(1)
《サボテンマン》は究極のポーカーフェイスを持つナイスワイルド。彼は荒涼とした大地で信頼できる友と魂の絆を育み、美しい娘と燃えるような恋をし、優しくも逞しい母に見守られて黄金の精神を目標に強く生きている。
ちくちくするサボテン一族にのみ使用可能な『トゲトゲアタック』は、彼らの基本技にして超絶最終奥義。
あたると痛い。
(2)
長寿なエルフ族の、永い永い歴史の過去。今は優秀なハイエルフの娘に与えられるその称号は、たった一人の存在から始まっているという。
静かに、密やかに自然と一体化することを信条とするエルフ族の中にあって、彼女の歌声はあまねく自然に健康的な活力を与えた。美しく、清らかに、そして朗らかに。隠棲するエルフたちにとって、彼女の輝く笑顔は目も眩むほどにまぶしかった。その光に導かれるように、エルフたちと大自然との共存は以前に比べてはるかに増して助け合い、より親密の度合いを増したという。
誰が言い始めたのか、いつしか誰もが彼女のことをこう呼ぶようになる―『歌姫』。『花園の歌姫』と。
不思議なことに、なぜか名前の遺っていないハイエルフの少女。エルフ族の歴史を変えたその偉業は、彼女の称号を冠する制度によって、未来永劫忘れ去られることはないだろう。
(3)
《花園の歌姫プレッツェル》は野を駆け、弓を射るのが大好きな行動派歌姫。活発な彼女は森の中を飛び回るのが楽しくてたまらない模様。それはとりもなおさず自然との調和を無意識に重んじているということであり、歌姫としての素質と能力は十二分にあった。本人曰く『歌姫になれば結婚しろって言われなくなるからなった』。 …長老会より、公の場ではそのような発言は禁じられているのは言うまでもない。
(4)
世界創生の頃から存在すると言われている巨大樹《ユグドラシル》。それは六門世界の北部、ジオテランの森のさらに最奥にある『世界樹の森』に佇んでいる。世界の元素を吸収し、そして放出する《ユグドラシル》の周囲には、6色の光の玉が浮遊してい る。この玉はスピリットなのか魔法生物なのか、それともまったく別の何かなのか?答えを知る巨大な樹木は、今日も静かに天を仰ぐ。
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テーマ:バックボーンストーリー | 投稿日時:2014/05/28 20:24 | |
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