ピルルクと遊ぶ #1
ピルルクとの付き合いはウィクロスを始めた当初、確かウムルスターターの発売前後だったか、その頃から始まった。
過去、MTG現役時に黒ばかりを使っていたせいか、ウィクロスに於いても黒しか使いこなせず、黒いデッキばかりを握っていた自分が唯一満足できた他色のルリグがピルルクだ。おそらくMTGで黒が担ったハンデスをピルルクが備えていたことが要因なのだろう。
自分はだいたい常時2~3のデッキを組んでいるが、その1枠からピルルクが抜けたことは無い。
先にハンデスという文字が出たが、自分は好んでピルルクΩを使用していた。大量ドローからの全ハンデスは分かりやすく強烈であったし、青ければ何を入れてもいいという性質は自分の感性と奇妙にマッチした。
(実際、原子Ωなんてゲテモノも楽しんだし、最後に組んだのは青いシグニごちゃ混ぜのディストラクトアウト型だった)
そんなピルルクΩとの長かった関係が揺れたのがロストレージブロック。ルリパンデッキ駆逐したいガール、あやの参戦だ。
細かい流れは省くが、あやの登場はそれまで手を変え品を替え誤魔化しながらやってきた『大量ドローで固めてルリグパンチで殴り倒す』戦略にヒビを入れた。ルリグパンチだけでは倒せない、それは自分のΩの定義を揺るがすものだった。
そのヒビを致命的な亀裂にしたのが青の凶蟲だ。
発表当初は有用なΩの玉が増えると喜んだが、それを足したデッキを脳内で動かしてみるとどうにも違和感がある。動きが噛み合わない、明らかに強力なオタガメがデッキから浮いている。なぜだ。
漠然とした違和感の正体が解ったのはごく最近のこと。アロスピルルクの存在、つまり青凶蟲とはテーマカードだったのだ。
ルリグパンチが縛られ、新しい青のカードはΩに入らない。そんなロストレージブロックが一段落して、出てきた感想は一つ。
「Ωで楽しめる時間は終わったんだ」
苦々しい思いは無かった。当たり前だ、散々遊び倒したのだから。笑えるほどに清々しく、ただ、これまでありがとうという感謝の念があった。
そして。
こうしてΩとの長かった関係は終端を迎えたわけだが、それはイコールでピルルクを捨てるということ……ではない。始まりはハンデスだったが、今やピルルクはマイフェイバリットカードなのだ。
いま、新たなピルルクとの付き合い方を探す日々が始まった。
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テーマ:WIXOSS | 投稿日時:2017/03/08 06:33 | |
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