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高等判事団としても知られる“アゾリウス評議会”は、ラヴニカの表向きの政府である。
アゾリウスの定める法令のほとんどは無視されているが、彼らは全ギルドの調停者であり管理者であると捉えている。
究極の階級組織である“アゾリウス評議会”。
その正当性と影響力は、先見の明を持ち公明正大な存在である時も、冷たく無意味で官僚的な存在となる時もあるのだ。

スフィンクスは何よりも孤独を尊ぶ超然とした存在である。
そのような者にギルドを統べるよう納得させるには長い時間を要したという。
しかし犯罪と混乱が蔓延する今のラヴニカには、自身の力が必要とされていることを悟り、求めに応じたのだった。

法を司る“アゾリウス評議会”の行使する力は「留置」。
その名の通り対象の身柄を拘束し、行動を起こさせなくする。
クリーチャーを「留置」することで時間を稼いだり、安全に攻撃を通したりすることが可能となる。
プレインズウォーカーを「留置」することに成功すれば、その強力な能力の一切を封じることもできるのだ。
ラヴニカ世界をコントロールし尽くしたいなら、是非“アゾリウス評議会”へ。

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“イゼット団”は狂気すら感じさせる実験者の集団である。
ギルド本来の役割は下水や車道整備など、公共事業に関わる解決案の提供であった。
が、彼らの実験からはマナの噴出や空間の裂け目、神秘の扉などなど、いかがわしいものがしばしば生み出される。

ここ最近“イゼット団”は、ギルドマスターである《ニヴ＝ミゼット》の命を受け、より危険で実験的な魔法に深く関わるようになっているようだ。
“イゼット団”の創設者にして指導者。
気分屋で虚栄心が強く、卓絶した知識を持つ、齢15,000歳のドラゴンであるギルドマスター。
彼の気紛れさと自惚れと癇癪は年々激しくなっているという。
基本的に彼がギルドの運営に口を挟むことはない。
自分は長期的な計画を練り、細かな仕事は下々にやらせるのが彼の流儀なのだ。

その研究の結果生み出されたのかも知れない“イゼット団”の能力は「超過」。
通常のマナコストよりも重い代替コストを支払って唱えることで、“単体”を“全体”に変えるという不思議で派手な能力だ。
“全体”とはいっても、自分のクリーチャー全体や、対戦相手のクリーチャー全体、という指定の為、効果的に範囲を広げることができる。
軽いコストで普通に使っても良し、重いコストで全てを巻き込んでも良し、と汎用性の高い呪文が揃っている。
怪しい能力と不思議な効果、そして《二ヴ＝ミゼット》の人間？性に惹かれたのなら、是非“イゼット団”へ。

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“ラクドス教団”は強力なデーモンである《ラクドス》に従う、快楽主義者とサディストと犯罪者の一大集団である。
彼らは破壊的衝動と快楽への欲求を併せ持っている。
ただ単に「愉快である」だけで良いのだ。
そして信者達はその破壊や残忍性をもって、主人である悪魔を喜ばせようとしているのだ。
主が喜んでくれるのであれば、どんな犠牲すら厭わない。

“ラクドス教団”の信者達は、規則や自分達の自由を抑制するものすべてを忌み嫌っている。
日中彼等は白昼堂々とお互いを攻撃しあい、夜には乱痴気騒ぎへと赴く。
そんな荒くれ者共が崇拝してやまない存在が《ラクドス》なのだ。
何千年も生きてきた《ラクドス》だが、正式な年齢や素性は定かではない。
移り気で誇大妄想癖がある《ラクドス》だが、数日間に渡って眠りにつくことがある。
この時は信者も殺戮と混沌の手を緩めるという。
そして彼の覚醒と共に流血と騒乱の大祭が始まるのだ。

信者たちは普段、肉体的にか精神的にか、鎖によって拘束されているのかもしれない。
その鎖を解いたとき、破壊者としての本能が目覚める。
「解鎖」によって破壊衝動に身を任せるか、理性を保ちプレイヤーを守るのか。
2つのモードを状況によって選ぶことのできる便利で暴力的な能力だ。
我らが主《ラクドス》様に仕えたい、荒くれ者は是非“ラクドス教団”へ。

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“ゴルガリ団”は生と死という相反する価値を融合させたギルドである。
“ゴルガリ団”は集合体、というよりむしろ「ひとつの生物」として組織されているのだ。
ギルドの方向性と成長度を定める細胞核のようなものがあり、栄養素を集めて有用な素材へと変換する組織や、異物を拒否し外敵から身を守る防衛機能、そして生存し繁殖し征服する本能がある。

他のギルドでは見られないほど頻繁に指導者が変わっている“ゴルガリ団”。
現ギルドマスターは死して蘇ったアンデッドの屍術師《ジャラド》だ。
生前は屍術を学んだエルフの射手であったが、《ラクドス》から息子を救うために命を投げ出したことがあった。
その後リッチとして蘇ることができたのだ。
腐敗の進むラヴニカの地域に成長をもたらし、また成長の見られる場所に腐敗をもたらす。
彼等は食物連鎖の末端に存在する腐食動物・分解生物だが、捕食者としての頂点を狙っている。

生き物の死は1つの通過点に過ぎず、そこから更なる力を得ようとする“ゴルガリ団”の主義を表しているのが「活用」能力だ。
墓地の死体を「活用」し、戦場にいる同胞を強化する。
強化の度合いが大きければ大きいほどコストも高くなるが、それに見合った力を与えてくれる。
墓地からの追放もコストの一部であるため、能力の起動前にあらかじめ墓地の「活用」持ちを追放しなければ妨害できないので注意。
場も墓地も利用しつくし活用しつくす。そんなデッキが好きならば是非“ゴルガリ団”へ。

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マット・セレズニアと呼ばれる自然そのものの顕現であるとされる神秘的意識。
“セレズニア議事会”に属する全員はその単一の声の代弁者なのだ。
ギルドの目的は、個々の構成員の独自性を包含し、彼らを議事会の一部と変えることである。

秩序、生命、調和という3つの価値を体現しているという三位一体のドライアド、ギルドマスター《トロスターニ》。
普段滅多に口を開かない中央、調和のドライアドの忠告の言葉は、全ての者にとって極めて神聖なるものとみなされるという。
しかし究極的には彼女もマット・セレズニア自身の意思に導かれている、と構成員たちは言うだろう。

共同体を拡張していくことで力を増す“セレズニア議事会”。
対象のトークンと同じトークンを呼び寄せ住まわせることで果てしなくセレズニアの意識は広がっていく。
トークンしか対象にはできないが、それ以外の条件はない。
巨大であったり、有用な能力を持ったトークンを1体でも用意できたなら、その後は同種を増やし放題だ。
同セットにも様々なトークンを生み出すカードがあるため、色々な組み合わせを試してもらいたい。
自然と都市の美しい融合。そしてなにより調和と秩序を愛するならば、是非“セレズニア議事会”へ。

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あなたのお気に召すギルドはあっただろうか？
お気に入りのギルドマークのカードのみを使用したデッキを組んでも良し、複数のギルドを股にかけた多色デッキを組んでも良し。はたまた敢えての単色デッキ！？
多色化へのサポートも万全の「ラヴニカへの回帰」で、あなたのデッキも新たなステージへ！

そして物語は動き始める…

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Magic:The Gathering