価値がないことに価値がある駄文

久しぶりのレビュー投稿ですね。


最近はパッとしたゲームが無かったのでなかなか書く機会もありませんでしたが、今回は自分が支持するブランドのSAGAPLANETSの作品なので、発売早々攻略してみました。



まぁ、こんな話聞いても面白くないでしょうから、さっさとレビューに移ります。




各10点満点で評価。



世界観：8点
音楽：9点
シナリオ：8点
グラフィック：9点
ボイス：7点
システム：8点

総評：8.5点




世界観
まぁ、よくある下町風景ですね。
よくある設定ながら、人間関係が結構重要になってくるゲームなので、このような舞台はぴったりではないでしょうか。ヒロインと同じ長屋に住んでいるというのはありそうで意外に無いちょっと特殊な設定です。
幼馴染同士というところなので同じ屋根の下･･･というのは結構話を広めやすいかと思いましたが･･･意外に役に立てて居なかったような気はします。まぁ長屋という条件が重要になってくるのは最初と最後ですから･･･



音楽
決まり文句の如く、場面に合った作曲、チョイスは出来ていました。
耳には残りにくい地味な感じはしますが、ストーリーや会話を邪魔しない自然なメロディーが多かったような気がします。変に目立ったりするよりは、こちらの方が断然良いですし、物語に集中できるのは評価に値する点です。
･･･ですが、やはりここはBGMよりヴォーカル曲の評価が大半です。
主題歌、挿入歌はもちろんのこと･･･

ぱぱら～



シナリオ
まぁ月・宇宙・池(湖)・過去(子供時代)が重要になってくる(キーワード)半ば幻想物語でしょうか。
月を題材に持ってくる作品は久しぶりな気がします。
ですがシナリオの本筋に関わってくるのは一部ヒロインとTRUEだけなので、それ以外は至ってスタンダードな学園物ですね。
ループ物ではありませんが、各ヒロインルートを通して様々な伏線・情報を集めてTRUEで答え合わせ･･･といった近代の流行の形です。
そこまでシナリオの深さはありませんが、このタイプはよく考察したり推理しながらプレイすると楽しいかもしれません。
辻褄は大体合ってますし、すんなり理解は出来ると思います。
主人公の活躍ぶりがとても目立ち、流れのよさを感じました。もちろん、ヒロインも負けないくらい努力している姿が良かったです。
ただ、一部理解に苦しむ点や、無理矢理な感じを否めない点も無いわけではないので若干減点ではあります(ネタバレになるので内容は割愛)。



グラフィック
今まで通り、十分な見易さと美しさです。
まぁSAGAPLANETSの一番の売りはここなような気がするので当然といえば当然ですね。
背景も十分に舞台を表現してくれていますし、ヒロインのCGもバランスが取れていてとても良かったです。
最近はキャラ絵重視のキャラゲーが大増殖している中、シナリオの完成度とこの絵のクオリティを持つのはこのブランドの売りだと思います。

まぁ、複数原画師の弱点ではありますが、描いた人によってかなり差があるのは気になりました。ほんたにかなえ氏一本でもいいのではないでしょうか。



ボイス
･･･何といったらいいのか分かりませんが、努力賞というでした。
佐本二厘氏などベテラン声優の方々こそ上手でしたが、まだ経験の浅い声優の方々はさすがに格差を感じました(仕方ないことですが)。
棒読み感がちょっと強かったかもしれません。
逆を言えば、そんな初々しさが親近感を湧かせ、キャラに愛着が湧く理由にもなっていると思います。
ベテラン声優の方々の努力と半新人声優の方々への今後の成長に期待してちょっと点数上げました。



システム
特に言うことはないですね。
よくあるバリエーションで、これといって特徴も無いスタンダードなスペックで、不自由はありませんでした。
もうすこし動作が軽いといいですね。



総評
買って損は無い、誰にでも楽しめるであろう万人向けの作品です。
至って主人公が自然な性格をしているので感情移入もしやすいと思います。まぁ言ってしまえばいつものSAGAPLANETSといったところでしょうか。
前作のナツユメナギサをプレイ済みの方はそこまで期待しないでプレイしたほうがいいと思います。前作ほど完成度の高い作品ではないので･･･
シナリオよりヴォーカル曲の印象の方が強い気もしますが･･･(何)

沙弥ルート挿入歌も凄い中毒性ですが、やっぱり･･･



ぱぱら～





さてこのゲームですが推奨攻略順があります。


翼→命→いちか→沙弥→各サブヒロイン→TRUE


翼と命は逆順でも構いませんが、自分は上記を推奨です。
いちかと沙弥で逆順もアリですが、やはり上記推奨。
沙弥といちかは翼と命の前に絶対にやらないでください。味気無くなります。
各サブヒロインをメイン4人に挟むのもアリですが、シナリオが大変薄いので、流し程度に最後に処理したほうがいいと思います。英子・佳子ルートは最後の方がいいかも。色々激しいので。

各ヒロインのルートに進むには各ヒロインを選択し続ければ問題ありません。時々トラップのようにフラグを一発で折る選択肢もあるので注意。






そういえばLyceeでも近日ビジュアルアーツ7.0が発売されますね。
前回6.0が発売してからそんなに経っていないのですが、ビジュアルアーツは参加ブランドが大変多いので、作品には困らない上に人気作が多いので出さざるを得ないのでしょうね。


勿論今回も作品別コレクションをやるつもりです。

やはりキサラギGOLD★STARで1ページ埋めたいですね。
ネオパラもあるでしょうから金銭が心配です。
12月1日にはモンハン3rdも発売されるので金欠は免れないですね･･･




さて、今回はこのあたりにしておきましょう。

長文でしたがお読み頂き、ありがとう御座いました。
次はラブカミいってみようかと思います。



･･･あれ？Will(PULLTOP)ってLyceeで出るような･･･