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「不覚にも儀式地形を台無しにされて取り乱してしまった・・・」

「会長の第１手札補充フェイズですよー」

「俺は手札を2枚捨て、2枚カードを引く。メインフェイズ、まずはここから仕掛けさせてもらう！！〝クォーツ・スフィンクス〟進軍！！」

「シャチを無視して斜めに来た！？」

「〝クォーツ・スフィンクス〟は飛行タイプだから全方位に移動可能だ！バトル！！」

▼即時召喚タイミング

「ここは代理地形！リミット８！・・・レベル４〝クォーツ・スフィンクス〟に〝ニーベルング神獣調教師〟を援軍として召喚！！」

「あたしはリミット限界の８まで展開してるからなしっ」

▼隊列変更タイミング

「前列から〝ニーベルング神獣調教師〟〝クォーツ・スフィンクス〟！！」

「〝ミンクの風炎使〟が前、〝牛頭鬼の騎馬武者〟がうしろっ！」

▼イニシアチブ決定タイミング

「ダイスロール！！」

「うわっちゃー！」

「この戦いも俺の先攻だ！」

「でも今回はチャージもついてないし、会長のパーティの攻撃力は４！！全然恐くない！！」

▼先攻普通タイミング

「〝クォーツ・スフィンクス〟戦闘スペルだ！！〝ファイア・ジャベリン〟！！」

「戦闘スペル！？」

「俺のパーティはスペルのアイコンを持っている。スペルのアイコンを持っているユニットは戦闘スペルを唱えることができる」

「〝ファイア・ジャベリン〟のコストは火属性1個って書いてあるけど、会長のユニットのスペルのアイコンに火はないですよ！ズルですよ！」

「〝ニーベルング神獣調教師〟は聖属性のスペルのアイコンだから火属性の戦闘スペルは使えないが、〝クォーツ・スフィンクス〟の＊のマークは、全属性のスペルが使用できる万能アイコンなんだ」

「なんと！」

「もちろん消費してしまうから、この戦闘で〝クォーツ・スフィンクス〟は再び戦闘スペルを使うことはできないが、この〝ファイア・ジャベリン〟が突破口を開く！」

「えーと、〝ファイア・ジャベリン〟[普通]」

「先攻側は先攻普通タイミングに使用OKということだ。後攻だったら後攻普通タイミングに使用できる」

」

「・・・対象：ユニット1体」

「狙うは〝牛頭鬼の騎馬武者〟だ！」

「【火炎：２D】ダメージ」

「火炎の攻撃でダイスを２個振った合計値分のダメージを与える！」

「〝牛頭鬼の騎馬武者〟の防御力は６だから・・・」

「俺はダイス２つの合計が６以上を出せばいい」

「むむむむ」

「いくぞスフィンクス！！ダブルダイスロール！！」

「あ、あぶねー。でも大丈夫だったな。ファァァァァァイアーーーーーーーーーーーーーーーージャベリンッ！！」

ゴォォウッ！！

「騎馬武者っ！！」

「合計攻撃力４のパーティで、残った〝ミンクの風炎使〟を攻撃！！」

「た、対抗だっ！！〝ミンクの風炎使〟の能力ファイアストリーム！！」

「おっと、モンコレは防御力以上のダメージを与えないとユニットは倒せない！〝ミンクの風炎使〟の能力で出せるダメージは火炎：１、俺のユニットを焼くには足りないぜ」

「う、うー」

きめるのパーティ全滅！

「この代理地形の攻防は俺の勝利だ！！」

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