※長いので最後に3行に要約しました。せっかちな方は最後の3行だけお読みください。
ポケモンカードゲームのサポートがメディアファクトリーさん主導だった2年前、
当店ではポケモンカードゲームに物凄い力を入れていました。
カードゲーム専門店ではダメだと言われていたポケモンカードゲームを、
きっちりサポートしてみようと思ったのは、カード・ブランチの初期スタッフが、
ポケモンカードゲームのイベントスタッフ経験があったからです。
それこそ当時は「はじめて教室」を自分たちだけでこなしていましたし、
1日に50人ティーチングなんて当たり前でした。
16時の整理券が12時には配り終わるなんていうのもザラでした。
それが毎週日曜日。
スタッフは3人に対してお客さんの延べ人数平均は60人以上。
場所はイオンやアピタなどの大型ショッピングセンター。
素材は「ポケモン」。
まあ人が来ないはずがないと。
そんな仕事を1年もやっていれば、延べでどれだけの子供や親にカードゲームに触れてもらう
きっかけを与えてきたかなんてもう数え切れないほど。
ポケモンカードゲームの「はじめて教室」は、
長い間、「最低年齢層」と「カードゲームを知らない世代」の両方に、
アプローチをかけていました。
しかし現行のカードショップは、世間一般では認知度が低く、マニアックな存在でした。
専門店なのでマニアックなのは当たり前なんですが、あれだけの所謂一般のお客さんに、
これだけのきっかけを与えながらも、その先に行く場所がなく、自然忘れられていくというのを
非常にもったいないと思っていました。
この土壌を無駄にしない何かがしたかったんです。
ポケモンカードゲームに対する思い入れと
「一般の方にカードゲームを広く認知してもらう」という
2点において、外せない商材となりました。
やはりというか「ジム★チャレンジ」を開催すれば、親子のプレイヤーがたくさん来て下さいました。
ただ来てもらうだけでは、カードショップが「親子連れが楽しめる場所だと認めてもらえない」と
思い、さまざまなチャレンジをしてきました。
例えばマナーの指導、これは教えてくれる場所がここ(大会をする場所)しかありません。
また、もっとも大事な雰囲気作りもです。
稚拙ながらも演出にはこだわり、楽しかったという思い出とともに帰っていただけるようにすること
にこだわりました。
私の中ではカードゲームで親子がいっしょに行動する期間というのは、そんなに長いものだと思っていなかったので、
ジム★チャレンジ1回1回が親子の思い出になることを目指しました。
ジム★チャレンジの基本ルールを捻じ曲げて「親子大会(変則タッグ戦)」も開催しました。
なんと今でも続いているから驚きです。
グッジョブだ私。
そこでわかったことは、「親子大会」には来るけど「ジム★チャレンジ」には来ないお客様の存在でした。
お母様から「ジム★チャレンジ」の雰囲気には娘を参加させたくない。
という話も聞きました。
どうしても公認大会は「殺伐とした雰囲気」が出てしまうようです。
しかし、それは「大会」なので決して悪いことではないのです。
この当時、ジム★チャレンジの人数が増えすぎたため、別会場を借りて行っていたのですが、
それが逆に一般のライトな参加者の参加を阻む要因に拍車をかけていました。
しかし人数的にも店内では開催できない。
カードゲームを楽しむ皆さんはよくわかっていると思いますが、
カードゲームを楽しむ人には、相容れない2つの存在がいます。
いわゆる「勝ちを追求するだけの思考の人」と「それそのものを楽しむ人」です。
どちらの比重が多いかによって雰囲気は変わります。
またいかにもな服装や容姿(要は清潔感のない人)は、1人でもいればそれは、
ライトな参加者を阻む要因になります。
カードゲームを一般に普及するための障害を徹底的に把握する努力をしました。
(これをどう対処してきたかは、また別の機会にでも)
様々な親子とコミュニケーションを取る中で、「お父さんの威厳」なんて話が出てきます。
当然なんですが、子供の方が頭が柔らかく、運もいい(雑念がないせい?)。
お父さんたちも子供たちに負けじと、必死です。
子供はそれだけを考えられますが、お父さんはお仕事頑張って疲れた頭で考えるんですから
大変です。
また、子供に強いデッキを持たせたいというのも親心。
子供の勝った時の笑顔は何物にも代えがたい。
そのためには自分が強くならなくてはいけないし、強いが何かを知らなければなりません。
でも大きなイベントでは結果が出せず。子供と差が開くばかり。
というのを受けて私が勝手に提案したのが「ブランチジム」です。
ジムというのはポケモンの世界でトレーナーが切磋琢磨する場所のことです。
ポケモンカードゲームでもジムの名を冠するサークルがいくつか存在します。
そういう切磋琢磨、それをお父さんたちだけでやる。
もちろんカードゲームの一般化のためには「親子のカードゲームサークル」という存在が、
ほしいという兼ねてからの私の希望でもありました。
最初から6人のお父さんに参加してもらい発足したのですが、
その当時、ポケモンの春イベントが、いたずらな犯行予告で休止に。
様々なホビーイベントに大きな影響を与える事件がありました。
おかげで腕を競って試す場もなくなってしました。
ピアノの発表会に向けて練習していたら発表会が中止にみたいな感じですね。
やりきれないです。
それで私は兼ねてから考えていた「楽しむためのイベント」として
お父さんたちがジムリーダーに扮して子供たちを迎え撃つ「ジム戦」を提案しました。
もともとイベントの演出にはめちゃくちゃこだわってきた私ですから、
体感できる「ジム戦」作りにチャレンジしてみました。
「ただ強くなる」から「子どもと楽しむ」に方向性をシフトしたわけです。
やはりというか、ただ腕を磨くことより、普段と違うことを演出して楽しむことの方が
お父さんたちにも受け入れやすかったようです。
本当は奥様方のカードゲームサークルも別に作りたいんですけどね。
というか「子供たちを楽しませる」というのは、考えている以上に「親には楽しいこと」であると
いえます。
だって準備するお父さんたちも参加する子供たちも目が輝いているんですから。
その光景を見ているだけで幸せな気分をわけてもらえるので、それを糧に私は「仕事」をするわけです。
そんなこんなで人数を少しずつ増やしながらブランチジム絶賛イベント企画進行中です。
最近会場キャパが怪しいくらい参加人数増加中です!!
「ブランチジム」のことを詳しく知りたい方はお父さんたちが独自に作ってくれたクランが、
ToCaGeの中にありまのでそちらを覗いてみてください。
現在も絶賛活動中ですよ!
回りの人のレベルが高そうで混ざりにくいと思っているお父様方もいると思いますが、
ブランチジムのイベントの参加者側として回ってみることでその雰囲気に馴染んでもらえれば
と思います。みんな普通のお父さんたちですよ。
ジムメンバーどんどん増えてくれること期待してます!
カード・ブランチはカードゲームの一般化を目指しています。
お父さんのカードゲームサークル作ったよ。
ブランチジムのイベントは大好評です。遊びに来てね。(詳細はクランで)
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テーマ:カード・ブランチ裏話 | 投稿日時:2009/09/14 19:10 | |
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2009年09月のブログ |