(1)
大昔に発見された火薬の技術。百年戦争期にソラステル帝国から流入した錬金術。ブルムベアの一族はこれらを組み合わせ、「龍銃」と呼ばれる独自の火器を開発してきた。魔法的な加工が施された弾丸は、魔法が不得手な彼らにとって大きな戦闘能力の向上となり、ドワーフの中でも少数部族であるブルムベアの一族は一躍名が知られるようになった。
龍銃の技術は、ドワーフのみならず、バードマンの一部にも伝わっている。過去にドワーフたちは、山岳地帯の戦闘でバードマンに救われたことがあり、以降ブルムベアの一族とホワイトホークの一族との間に交流があるためである。
(2)
《龍銃の傭兵王ブルムベア》はドワーフ随一の龍銃の精製技術と、狙撃の腕を誇るスゴ腕の傭兵。世界各地で転戦を続ける彼はバードマンとの親交を持っており、龍銃の技術指導などを行うこともある。ドワーフは頑固一徹で有名であるが、ブルムベアは傭兵らしく合理主義者で、こと戦闘においては柔軟な対応を拒絶することはない。
錬金術を自らの戦闘技術として特化させた彼の懐からは、銃弾が尽きることはないと言われている。無限に降り注ぐ龍銃の弾幕。ブルムベアと対峙して幸運にも生きて帰れた者は、『やまない雨は、ある』と語ったという。
(3)
龍銃は扱いが非常に難しい。厳しい修練を乗り越えて、初めて使えるようになるのである。
《ブルムベアの髯軍曹》は、《髯軍曹教練所》で龍銃の使い方を新兵に叩き込んでいる鬼教官。ドワーフの中でも特に小柄な髯軍曹であるが、彼の恫喝と叱責は打ち込まれる銃弾よりも数倍怖い。
彼の訓練を耐え抜いた時、教え子たちは軍曹の口癖を胸に、何事にも動じない強靭な精神を身に付けて戦いに 身を投じてゆくであろう。
「泣いたり笑ったりできなくしてやる!」
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テーマ:バックボーンストーリー | 投稿日時:2014/04/24 08:13 | |
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