ぽち。のブログ

札幌で使われている6色ジャンヌビートデッキのレシピと考察です。


このデッキの製作者は札幌勢の紅一点　るかな　さんです。
サーガ3末期頃からのカジュアルプレイヤーさんです。昔からビート系のデッキを好んで使用していました。


殴ってれば相手はいずれ死ぬ。▼大好き。ダメに落ちたカードも使えれば強くない？

という理念の下に製作されたとかされなかったとか（？




※ちなみに本当はジャンヌに萌えるがあまりに、シルマリルやアイアコスのお供ではない、
　ジャンヌ自身を活かすデッキを作りたいというコンセプトで勢作されました。



キャラ51枚　ダメージ総数9枚（P含む）　という漢気溢れる内容となってます。
合言葉は、やられる前にやれ。　運否天賦。



やることは非常にシンプルでひたすら殴るだけ。
ドローは常に１ドロー。▼をひたすら展開に使用してキャラを量産。チャージで補給します。

１ドローの理由はジャンヌを引きたくないのと、青黒の精神力が高くてドローを支配してる余裕がないからです。
ドローキャラはアタッカーになりづらいのもあります。PSIは▼を優先しているため搭載していません。


▼キャラをひたすら積んであるので、それらが連鎖するのを期待してキャラの補充とジャンヌのダメージ落としを狙います。
バインドをしない限りダメージアウトはほぼしないので、序盤中盤は思いっきり本体で受けましょう。

各キャラクターの役割はレシピ横を参照ください。




最初から▼をフル活用して回し、１ターン目の支配キャラでジャンヌが落ちても落ちなくてもアタックします。
相手がスルーしてくれれば相手の▼も出ますしダメージを１点でも多く稼ぎたいので。

それと相手のキーカードを早めに落とせればその分こちらの生存率も上がるためです。
アルビノシンガーとかスペルとか落としたい。
相手にキャラが出てしまっても、それらを巻き返せるくらいの物量が出る、予定です。

もし相打ち、ガードをしてくれればそれだけ相手のファクターやパワカを削って展開を抑制することができます。



アイコン的にこちらのキャラをかなり横取りされそうですが、
１、２体なら横取りされてもあまり気にならないくらいにキャラが伸びることがよくあります。
１ターン内で２ケタの▼ダメージを受けることもあるので。
それだけ必死にキャラやジャンヌを出していきます。



新人ボイスと肉食騎士を同時に支配する際は、両方のアビリティが同時タイミングで発生します。
この場合はルールサマリーの　23-1.同時処理内の処理順　により、オーナーが順番を決めれるので、
肉食騎士の２ダメを先に受けてから新人でSWATを発掘することでSWATの上にボイスが重なるのを防止できます。




このデッキを使用する上での重要なポイントは、「キャラの支配と放置の仕方」ですね。
いかにアタッカー（＆補給）を支配しつつ、▼を多く受けれるかを常に考えて動かしていきます。

もちろんアタックの仕方もポイントのひとつですが、キャラを上手く支配、放置しないとアタッカーも補給も滞ってしまいます。
なので手札はキャラ支配のために全部埋めて、とにかくキャラを増やしましょう。


ジャンヌが落ちるかどうかは完全に運まかせの博打ではありますが、▼を多く食らうことによって確率を上げていきます。


初手に来てしまったり、チャージで刺さってアタックコストになってしまったジャンヌは、
黒キャラのバインドや三途の川でダメージに送ったりします。

基本的に１枚でも落ちてくれればだいぶ楽になりますので、１枚も落ちないときに無理やり落とす感じです。




そしてこのデッキを縁の下で支えてくれてるのがパートナーである「白石 つばさ」の存在です。
2F2Cでアイコンも良くて比較的出しやすく、▼によってダメージに落ちたプロジェクトを回収することができる素晴らしいカードです。


パートナーなのでほしいときに確実に手札に入れられますし、状況によって拾うスペルを選べます。（ダメに落ちてる前提ですが）
つばさ（スペル）を出されたら相手が困る場面で焼きカードやグリムリーパーを使ってくれて、結果的にアタッカーや本体を守ってくれたりも。


つばさのおかげで▼を受けつつ、１ドローでも三途の川や降伏が打てるというわけですね。
ジャンヌの恩恵を受けたピュリファイシスターとシンクロして(5)のチブを作ることもできますし、
ブレイクスルーを１回止めてくれるのにも役に立ってくれます。

とにかくいい働きをしてくれる御方です。




なお、スペルはプロジェクトなら何でも拾えるので使う方の好みに合わせることもできます。


私個人のおすすめとしては、「バーナムの軍勢」ですね。

トマスがいないので1/1/1ですがジャンヌで強化されますし、
カードの効果解決時に複数体が同時アタックをするのでメアリなどのワントップのデッキにかなり有効です。

こちらの支配キャラがそのまま残るので補給が継続されますし、
スペルを打つ＝つばさを出すのが前提なので３ファクターも問題ないと思います。

シルマリルがいてもペネのスキルを消されないという利点もありますね。
（これについては過去に私が書いた、リア王の考察にて理由が書いてあります）


（ただし、製作者のるかなさんにはキャラビートのポリシーに反すると却下されてしまいましたが…）


ただ、バーナムだとデッキ枚数をかなり消費するので、これで倒しきれなければこちらのデッキが先に息切れするかもしれません。
ただでさえ▼を受けまくり、チャージもしまくるためすごい早さでデッキがなくなるので。





とまあ、ここまで使い方を書いてきましたが、当然弱点もたくさんあります。


・全体除去がつらい

ライストやカリバーンではアタッカーは消えませんが、展開力＆ジャンヌを落とす方法が減るのでつらいです。
（スカジャンタイガーが勢力にいるのに気づかずに、相手がコストの支払いミスをしてくれるのをお祈りするくらいしか対処法がないです）



・チブがつらい

白、青にはほぼ標準装備のアルビノシンガーやピュリファイエンジェルがほんときついです。みやことか発狂。
（黒キャラでのアタックは横キャラでキャッチされ、相手は殴ってきてくれません。降伏で何とかなればいいな）



・ブレスルがつらい

基本キャラのみなのと、▼とチャージでガンガン回すためブレスルされまくるとこちらのデッキが先に尽きます。
（まあ、やられる前にやれ、っていうデッキなのでブレスルで先にやられたらあきらめます）



・▼自体ができなかったり、キャラが沸かなかったり、１色に固まったり、ジャンヌがいつまでも落ちてくれない。

この辺は完全に運なのでどうしようもないですね。色んな部分で博打なデッキなので仕方ないです。
（素直にあきらめましょう）



・10ダメージをキャラだけでしっかり当てないと勝てない

アイアジャンヌなら半分でしたがこのデッキではそうもいきません。デッキアウトするのも大体こちらが先ですね。
（まあこの辺も運です。…運だらけですね）



・ネタバレすると普通にチャンプブロックされたり、▼放置されなかったりされる

序盤のアタックを横キャラにキャッチされまくるとこちらも補給が減って次のアタッカーを確保できないことがあります。
それと後攻の相手があえて▼をせずに余計な被ダメをしないという対策を取られます。相手の▼も重要なダメージ源なので。
（とにかく相手本体に当てれないと勝てないです）



・常に１ドローなのでいろいろとばれる

アクエリの醍醐味であるレスポンス合戦が基本的にできません。手札もないので相手に強気に出られてしまいます。
（何をされてもほぼ素通し。ワンチャンでレスジャンヌor降伏ですが基本的にできません）



・キャラのアタックをさせない系で詰む

まあ、紗綾とか栞とかエリザベスの威光とかですね。
（メタ的に使われていなさそうですがいちおう）



・他にもたぶん色々と弱点がある

挙げたらキリがなさそうなのでとりあえずこの辺で。
（思いつかなかっただけとか言わないで）




長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか？


地域によってはキャラビートは相性が悪かったりするかもしれませんが、
独特の動きをしてとても面白いデッキなので、もし興味を持たれた方は一度動かしてみていただければ幸いです。
キャラの積み方やスペルの選択を使う方の手に馴染むようにするとなお面白い動きをすると思います。



マリルやアイアのお供じゃないジャンヌ使い増えろー（るかな氏の願望































※余談になります　（暖かい目で見てください）


普段大会によく来る札幌勢はほぼ全員フルボッコにされました。


るかなさん自身のプレイヤーアビリティというか、とにかく連鎖するわジャンヌ落ちるわ。
まあそういう構築してるのであれですが、とにかく早いです。


こちらが後攻の時は３ターン目の自分の▼で死ぬとかよくあります。
相手の▼と自分の▼がこれほど恨めしいと思うことはありません。


こちらが先攻でも、▼でしっかりキャラ伸びつつ軽ブレとかしないと相手の物量で思いっきり押されます。
向こうが後攻だと１ターン目に支配できるキャラ量が手札１枚分の差で増えたりするので。


対処として▼チブチャのキャラを入れるんですが、そうすると他のデッキに当たったときとかライストが…。
お散歩？　地方なので難民だらけです…。


わかってても止められないとはまさにこのこと。




るかな　「お前に足りないものは、それは！」


るかな　「情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ！そしてなによりもォォォオオオオッ！！」


るかな　「速さが足りない！！」






※スクライドよりクーガー兄貴でした。実際のるかなさんはそんなこと言ってません。