タイトルとか考えてなかった

お疲れ様です。

日本選手権2016の結果も出ましたので、雑感でも。
各種パートナーの簡易考察等、あーだこーだ垂れ流していきます。

○パートナー分布と簡易考察
公式のコピペ。

"艦橋要員""砲雷科"砲撃ハイテンション「西崎 芽依」 5
表情豊かなポーカーフェイス「秦 こころ」 3
空翔ける者「朱雀 壱弥」 1
神奈川都市次席「凛堂 ほたる」 1
愛を唄う者「宇多良 カナリア」 1
気高く貴き存在「ベアトリス」 1
ハイスペックお嬢様「御聖院 杏」 1
英雄の支え「レム」 1
血染めの花嫁「プリシラ」 1
ふたりで進む道「ムラサメ」 1

・西崎
最多はWGP2016シーズンを最初から最後まで引っ張った西崎。なんと5人もの使用者が！
序盤こそ環境を牛耳っていたものの、同じレベルのデッキが多く生まれたため、最終的には有利・不利の前にただただ後攻が厳しいという、どうしようもない欠陥を抱えています。。

やる事が明確かつ簡単なパートナーなため、どんな相手でもプレイングに負荷が掛かる場面が少なく、緊張によるプレイミスは少なくなるという点は評価できます。
被りによる懸念がなく、3-1でも2～4位による通過が見込めるのであれば、悪くはない選択肢です。

とは言え、西崎を使うであろうと読まれたプレイヤーは多く（灯里ちゃん、ハルトさん、冥夜さん、ぱっしーさん）、そういった意味では西崎を選ぶのはかなり勇気の要る選択だったのかなと思います。
結果的にからあげさんも含めた5人が使用し、明らかに選択ミスと言わざる得ないパートナーだったなと。。

・こころ
次点は環境のジョーカー的存在のこころ。こちらは3人。
地区決勝ではWGP北海道以外ではめぼしい成績を納めておらず、そもそも使用者も地区によっては1人といったレベルのパートナーでした。

こころは良くも悪くも舌切雀。ここに尽きます。
私はこれが強みだと思ってますし、逆にこれが信用できないので選択肢に入らないという理由も理解できます。

数名（トトさん、オーガスさん、やくもんさん）がこのパートナーを選ぶだろうと予想しており、他のプレイヤーからは無視できないOS/パートナー選びを余儀なくされていたなと思います。

・壱弥
新弾クオリディアコードから壱弥。使用者は1名（クララさん）のみです。
エクストラデッキのから直接キャラを登場させるため、既存のパートナーとは構築から戦い方まで大きく異なるパートナーです。

壱弥は未知数の部分が多いデッキで、なんとも評価しづらいです。。
事前に当人からこのパートナーを使う旨を聞かされていましたが、正直、実際の分布が出るまで信じられませんでした。。

・ほたる
新弾クオリディア略から東京地区決勝で優勝を飾ったパートナーで、使用者は1名（湊さん）。私も若干ながら構築のお手伝いをさせて頂きました。
初見でこのパートナーを受けるのは難しく、しつこく盤面を裏で返し続けられるのが強みです。

ただ、東京地区決勝で知名度は上がっていたため、初見による強みが失われていたのはマイナスでした。
また、こころという圧倒的に不利な対面が3人も存在した以上、このデッキ選びは失敗だったと思います。。

・カナリア
こちらも新弾略からカナリア。使用者は1名（チョネさん）です。
フレンドが常時+4/+4という脅威の補正を受ける上に一面が確定で起き上がるため、ノストラダムス互換が攻めでも活躍します。

起こして攻める、起こして受けるとプランが明確で、西崎と同じくプレイ負荷の低いデッキなため、40分×最大6回戦という全国決勝のレギュレーションにも向いたデッキ選びだと思います。
道中の攻めは西崎に劣るものの、最後の直ダメループによる一撃必殺は西崎にない強みです。

個人的にはデッキ選びはこのカナリアが一番よいと思ったのですが、結果は奮わず。。
有利・不利だけでなく、自分との戦い（専用が引けずに『TIME TO GO』がめくりづらい、杉並互換が揃わず復帰が追いつかない等）もあるので、そういった部分がイマイチだったのかもしれません。

・ベアトリス
仙台地区決勝を制したベアトリスの使用者は、その時の優勝者であるすぎなみさん1名のみ。
バトル時の直裏ということで、ほぼどんな相手にも刺さる事が強みです。

構築やプレイング、すべてが難しいパートナーなため、これを使いこなせるのは間違いなくすぎなみさん一人だったと思います。
そういう意味では正しい選択ですが、逆に言えば他のプレイヤーからは確実に警戒されるパートナーでした。

・御聖院
岡山地区決勝他、多くの地区決勝で入賞した御聖院。使用者は1名（オニまるさん）。
処理こそ複雑なものの、やる事は面裏＆ドロー＆サイズ＆貫通という、まさにChaosTCGのお手本のようなデッキです。
その大量のドロー量と除去から苦手な対面が少なく、間違いなく今期最強のデッキです。

ただ、Re:ゼロに収録された小説互換やクオリディアコードの大量の守り札と戦う事はそれだけでストレスで、攻めるためにドローする→捌かれて自爆という展開は頻出です。
それでも使用者が1名なため、1敗する事が許されている御聖院は反則級の強さです。

・レム
・プリシラ
・ムラサメ
性質は全く異なるパートナーですが一括りに。
すべて環境外（環境落ち）したレベルのパートナーだと思っていたので、全国にまで残っているのは意外でした。
論外とまでは言いませんが、個人的には他のパートナー選びがあったのではないかなとは思います。。


○入賞レシピ考察
・優勝　空翔ける者「朱雀 壱弥」
見事優勝に輝いたのは壱弥！
重力操作→カナリア（アンノウン）に乱入し、そこを踏み倒して次々とキャラを乱入させる型です。
戦い方は1～2ターン目に一気に盤面を展開してフルパン！　ここで一気に山札を吹き飛ばしてきます。
後は重力操作によるパンプと直ダメでリードを維持して逃げ切ります。

誰もが思いつくコンボではありますが、これをネタデッキからトーナメントレベルまで仕上げた構築センスとプレイングは流石の一言。
『新たなコード』によってパートナーを仕込み、『偉大なる先代』で『TIME TO GO』をめくってパートナーを連パンさせたり、『飄々とした態度「千種 明日葉」』を『胸に刻まれた過去』のコストにして二面リカバリーしたりと、細かい芸も多々仕込まれています。
まさに全国一位という結果に相応しいレシピに仕上がってます（＾ー＾　）おめでとうございます！

・準優勝　表情豊かなポーカーフェイス「秦 こころ」
準優勝はこころです。
今期の序盤から環境を支え、既に研究され尽くされたパートナーではありますが、この結果からもまだまだ現役であることが伺えます。
採用カードに目新しいものはありませんが、だからこそデッキパワーとプレイヤーの腕で勝ち進んで来たのだと思います。
惜しくも優勝を逃したものの、優勝を狙えるパートナーだったことは間違いないです（・へ・　）おめでとうございます！

・3位　"艦橋要員""砲雷科"砲撃ハイテンション「西崎 芽依」
3位は最多の西崎です。
こころと同じく今期を支えたパートナーで、特筆する事は無いです。
ここまで勝ち進んだ西崎というパートナー、そしてプレイヤーの実力に賞賛を（・人・　）おめでとうございます！

・4位　気高く貴き存在「ベアトリス」
4位はベアトリスです。
簡易考察でも述べた通り、非常に難しいパートナーではありますが、それを使いこなし、ここまで勝ち進んだ実力はホンモノです。
スバルネームは項羽互換に絞り、『してあげたくてしたこと「エミリア」＆「ナツキ・スバル」』を採用するなど、渋いチョイスが光る構築センスはなかなか真似できません。
決勝リーグこそ全敗という結果ですが、扱いの難しいパートナーを選び、ここまで登りつめたプレイヤーの実力に賞賛を（；人；　）おめでとうございます！


○総括
2016年を締めくくるに相応しい実力を備えたプレイヤー達が集まっていた全国決勝でした。
優勝こそ壱弥でしたが、どのパートナー/プレイヤーも優勝を狙える位置にいたと思わされるくらい、実力も拮抗していたと思います。

…あわよくば、僕もその場に居たかったです（；人；　）来年は頑張ります。。


以上です。お疲れ様でした。また来年もよろしくお願いします！