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[2014/10/15 15:30]

様々な開発裏話も飛び出した、カードキングダム10周年 スペシャルイベントをレポート!

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ゲストに様々なTCG開発者・広報さんも登場!
カードキングダム10周年 スペシャルイベント開催!


10月11日、12日、13日の3連休。
東京は練馬にあるカードショップ、カードキングダム練馬春日店さんにて「カードキングダム10周年記念スペシャルイベント」が開催されました。

先日掲載のニュースでもお知らせされたとおり、イベント内では、様々なトレーディングカードゲームの開発者さんや広報さんが会場に訪れ、トークショーや、おなじみカードキングダムとり店長との対戦などを行いました。

今回はイベントの2日目となる12日、ここ1~2年に登場したキャラクターTCGのイベント「フレッシュキャラクターゲームDay」にお邪魔してきましたので、そのイベントの様子をご紹介します。

▲会場の『カードキングダム練馬春日店』さん
▲今回登場したタイトルを始め、様々なTCGを取り扱っています▲無料のデッキレシピも配布。デッキ構築に不安な人も安心


一番好きなキャラを育てて戦う「レベル・ネオ」


トップバッターは「キャラクターTCGは新たなレベルへ」のCMでもお馴染み、ムービック×エンスカイの新たなるキャラクターTCG「レベル・ネオ」。
プロデューサーの「じょーじP」と営業の「高村氏」が登壇し、レベル・ネオの魅力を語りました。

まずは一番好きなキャラを1人選ぶことがレベル・ネオを楽しむ第一歩だと語るじょーじP。
Twitterでも公言しているとおり、じょーじPはWUGの菊間夏夜が大好き。
思い入れのある作品や好きなは?との質問に、イベントの合間にWUGの楽屋へ直接会いに行った話などを嬉々として語りました。

▲登壇したじょーじP(左)と営業の高村氏(右)


WUGは原作も熱狂的なファンの多いタイトル。ファンイベントなどで行われた体験会では、今まで一度もTCGを触ったことがなかったが、WUGをきっかけにTCGを始めた人も多かったとのこと。

また、キャラクターをTCGにする時に気を付けていることとして、まずはイラストを見て、それぞれのキャラクターをイメージできるようなテキストを作るようにしているというじょーじP。
例えば、最新タイトルである魔法科高校の劣等生では、原作で相手の魔法を消す技を持つ“お兄様”司馬達也なら、相手の攻撃を妨害する効果を、活発な性格の千葉エリカなら、(攻撃力を上げるなど)活発な印象の効果にするなどで再現されているとこだわりについて語りました。

また、今後の参戦作品についても、「話題のアニメが続々参戦していくので楽しみに待っていて下さい」とのこと。

11月3日(月・祝)には、M&E TCGパーティの名古屋大会、
11月22日(日)には、レベル・ネオ初の全国大会「OFFICIAL BATTLE CARNIVAL ROAD TO NEO.01」
そして12月13日には、M&E TCG FESTA 2014 WINTERをを開催予定!

レベル・ネオ公式サイトには、簡単にルールがわかるティーチングアプリも公開中なので、興味を持った方はティーチングアプリでゲームを体験してみてください。
レベル・ネオ公式サイト


▲公式イベント開催!▲体験スペースには来月発売のブラック・ブレットも展示


キーワードは“つなぐ”カードゲーム「ハイキュー!! バボカ!!」


続く2番目のタイトルは、週刊少年ジャンプで好評連載中!アニメ化もされた人気バレーボール漫画のカードゲーム「ハイキュー!! バボカ!!」が登場!
登壇するのはもちろん、広報担当「バボカラス」と、開発の「ニセ教頭」のお二人。

老若男女、すべてのハイキュー!!ファンが楽しめるように気を付けて開発しているというハイキュー!!バボカ!!
カードゲームを遊んだことの無い人にも簡単に遊べるように、テキストは短くシンプルに。そして何より原作のキャラクターをしっかりイメージすることを大事に製作しているというバボカラス氏。
カードを作る際は、とにかく原作を読み込み、「これだ!」というシーンをリストアップ。キャラのイメージを崩さず、ネタバレにも気を付けて、厳しいチェックを通ったものだけが、カードとして皆さんの手元に届くとのこと。

▲バボカラス氏&ニセ教頭氏が登場▲プロジェクトバボカ!! バボカができるまで


どんな雰囲気で遊んでもらいたいかという質問には、
「面と向かって遊べることがカードゲームの醍醐味なので、バボカを通して新しい友人、新しいコミュニティが生まれてるのが理想。 人と人とを“つなぐ”カードゲームになってほしい」とコメントしました。

トークショーの後のカードキングダムとり店長とバボカラスの対戦では、カードプレイのたびに客席から「ナイスサーブ!」「チャンスボール!」などの声。
ネットの張られたプレイマットや、お二人のアタック、レシーブのジェスチャーも加えて、本当のバレーボールの試合を見ているようでした。

アニメの名シーンを多数収録したという第4弾は、12月発売予定!
また12月20日、21日に開催されるジャンフェスへの参戦も決定!アニメハイキュー!!のステージもあるとのことなのでハイキュー!!ファンの方は是非ジャンフェスへ!
ジャンフェス2015公式サイト


▲ユーザーにも人気のバボカラス氏▲体験スペースにはネットが。こだわりが随所に光る


圧倒的な原作再現度「ジーククローネ」


3番目に登場したのは、グリーエンターテインメントのキャラクターTCG「ジーククローネ」。
登壇するのは、先日沖縄、北海道へ体験会を開催し、日本全国を網羅したと語るプロデューサー原田氏。

▲サプライズプレゼントを持って登壇した原田氏▲公式サイトでダウンロードできるプレイシートは、なんと背景のみ。
原作の舞台で戦っているイメージを楽しんでほしいという原田氏


ジーククローネに参戦する作品は、いわゆる日常ものは少なく、原作中でも戦っているイメージの強いタイトルが多め。
そのゲーム性は、キャラクターだけでなく、作品のストーリーにまで踏み込んだ圧倒的な原作再現度。
ガリレイドンナなら、「月のスケッチ」カードを7枚揃えることで強力な効果を発揮する
ノラガミなら、死後の世界=リーブエリアから神様を呼び出してくる
はたらく魔王様なら、人々の恐怖=ダメージが貯まることで、キャラクターが真の力を発揮する、など、
原作を知っていれば、思わずニヤリとするようなギミックが要所満載。

毎回新たしいエキスパンションを開発する前には、原作を読み込み、「このキャラはどんなキャラか?」「このキャラ同士にはどんな関連性が?」などをまとめた相関図を作成するという原田氏。
さらに既存弾のデッキと入念なテストプレイを繰り返して、第1弾の『聖戦ケルベロス』から、最新弾の『極黒のブリュンヒルデ』まで、どのタイトルで構築したデッキでも対等に遊べるように調整を繰り返して、ようやく発売となるようです。

また、ゲームシステムとしてはカジュアルに親しみやすいものを目指しているという原田氏。
実際、手に取ってくれるユーザーの6割は、初めてTCGを遊ぶ人とのこと。女性や子供のプレイヤー、家族で遊んでいるプレイヤーなど幅広い層のユーザーが遊んでいるということで、その狙いは十分に発揮できていると言えるでしょう。

オススメの楽しみ方は?との質問には、カードゲームを楽しみながら、原作の世界観、キャラクターの関連性、ストーリー展開などを楽しんでほしいとコメント。
トークショーの後に行われた、とり店長とのバトルでも、発売の迫る「極黒のブリュンヒルデ」のデッキを使用し、デッキ枚数残り数枚から、“鎮死剤”による逆転と、原作ストーリーを見事に再現したゲーム運びを展開しました。

また、イベント内では、デッキケースやスリーブを賭けたじゃんけん大会や、体験会では好きなスターターデッキ2種類がもらえるなどのサプライズプレゼントで会場を盛り上げました。

▲対戦中にも新カードを紹介。観戦者を楽しませます▲キャラでは無くキーアイテムを紹介する商品ポスター
原作をストーリー再現へのこだわりを感じさせるチョイス


異なるシステムがぶつかり合う「UNLIMITED VS」


トリを飾るのは、格闘ゲームを思わせる戦闘が楽しめる、キャラクターバトルTCG「UNLIMITED VS」。
登壇するのはもちろんこの人。
ファンも多く、公式イベントで600枚のブロマイドをわずか30分で完売させたという大人気広報「アンリミテッド西窪氏」。
UNLIMITED VSは、閃乱カグラTCGは「コスチューム破壊」、ブレイブルーTCGは「バースト」「リバーサル」「技コマンド」、ネプテューヌTCGは「カップリング」「リリィシステム」と、それぞれカードのデザインもルールも異なりながら、それぞれのタイトル同士で対戦ができるという数あるキャラクターTCGでも類を見ないシステム。

▲ニコ生でもおなじみアンリミテッド西窪氏▲各タイトルそれぞれに込められたこだわり


現在、上記3タイトルと合わせてUNLIMITED VS+シリーズ「ワルキューレロマンツェ」が参戦していますが、その中でも、アンリミテッド西窪氏が特に思い入れのあるというのが、自身も原作ゲームファンであるという「BLAZBLUE」
開発が決まった時はとてもテンションが上がり、「各キャラクターはどんな特徴があるか」というリストをまとめて、(カードの)開発へ伝えたり、元々原作に名称の無い技について、「オリジナル技名を使えないか」など版元との調整を行ないながら、最終的には《原作の技発動時のセリフに、格闘ゲームプレイヤーが認識しやすい
技コマンド表記を追加》という提案をしたという、原作再現への力の入れっぷりが伝わる裏話も明かされました。
そのため、ブレイブルーに記載されているコマンド表記を見れば、原作のゲームでもしっかり技が出せる仕様。格闘ゲームからカードゲームを知り、カードゲームを遊ぶことで格闘ゲームのコマンドが覚えられるという、格闘ゲームファンだという西窪氏ならではの仕様です。

各タイトルとも世界観やキャラクター、原作のシステムなどを大事にしているというUNLIMITED VS。
その楽しみ方はとの問いには、「世界観に入り込み、キャラクターを想像して楽しんでほしい」とコメント。

とり店長との対戦も、原作の世界観に入り込んでのバトル。技の宣言ごとに実際にその技のポーズをきめるお二人に、来場したみなさんも、原作ゲームの世界観にすっかり入り込んでいました。

▲カードゲームの対戦とは思えない派手なアクションが飛び出す▲対戦後も格闘ゲームそのまま


カードキングダム練馬春日店 とり店長からのコメント

最後に、今回のイベントを企画運営した、カードキングダム練馬春日店 とり店長からコメントをいただきましたのでご紹介します。
▲サンダー氏と、コメントいただいたとり店長(右)

カードキングダム10周年ということもあり、いろんなメーカーさんに支えられているのだなというのを、今回のイベントをもっても思っています。
いろんな方に会って、いろんな方に協力していただいて、お客様もいろんな方に来ていただいて、是非それを恩返しの形で楽しんでいただきたいなと思って、今回イベントの方もやらさせていただきました。
これからも、いろんなお客様、メーカー様に、一緒にカードゲーム業界を盛り上げていけたらと思っております。





この数年で、非常にたくさんのトレーディングカードゲームが世に送り出されてきました。
そのどれもが、それぞれユニークなゲーム性、個性的なキャラクターやイラストなどたくさんの魅力を持っています。
「よくわからない」と言って、遊ばないのは勿体ない。今回イベントを開催した「カードキングダム練馬春日店」さんを始め、全国のトレーディングカードゲーム専門店では、デッキの貸し出しやルールのティーチングを行っているお店もたくさんあります。
ちょっとでも興味のあるゲームがあったら、お近くのカードショップさんを訪れてみてください。



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