コラム |
[2013/11/27 17:00] |
荒井Pのアンジュ・ヴィエルジュコラム「レベル1のカードは何を選ぶ?」
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Duel Portalをご覧の皆さんこんにちは!はじめての方ははじめまして。
『アンジュ・ヴィエルジュ』プロデューサーの荒井です。
このコラムでは、アンジュを遊ぶ上でのイチ押しのカードとか、ちょっとした役に立つテクニックとか、荒井の作ったデッキとか、そういったものを紹介していきたいと思います。皆さんの楽しいアンジュライフの一助になれれば幸いです。
さて、今回のテーマはこちら。
「レベル1のカードは何を選ぶ?」
フレームを持つレベル1のカードは、16枚ちょうどの枚数を選ぶことがルールで義務づけられています。何も考えず適当に16枚入れても十分に戦うことはできるのですが…ここで自分のデッキやコンセプトに合ったカードをチョイスできているかどうかで、デッキの完成度は段違いに変わってきます。
ポイント1:ΩとΣのバランスを調整する
アンジュをやっていると、よく「Ω単」「Σ単」といった言葉を聞くことがあると思います。これはその名の通り16枚のフレームを全てΩやΣに統一したデッキのことをさしています。
例えば《花の妖精 フローリア》のリンクは非常に強力ですが、成功条件が【1ΩΩΩΩ】と偏ったものになっています。こういったカードを主力にする場合、Σを混ぜずにΩで統一してしまったほうが成功率が上がるわけです。
一方で【1ΣΩΩ】のリンクを持つ《暁の乙女 アウロラ》などを採用している場合は成功条件にΣも要求されるため、Ω単だと逆に成功率が下がってしまいます(序盤は失敗するものと開き直って、ダメージリバースや∀に頼る手もありますが)。そういった場合はΩだけでなく、例えばΩ12:Σ4といったバランスで少しだけΣを取り入れてみるのもアリです。
スターターデッキの割合はちょうど8:8でしたが、必ず8:8や16:0にしなくてはいけないことはないのです。
ポイント2:場に出たときの動きを想定しておく
レベル1の最大の仕事はリンクやリジェクトでめくれることですが、エナジーの少ない序盤は手札から場に出していくことも多くあります。そのときにデッキのコンセプトに合った動きができるレベル1カードを採用できているかが重要になってきます。
《新入生 岸部沙織》
《目覚めた淑女 アイリーン》
《記憶喪失 アウロラ》
《コードΩ46セニア 起動モード》
各色に存在するいわゆるバニラカードです。レベル1帯の中で唯一ストライク1を持っていますが、パワーが5000でリンクもないため、相手にガードをされると確実に止められてしまいます。《誘う口笛》や《サイト・ギア》など、相手のプログレスを退却させるアクションを採用しているデッキならストライク1を活かすことができるでしょう。
▲《新入生 岸部沙織》 | ▲《目覚めた淑女 アイリーン》 |
▲《記憶喪失 アウロラ》 | ▲《コードΩ46セニア 起動モード》 |
《安らぎの時 ソフィーナ》
《研究者 Dr.ミハイル》
自分のプログレスのパワーを+2000できる2枚。2000単位でパワーが増加していくこのゲームでは、+2000はひとつの壁を越えられる数字です。基本的には1レベル上の相手に対してアタックを通していくカードですが、リンクでのパワーの増加が少ないプログレスに対してサポートに使うのも効果的。例えば《識る者 静宮蘭》はリンクが成功してもパワー10000と簡単に止められてしまう数字ですが、これが12000まで上がれば、同レベル帯が対面したときも2枚以上のガードを要求することができます。青のドロー系プログレスと組ませたいカード。
▲《安らぎの時 ソフィーナ》 | ▲《研究者 Dr.ミハイル》 |
《整備士 エルセア=エコルダ》
毎ターンエナジーを1多く使うことができるというオンリーワンの能力を持つ、非常に人気の高いプログレスです。エナジーをアウェイクするためには全てのエナジーを使い切っている必要があるため、「毎ターン相手より1枚カードを多くプレイできる」カードと言い換えることもできます。つまり、このカードを使用していると相手より展開力は上がりますが、そのぶん手札の消耗が激しくなるのです。いざ守勢に立つとガードに回せる手札が足りなくなる可能性があるため、手札を増強できるカードと組み合わせるのがいいでしょう。
▲《整備士 エルセア=エコルダ》 |
《貴族 カトリーヌ・オベール》
《魔石を詠む者 オリヴィア》
《森の聖女 フォーレンティーナ》
手札を入れ替えるカードは、活躍の場を問わずとても汎用性の高いものです。フレームが合うなら投入しておいて損はなし。
▲《貴族 カトリーヌ・オベール》 | ▲《魔石を詠む者 オリヴィア》 | ▲《森の聖女 フォーレンティーナ》 |
そのあたりを踏まえた上で、サンプルデッキを組んでみました。
コンセプトは「セニアとミハイルのコンビを使いたい!」。単色デッキが好きなのでほぼ白単です。
レベル0
セニア ×4
レベル1
魔石を詠む者 オリヴィア(Σ) ×4
コードΩ46セニア 起動モード(Σ) ×4
旧タイプ コード=204ケイティ(Σ) ×4
整備士 エルセア=エコルダ(Ω) ×4
レベル2
コードΣ41キーン 散策モード ×4
コードΩ46セニア スリープモード ×3
探求者 Dr.ミハイル ×4
レベル3
コードΣ41キーン 偵察モード ×2
コードΩ46セニア 高機動モード ×4
レベル4
コードΣ41キーン 解析モード ×2
コードΩ46セニア フルバースト ×3
未来を紡ぐ者 Dr.ミハイル ×3
レベル5
覚醒 コードΩ46セニア ×1
アクション
露払いの千早 ×3
サイト・ギア ×3
ジャミング・プログラム ×2
セニア ×4
レベル1
魔石を詠む者 オリヴィア(Σ) ×4
コードΩ46セニア 起動モード(Σ) ×4
旧タイプ コード=204ケイティ(Σ) ×4
整備士 エルセア=エコルダ(Ω) ×4
レベル2
コードΣ41キーン 散策モード ×4
コードΩ46セニア スリープモード ×3
探求者 Dr.ミハイル ×4
レベル3
コードΣ41キーン 偵察モード ×2
コードΩ46セニア 高機動モード ×4
レベル4
コードΣ41キーン 解析モード ×2
コードΩ46セニア フルバースト ×3
未来を紡ぐ者 Dr.ミハイル ×3
レベル5
覚醒 コードΩ46セニア ×1
アクション
露払いの千早 ×3
サイト・ギア ×3
ジャミング・プログラム ×2
《コードΩ46セニア フルバースト》のリンクが【1ΣΣΩ】で、《未来を紡ぐ者 Dr.ミハイル》が【2ΣΣΣ】であることから、Σを多めにしてΣ12:Ω4というバランスでフレームカードを投入。白だけだとΣが足りないので、汎用性の高い《魔石を詠む者 オリヴィア》を助っ人に呼びました。エースカードであるセニアやミハイルがダメージやエナジーに落ちてしまわないよう、序盤にデッキから逃がしておく動きがクールです。
▲《コードΩ46セニア フルバースト》 | ▲《未来を紡ぐ者 Dr.ミハイル》 |
唯一のΩには《整備士 エルセア=エコルダ》をセレクト。白単は低レベルプログレスに対する除去としては極めて優秀な《サイト・ギア》が使えるという特権があるため、それを活かせるエルセアを使わない手はありません。そして《サイト・ギア》で空いた空間にアタックしに行けるよう、1レベルながらストライクを持つ《コードΩ46セニア 起動モード》も採用しています。
ただし、エルセアには手札の消耗が激しいという欠点があります。そこを補うべく、エルセアを出した場合は積極的に《露払いの千早》も狙っていきます。1ターンめにオリヴィア→エコルダ→千早まで繋がるとだいぶクールです。
白のプログレスが持つ相手ターンまで継続するパワーアップは非常に強力な反面、全体的に成功条件は厳しめに設定されています。そこを補うためにフレームの種類を問わない《コードΣ41キーン 解析モード》を採用し、サブのアタッカーとしての運用をしていきます。山札1週目はまずキーン、2週目に入ってからミハイルという風に繋いでいくと全体的なリンクの成功率が上がり、かなりクールです。
いかがだったでしょうか。なんとなく入れているレベル1も、結構大事なんだよというお話でした。
12/20発売のブースターパック第2章「黒き夜の奇跡」からは、またレベル1の選択肢も増えていきますので楽しみにしていてくださいね。
それではまた。
©Ange Project
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