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トレーディングカードゲーム『マジック：ザ・ギャザリング』の世界的イベント、プロツアー『神々の軍勢』が2 月21 日（金）～23 日（日）にスペイン・バレンシアにて開催されました。世界50 の国と地域から参加した393 名のプレイヤーが技を競い、3 日間に渡る激戦を勝ち抜いたショーン・マクラーレン選手（カナダ）が優勝、賞金40,000 米ドルを獲得しました。






マジック：ザ・ギャザリングの「プロツアー」は、これまでに高い実績を残してきたトップ・プロと、世界各地の予選を勝ち抜いて招待権利を獲得したプレイヤーが集います。
新しいセットを舞台に多額の賞金と名誉を懸けて競われる、マジック：ザ・ギャザリング最高峰のイベントです。
新セット『神々の軍勢』の発売を受けて行われた今回のプロツアーは、スペイン・バレンシアにて、2 月21 日（金）～23 日（土）の日程で開催されました。日本からは26 名のプレイヤーが参加し、松本昌隆選手の73 位が最高順位となりました。

▲会場のバレンシア・芸術科学都市。美しい施設と、天候にも恵まれました。

競技は「モダン構築戦」と「ブースタードラフト」の2 種目が行われ、その成績の合計で順位が決定されます。「モダン構築」はマジックの構築フォーマットの中でも非常に奥深く、約10 年分、枚数にして約8,100 種類が使える形式で、世界のトッププレイヤーがデッキ構築とプレイングの技術を競いました。

▲世界50 の国と地域から集まったトップクラスの選手たち。

残念ながら日本からは上位入賞はなりませんでしたが、行弘賢選手が製作したデッキ「ブルー・ムーン」を使用したリー・シー・ティアン選手（香港）が上位に進出し、その独創的な構成が世界でも高く評価されました。

▲奮闘する行弘賢選手。時には国の垣根を越えて戦略が共有されます。

ブースタードラフトでは『神々の軍勢』と『テーロス』が使用、その最新セットに対して練習を重ね理論と戦略を磨き抜いた選手たちが、その活用方法を世界に示しました。

▲ドラフトを含む試合の模様は全世界に配信され、高い注目を集めました。

日本からも、これまでの実績から「殿堂顕彰者」として表彰されている中村修平選手、津村健志選手をはじめとするトップ・プロ、昨年のグランプリ・京都をはじめとする日本国内の厳しい戦いを勝ち抜いた選手たちが参加しました。

▲その技術とスポーツマンシップで世界でも名高い、「殿堂顕彰者」津村健志選手。

初日となる2 月21 日（金）にブースタードラフト3 回戦、続いてモダン5 回戦が行われ、4 勝4 敗以上の成績を残した252 名が2 日目の競技に進出。翌日22 日（土）にはさらにブースタードラフト3 回戦、続いてモダン5 回戦の激しく熱い戦いが行われ、選手たちは栄光の「プロツアー・サンデー」、日曜日に行われる優勝への挑戦権を懸けた上位8 人によるプレイオフを目指しました。

直前のルール改訂で使用可能になったかつての強力カード、緑の《野生のナカティル》と黒の《苦花》に注目が集まりましたが、青と赤の組み合わせを用いた「欠片の双子」「青白赤コントロール」「ブルー・ムーン」などが結果を残しました。

▲行弘選手製作の「ブルー・ムーン」を使用し、5 位入賞を果たしたリー選手。

全試合生中継のもと行われた日曜日の準々決勝、準決勝を勝ち抜き、決勝は弱冠18 歳のジェイコブ・ウィルソン選手とショーン・マクラーレン選手のカナダ勢同士の対決となりました。

▲18 歳ながら、堂々たる戦いを見せたウィルソン選手。

3 ゲーム先取の決勝は一進一退の攻防、2 対2 の最終ゲームにもつれ込む熱戦を制したのはマクラーレン選手。賞金40,000 米ドル、本年の世界選手権への出場権、トップ・プロのステータスと栄光のプロツアー王者の称号を獲得しました。

▲王者の中の王者、プロツアー『神々の軍勢』優勝。ショーン・マクラーレン選手。

また、本大会の模様は「ニコニコ生放送」を通じて生中継され、3 日間合計で延べ55 万を越える来場をいただきました。 大会の結果、試合の模様を取材した翻訳記事など、詳しくはイベント特設ページをご覧ください。

マジック：ザ・ギャザリング
プロツアー『神々の軍勢』イベントカバレージ（日本語）
Live Coverage of Pro Tour Born of the Gods（英語）

▲ニコニコ生放送ブース。浅原晃氏（写真右）の解説、ゲストの来訪で盛り上がりました

次回の日本国内のイベントとして、2014 年4 月11 日（金）～13 日（日）に名古屋市・吹上ホールにて「グランプリ・名古屋」開催を予定しております。どうぞご期待ください。


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