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[2010/03/29 01:00] |
【第5回】特別対談記事(前編)究極アルティメットグランプリを振り返る!
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今回は、究極アルティメットグランプリの舞台裏で、
DPTのARATAが、ディメンション・ゼロの生みの親中村聡氏と、プロデューサーの久保田氏と共にディメンション・ゼロの様々なことについてお話をさせていただきました。
○グランプリ結果について語ってみる。
1位が青単香魔デッキ、2位が赤黒悪魔竜エキドナデッキ、3位が赤緑ビート融解カンノンと個性的なデッキが上位にランクインした今回の究極アルティメットグランプリ。
グランプリの結果について、お2人に聞いてみました。
ARATA「今回のグランプリ結果について、予想出来ましたか?」
中村聡氏&久保田氏「「まったく無理ですね。」」
中村聡氏「どう考えても、カンノン対カンノンになるという印象が強かった。」
久保田氏「灼熱王に、カンノン系・ラッパ系、幽鬼の谷・・・等々ですね。」
※灼熱王=《融解戦鬼灼熱王》、カンノン=《機神兵カンノン》、ラッパ=《ラッパ・ドリアード》
中村聡氏「ロック系のデッキは研究の時間がたち、倒さなければならない敵がはっきりするとだんだん強くなりますね。過去の《幽鬼の谷》にしろ、《幽霊屋敷》にしろ、それに対抗できる能力がある強いデッキが最高に回ったときに、どういう何コストの除去を何枚入れたら入れたらいいか、が見えた時から別格に強くなる。」
中村聡氏「メタが読め始めると強いけど、今回の究極アルティメットでは(メタが読みにくいため)コントロールは難しい、だから、カンノンの人が多めになるんじゃないかなぁ、が僕の予測でした。」
中村聡氏「決勝の方(上位4名)には、《機神兵カンノン》が3枚で、《幽鬼の谷》が0枚。これにはちょっとびっくり。カンノンを入れている赤緑・赤青・もしくは3色のデッキが2分する中で、生き残ったのは、ほとんどがノーマル構築(に近い形のデッキ)。」
ARATA「1位が青単の香魔デッキでしたね」
リンク:優勝者デッキレシピ
中村聡氏「そうですね。《バードマンソウル》以外はノーマル構築。」
ARATA「2位が赤黒の《悪魔竜エキドナ》デッキ。」
リンク:準優勝者デッキレシピ
中村聡氏「アルティメットの要素が《呪われた手紙》。ここまでで2人併せて、禁止・制限0枚。」
ARATA「3位には、ようやく安心の結果が。」
リンク:第3位入賞者デッキレシピ
中村聡氏「《融解戦鬼灼熱王》・《機神兵カンノン》・《精霊の迷い家》・《枯れ果てた大樹》という12枚も禁止制限のあるデッキですね。」
中村聡氏「今回プランジャーは少なかったですね。《幽鬼の谷》はそこそこいましたし、《幽霊屋敷》もいましたね。ランデスの方も極少数いましたね。」
久保田氏「プランジャーがいなかったのは、やっぱり一番早いところにラッパがいるのがありますね。」
中村聡氏「そうでしょうね。コントロールするには、ちょっと遅い。」
ARATA「今回の結果で、アルティメット形式での禁止/制限が変わることはありえそうですか?」
中村聡氏「どうでしょうかね。逆に言うと、今回のグランプリは禁止/制限がなくなるとこうなるよ、というだけなので、(今回の結果をもとに)1枚だけ禁止/制限を適応するというのは、また違うと思います。」
今回の究極アルティメットグランプリでは、禁止/制限の入っていないデッキが優勝という結果になりました。
優勝した吉田プロは、デッキのキーカードである《侵略者の一撃》をノーマル形式から、半年以上使い続けてきました。
リンク:日本選手権2009ツアートライアル中部 第7位入賞者デッキレシピ
半年にわたる研究の結果が、今回のグランプリの結果として現れたようです。
○気になる今後のイベントについて語ってみる。
当日会場では、V-1グランプリの発表が行われました。
V-1グランプリは、発売されたばかりのクイックスタートデッキ「魔剣/流星」とVセンチュリーのカードのみで開催されるグランプリです。
会場にて発表されたV-1グランプリと共に、気になる今後のイベントについて、お2人に聞いてみました。
ARATA「今後も、こういったイベント(究極アルティメットグランプリ)を続けていきますか?」
中村聡氏「できる事なら、初めての人たちがやれるイベントと、慣れた人たちが参加してくれるイベントとセットになっているといいですね。やはり、これ(究極アルティメットグランプリ)ばかり半年続くと初心者お断りになりますし、逆に初めての人たち向けのイベントばかりだと、昔からの人たちからも不満が出ますし。」
中村聡氏「今回のグランプリもたまにやるからお祭りなのであって、ずっとやっていると緊張感もなくなりますしね。」
ARATA「今回発表のあったV-1グランプリは、Vのカード以外にもクイックスタートデッキも使えるんですね?」
中村聡氏「初めての方になるべく入ってもらいたいので、クイックスタートデッキも使えた方がいいですよね。」
中村聡氏「ちなみに、二つ買ったらもらえる《エヴァンジェリカルエンジェル》は使えるんですか?」
久保田氏「あれは、カードナンバーが4thなので使えない・・・のですが、特別枠とした使えるように検討したいと思います。」
ARATA「せっかくなので、使えて欲しいですよね。
後はデッキに入っていない色ということで、カードプールも狭いわけですから。」
中村聡氏「でも、すでに公開されているカードの中にも、白いカードは頑張れるカードがあるのでちゃんと頑張って欲しいと思うのですが。。。」
久保田氏「公開していいのかどうかとおもうカードが何枚かあったのですが、公開していないのですよね・・・(笑)」
グランプリなどでは、メインカラーとしてほとんど使用されない、白の大陸のカード達。
Vセンチュリー以降は、《フェンリル》を筆頭に、強くなって登場?今後の白の大陸のカードに期待です!
○ボンガ・ボンガについて、“ちょっと”語ってみる。
《ボンガ・ボンガ》とは、ファースト・センチュリーで登場し、初期のディメンション・ゼロを代表するキャラクターの一人。
フォース・センチュリーの再録を決定する戦いにおいて、惜しくも白の大陸の《ギム・レット》に負け、ノーマル形式から落ちてしまったカード。
中村聡氏「久保田さんがね、(ディメンション・ゼロの担当になり、)初心者講習のお話をされるようになって、いっそのこと《ボンガ・ボンガ》をどうこう…と僕が言うとね、
『僕が自分の権限で《ボンガ・ボンガ》を押しているように見えるのはやめてください。するときは僕のわがままに見えないようにして下さい。』といわれたので、久保田さんがゴリ押ししているように見えるように再録しようかと。(笑)」
久保田氏「どう帰ってきても、ゴリ押しにしか見えないので。」
ARATA「それは困りますね(笑」
久保田氏「Vカードのイラストの時に、『《ボンガ・ボンガ》もどうですか?』と言われたのですが、絶対に僕が叩かれるのでやめて下さい、とお願いしました。」
中村聡氏「いいじゃないですか。どこにいってもイベントの主催者であるにも関わらず、『久保田さんのためによけておきました』と言われて、荷物が増える姿は。」
久保田氏「《ボンガ・ボンガ》もストーリーの中で地味に活躍してますし。」
中村聡氏「美味しいところを持って行きましたね。」
中村聡氏「私の中で、赤の大陸は、【無秩序】【混乱】の他に【自由】と【誇り】を持っている種族の中に、【カリスマ】の軍人さんが入ってきてしまった、というなかでその中にいる代表の一人に《ボンガ・ボンガ》を置いていて、強くて戦闘力があることを誇りにしている赤の大陸の中で、【自由】を誇りにしているという位置づけにしたいということで、(《ボンガ・ボンガ》が)自然とカッコよくなっていく。」
久保田氏「強さをあまり見せないところで、パワー4000で2スマのバニラなんですね」
中村聡氏「大事なところは純粋なんで、バニラなんですね(笑」
プレイヤーだった頃に、無限回収グランプリにて《ボンガ・ボンガ》を無限回収し、見事1位に輝いた久保田さんならではの対談となりました。
《ボンガ・ボンガ》が再録された時や、キャラクタースリーブコレクションに入った時などは、久保田さんのおかげですね!
【次回予告】
次回は、期待のVシールドについてを語ります。
注目の点は、Vカードの配布方法とイラストについて・・・!
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