊躇なく挑戦していこうと思いますので、やりすぎても生暖かく見守って戴ければと思います。」
DuelPortal:
ありがとうございました。
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© SILVERBLITZ/pixiv
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